転送情報のフォーマット

転送情報は、転送情報マスタと転送詳細条件の2種類のレコードから構成されます。フォーマットは以下のとおりです。

各項目の説明はリンク先を参照してください。

表の「管理情報リファレンスの項目名」で、

  • (*1)の付いた項目は管理情報収集配布機能で配布時に使用される項目です。表の下の「配布時に使用される項目」を参照してください。
  • (*2)の付いた項目は現在のHULFT-HUBでは使用されていない項目です。
  • (*3)の付いた項目は管理情報収集配布機能での指定方法が画面からの設定方法と異なる項目、または画面には表示されない項目です。表の下の「配布時に使用される項目」を参照してください。

転送情報は、配布先がHULFT-HUB Serverの場合に配布可能です。

 

転送情報マスタ

転送情報マスタは、転送情報の基本部分です。1つのファイルIDに対して1回だけ出力されます。

37列 (列1は常に“transferMaster”です)

タイトル(英語) タイトル(日本語) 管理情報リファレンスの項目名 指定要否
1 transferMaster-title transferMaster-title
2 ServerName 配布先サーバ名 配布先サーバ名 (*1)
3 ServerServiceName 配布先サービス名 配布先サービス名 (*1)
4 TransferSourceHostName 転送元ホスト名 転送元ホスト名 (*1)
5 TransferSourceServiceName 転送元サービス名 転送元サービス名 (*1)
6 FileID ファイルID ファイルID
7 DispName ファイル表示名 ファイル表示名
8 Comment コメント コメント
9 TransferType 転送区分 転送区分
10 MultcastError 同報配信異常時の扱い 同報配信異常時の扱い
11 MultcastErrorCondition 同報配信異常扱いの条件 同報配信異常扱いの条件
12 AccumulationCondition 蓄積条件 蓄積条件
13 AccumulationContinuationCondition 継続条件 継続条件
14 AccumulationDeleteStandardType 蓄積ファイル削除基準 蓄積ファイル削除基準
15 DataVerify データ検証 データ検証
16 ExpireDate 保管期限 保管期限 (*3)
17 KeepCycle 期間 期間 (*3)
18 GenerationFlag 保管世代管理 保管世代管理
19 GenerationMax 保管世代管理数 保管世代管理数
20 SendOrderType 追越禁止 追越禁止
21 SuccessJobflowID 蓄積後正常時ジョブフローID 蓄積後正常時ジョブフローID
22 FailureJobflowID 蓄積後異常時ジョブフローID 蓄積後異常時ジョブフローID
23 SyncJobflow 完了通知 完了通知
24 CryptOptionFlag 暗号・オプション使用 (*2)
25 CryptKey 暗号キー 暗号キー
26 DisplayFlag 画面表示フラグ (*2)
27 EBCDICSet EBCDICセット EBCDICセット
28 MbInterval 転送間隔(ms) 転送間隔
29 SndHostPort 配信側要求受付ポート番号 配信側要求受付ポート番号
30 SystemDependence データ検証システム依存 データ検証システム依存 (*3)
31 SendRequest 未送出データ不在時の送信要求の扱い 未送出データ不在時の送信要求の扱い
32 TransferReturnNotice 蓄積完了時、配信への転送結果通知 蓄積完了時、配信への転送結果通知
33 RoutingArrange 配信側宛先区分 配信側宛先区分
34 ReceiveHostType 集信側ホスト種別 集信側ホスト種別
35 ReceiveTransferCodeSet 集信側転送コードセット 集信側転送コードセット
36 BusinessGroupID 業務グループID 業務グループID
37 ProcessMode 処理区分 処理区分 (*)

◎:インポート時に値が必須

○:インポート時に値が省略可(省略時は""を指定)

△:クライアントの「高強度暗号強制モード」が“有効”の場合はインポート時に値が必須、“無効”の場合は省略可(省略時は""を指定)

―:インポート時に値が不要(""を指定)、エクスポート時にも""を出力

【注意】 「暗号キー」に不適切な値が設定されていた場合、エクスポートすると“%ERROR”と出力されます。この状態ではインポートできないため、適切な値に変更してください。クライアントの「高強度暗号強制モード」の設定によって「暗号キー」に設定できる値が変わります。詳細は管理情報リファレンスの各機種の配信管理情報の説明を参照してください。

転送詳細条件

転送詳細条件は、個々の転送先に関する情報です。1つのファイルIDに対して、含まれる転送先の数だけ繰り返し出力されます。

18列 (列1は常に“transferCondition”です)

タイトル(英語) タイトル(日本語) 管理情報リファレンスの項目名 指定要否
1 transferCondition-title transferCondition-title
2 ServerName 配布先サーバ名 配布先サーバ名 (*1)
3 ServerServiceName 配布先サービス名 配布先サービス名 (*1)
4 TransferSourceHostName 転送元ホスト名 転送元ホスト名 (*1)
5 TransferSourceServiceName 転送元サービス名 転送元サービス名 (*1)
6 FileID ファイルID ファイルID
7 TransferHostName 転送先ホスト名 転送先ホスト名
8 TransferServiceName 転送先サービス名 転送先サービス名
9 OverWriteFlag 転送元ホスト名書換要否 (*2)
10 TransferRule 通信設定 通信設定
11 SocketRetryCount ソケット接続リトライ回数 ソケット接続リトライ回数
12 SocketRetryTime ソケット接続リトライ間隔 ソケット接続リトライ待ち時間
13 SocketTimer ソケット通信応答待ち時間 ソケット通信応答待ち時間
14 EBCDICSet EBCDICセット EBCDICセット
15 ReceiveHostType 集信側ホスト種別 集信側ホスト種別
16 ReceiveTransferCodeSet 集信側転送コードセット 集信側転送コードセット
17 BusinessGroupID 業務グループID 業務グループID
18 ProcessMode 処理区分 処理区分 (*1)

◎:インポート時に値が必須

○:インポート時に値が省略可(省略時は""を指定)

―:インポート時に値が不要(""を指定)、エクスポート時にも""を出力

△:「通信設定」に“U”(ユーザ設定)を指定した場合はインポート時に値が必須、“S”(システムに依存)を指定した場合は不要(""を指定)

【注意】 1つのファイルIDに対して、転送情報マスタと転送詳細条件の列2~6の値は同一でなければなりません。列2~6の値を使って転送情報マスタと転送詳細条件を紐付けています。

配布時に使用される項目

配布先サーバ名

転送情報の配布先となるHULFT-HUB Serverのホスト名

配布先サーバのシステム動作環境設定で設定されたホスト名を指定してください。

配布先サービス名

転送情報の配布先となるHULFT-HUB Serverのサービス名

配布先サーバのシステム動作環境設定で設定されたサービス名を指定してください。

転送元ホスト名

転送の始点となるクライアントまたはサーバのホスト名

HULFT-HUB Serverに登録されたホスト名を指定してください。

転送元サービス名

転送の始点となるクライアントまたはサーバのサービス名

HULFT-HUB Serverに登録されたサービス名を指定してください。

処理区分

転送情報マスタまたは転送詳細条件に対する操作

UまたはDを指定してください。

設定値 操作
U 更新
指定したIDと同一IDの管理情報があった場合は上書きします。
D 削除
指定したIDが存在しなくてもメッセージは表示されません。

保管期限

蓄積完了または送出完了したデータを保管する期限の指定方法

「蓄積ファイル破棄基準」の値が、"蓄積完了から一定期間経過後に削除する"(2)または"送出完了から一定期間経過後に削除する"(3)のときに指定します。

保管期限に関する詳細は「HULFT-HUB マニュアル」の蓄積データの保管期限に関する説明を参照してください。

<表> 「保管期限」の設定値

設定値 説明
1 保管する日数を指定します。
2 保管する週数を指定します。
3 保管する月数を指定します。
4 削除する曜日を指定します。
5 削除する日を指定します。
6 削除する週と曜日を指定します。

期間

保管する期間または削除する日の指定

「保管期限(ExpireDate)」の設定に対応して設定する内容が変わります。

<表> 「期限」の設定値

「保管期限」の
設定値
「期間」の設定値
1 日数を“0”~“999”の範囲で指定します。
指定日数が経過した次の日に削除されます(“0”を指定した場合は蓄積日または送出日の翌日に削除)。
2 週数を“1”~“99”の範囲で指定します。
指定週数が経過した次の日に削除されます。
3 月数を“1”~“99”の範囲で指定します。
1か月の日数に関係なく、指定月数が経過した次の日に削除されます(2/1に蓄積または送出して“2”を指定した場合、4/2に削除)。
4 削除する曜日を“0001”~“0007”の範囲で指定します。毎週、指定した曜日に削除されます。
・0001:日曜日
・0002:月曜日
・0003:火曜日
・0004:水曜日
・0005:木曜日
・0006:金曜日
・0007:土曜日
5 削除する日を“1”~“31”の範囲で指定します。毎月、指定した日に削除されます。
6 最初の2バイトで削除する週を、次の2バイトで削除する曜日を指定します。
毎月、指定した週の指定した曜日に削除されます(“0107”を指定した場合は第1週の土曜日に削除)。
週:
・01:第1週
・02:第2週
・03:第3週
・04:第4週
・00:最終週
曜日:
・01:日曜日
・02:月曜日
・03:火曜日
・04:水曜日
・05:木曜日
・06:金曜日
・07:土曜日

データ検証システム依存

転送情報の「データ検証」と蓄積環境設定の「データ検証」のどちらの設定を使用するかの指定

<表> 「データ検証システム依存」の設定値

設定値 説明
0 (省略時の値) 蓄積環境設定の「データ検証」の設定を使用します。
1 転送情報の「データ検証」の設定を使用します。