集信側の管理対象外クライアントの管理情報の設定
XYZUNXは管理対象外(中継あり)クライアントなので、HULFT-HUB Managerから転送に必要な管理情報を設定することができません。XYZUNX上のHULFTを使用して管理情報を設定してください。
これまでABC商事博多営業所のクライアントHKT01WINと直接転送を行っていた場合、詳細ホスト情報と、詳細ホスト情報を格納していた転送グループ情報を変更する必要があります。また、集信管理情報も作成します。
XYZUNXの詳細ホスト情報には“HTK01WIN_30000”を登録します。
表3.17 詳細ホスト情報の設定内容
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ホスト名 |
HKT01WIN_30000 |
配信側クライアントのホスト名をポートNo.付きで指定します。 |
ホスト種 |
N(WindowsNT) |
HKT01WINのホスト種を指定します。 |
漢字コード種 |
S(SHIFT-JIS) |
HKT01WINが使用する漢字コード種を指定します。 |
JIS年度 |
1(83JIS) |
HKT01WINが使用する漢字コード種のJIS年度を指定します。 |
集信ポートNo. |
30000 |
HKT01WINのシステム動作環境設定の「集信ポートNo.」の設定値を指定します。 |
要求受付ポートNo. |
31000 |
HKT01WINのシステム動作環境設定の「要求受付ポートNo.」の設定値を指定します。 |
自ネットPROXYサーバ名 |
TKYSRV |
XYZUNXの管理元サーバのホスト名“TKYSRV”を指定します。 |
自ネットPROXYポートNo. |
40000 |
XYZUNXの管理元サーバであるTKYSRVのシステム動作環境設定の「ポートNo.」の設定値を指定します。 |
相手ネットPROXYサーバ名 |
XYZUNX |
自ホスト名を指定します。 |
相手ネットPROXYポートNo. |
30000 |
自ホストの集信ポートNo.を指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
詳細ホスト情報の各項目の詳細については、クライアントの「オペレーション・マニュアル」を参照してください。
HULFT-HUB Serverを経由する場合の設定値については、「HUB経由の転送で使用する詳細ホスト情報」を参照してください。
転送グループ情報には、「(1) 詳細ホスト情報」で作成した“HKT01WIN_30000”を登録します。ここでは、転送グループIDを“HKTGRP”とします。
表3.18 転送グループ情報の設定内容
項目 |
設定値 |
---|---|
転送グループID |
HKTGRP |
ホスト名 |
HKT01WIN_30000 |
(3) 集信管理情報
「管理対象外クライアントへ配信するための転送定義の作成」で作成した転送定義に対応する集信管理情報を作成します。
表3.19 集信管理情報の設定内容
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ファイルID |
SMPL03 |
転送定義のファイルIDと同じ値を指定します。 |
ファイル名 |
/user/data/rcv03.dat |
集信するファイル名を指定します。 |
登録モード |
R(置き換え) |
集信ファイルと同一名称のファイルが存在していた場合の取り扱いを選択します。 |
集信形態 |
S(単一集信) |
集信するファイルの集信形態を選択します。 |
異常時の処置 |
D(削除) |
転送処理が失敗した場合のファイルの処置を選択します。 |
世代管理 |
N(世代管理なし) |
集信ファイルが世代管理属性を選択します。 |
オーナー名 |
hulft |
ファイルの属性(ファイル作成者)を指定します。 |
グループ名 |
users |
ファイルの属性(グループ)を指定します。 |
転送グループID |
HKTGRP |
「(2) 転送グループ情報」で作成した転送グループIDを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
(4) ネットワークの設定
HULFT-HUB Serverを経由するため、XYZUNXが通信する相手ホストは配信側クライアント(HKT01WIN)ではなくHULFT-HUB Server(TKYSRV)となります。
hostsファイルやDNSの設定を変更して、ホスト名“TKYSRV”でHULFT-HUB Serverに接続できるようにしてください。
また、アウトバウンドのFirewallルールを設定してる場合は、HULFT-HUB Server(TKRSRV)のポートNo.(40000)宛の通信を許可するように設定してください。