想定する転送

転送するファイルの「転送タイプ」を“フォーマット転送”として、配信と集信を行います。フォーマット転送で使用するフォーマット情報を下表に示します。

表3.13 配信フォーマット情報

項目

フォーマット情報

項目名

バイト数

項目タイプ

商品コード

ITEMCODE

8

X

商品名

ITEMNAME

30

N

単価

TANKA

5

9

数量

SURYO

2

S

金額

KINGAKU

7

S

備考

BIKO

28

M

 

また、ファイルのデータの内容を下表に示します。

表3.14 配信データ内容

商品コード

商品名

単価

数量

金額

備考

A4-SFLR

A4チューブファイルSタイプ

1150

20

23000

サイズA4-S 包装単位10/20

A4-SFLY

A4チューブファイルSタイプ

1150

30

34500

サイズA4-S 包装単位10/20

A4-VFLG

A4チューブファイルVタイプ

1000

-20

-20000

発注ミス

A4-CHL

A4クリアフォルダ

90

80

7200

包装単位5/200

A4-CBK

A4クリアブック

700

15

10500

ポケット枚数40

 

管理対象外クライアントへの配信と、管理対象外クライアントからの集信イメージを次の(1) (2) に示します。

(1) 管理対象外クライアント(XYZUNX)へ配信を行う場合

ABC商事博多営業所のクライアントHKT01WINにある“C:\user\data\snd03.txt”ファイルを、XYZ部品会社のクライアントXYZUNXに配信する。

配信されたファイルは“/user/data/rcv03.dat”に保存する。

図3.78 想定するネットワークと配信処理の流れ

(2) 管理対象外クライアント(XYZUNX)からの集信を行う場合

管理対象クライアント(HKT01WIN)から管理対象外のクライアント(XYZUNX)へ送信要求を行う。XYZUNXから“/user/data/snd03.dat”ファイルが、管理対象クライアント(HKT01WIN)へ転送されてくる。

集信したファイルは、HKT01WINで“C:\user\data\rcv03.txt”に保存する。

また、コード変換は集信側で行う。

図3.79 想定するネットワークと集信処理の流れ