管理対象外クライアントへ配信するための転送定義の作成
図3.78 に示すファイル転送を行うための転送定義を作成します。
今回の転送ファイルIDは“SMPL03”とします。表3.13 に示すフォーマット情報のフォーマットIDは、“SMPL03FM”とします。
作成の流れを下図に示します。集信側での操作については「集信側の管理対象外クライアントの管理情報の設定」を参照してください。

図3.83 転送定義作成の流れ
(1) ファイルIDを登録する
1. 転送情報ツリーから配信側クライアント(HKT01WIN)の[配信ファイル]をクリックし、[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックします。[転送ファイル登録]ダイアログが開きます。
2. 「ファイルID」に“SMPL03”を入力し、<登録>ボタンをクリックします。転送マップに配信側クライアント(HKT01WIN)が追加されます。
(2) 転送マップを作成する
1. 転送の相手となる管理対象外クライアントを集信側クライアントとして設定します。
[挿入]メニューから[クライアント]をクリックし、クライアント一覧から、集信側クライアントとしてXYZUNXを選択し、<選択>ボタンをクリックします。転送マップに、XYZUNXのアイコンが追加されます。
2. メニューバーの[経路設定]メニューから、[HUB経由]の[自動配置]をクリックします。転送マップ上に、HKT01WINからの転送要求をXYZUNXへ転送することを示す経路が矢印で表示されます。
(3) 配信側の転送定義の詳細を設定する
1. 配信側の情報を設定します。
表3.16 配信側転送定義の設定内容
項目 |
設定値 |
説明 |
---|---|---|
ファイル名 |
C:\user\data\snd03.txt |
配信するファイル名を指定します。 |
転送タイプ |
FORMAT |
「転送タイプ」を“フォーマット転送”とします。 |
コード変換 |
配信側 |
コード変換を配信側で行う場合に選択します。 |
M/フォーマットID |
SMPL03FM |
フォーマットIDを指定します。 |
その他の項目 |
デフォルト値 |
必須項目以外、未記入時は初期値が採用されます。 |
フォーマット情報は以下のようにして追加します。
1) 「転送タイプ」に“FORMAT”を選択した後、「M/フォーマットID」欄の右の<一覧>ボタンをクリックすると、フォーマット情報選択画面が表示されます。
2. 「フォーマットID」欄に“SMPL03FM”と入力し、<追加/更新>ボタンをクリックします。
3. 表3.13 に従ってフォーマット情報を入力し、ツールバーの<登録>ボタンをクリックします。

図3.84 フォーマット情報の登録
配信側の転送情報は以下のようになります。

図3.85 転送情報画面(基本設定)

図3.86 転送情報画面(拡張設定)
4. [ファイル]メニューから[適用]をクリックして、転送情報を保存します。