HULFT-HUBによる蓄積データの送出方法
HULFT-HUB Serverに蓄積されたデータを送出する方法を説明します。
(1) 管理画面・ユーティリティによる送出
HULFT-HUB Managerの管理画面から、蓄積データに対して送出要求または強制送出要求を発行すると、蓄積データを送出できます。管理画面からの送出要求・強制送出要求の発行方法に関してはHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。
転送先クライアントが保留中の場合、送出要求では蓄積データを転送することができませんが、強制送出要求では転送することができます。
クライアントの保留については「クライアント保留」を参照してください。
また、HULFT-HUB Serverの送出指示ユーティリティを使用して要求発行することにより、蓄積データを送出することもできます。送出指示ユーティリティの使用方法に関しては「HULFT-HUB Server マニュアル」を参照してください。

図2.27 HULFT-HUB Serverからの送出
(2) 自動送出
HULFT-HUB Serverでは、クライアントの状況に応じて、蓄積データを自動で送出します。

図2.28 HULFT-HUB Serverからの自動送出
蓄積環境設定画面で自動送出する設定にしている場合は、ステータスが“送出異常”である転送の集信側クライアントについて、以下のいずれかのタイミングで蓄積データが自動的に送出されます。
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HULFT-HUB Managerの管理画面でクライアント保留を解除したとき
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HULFT-HUB Serverがクライアントの起動を検知したとき
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ステータスが「送出異常」であるクライアントの蓄積データは、HULFT-HUB Serverのクライアント保留/解除ユーティリティで保留解除した場合は自動送出されません。自動送出されるのは、HULFT-HUB Managerから保留解除した場合だけです。
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隣接サーバのクライアントには、手動での送出要求を行う必要があります。
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未起動かつ保留中のクライアントの起動が稼動監視によって検知されたときも、そのクライアントに対して送出発行が行われます。なお、転送モニタ画面のステータスは「保留解除待ち」となります。
(3) ジョブフローによる送出
蓄積ファイルを送出するジョブフローをHULFT-HUB Serverに設定している場合に、ジョブフローの起動の契機となる事象が発生したとき、蓄積データを転送します。
ジョブフローの詳細については「ジョブフロー機能」を参照してください。

図2.29 ジョブフローで配信