ログ出力
(1) ログの種類
GUIクライアントのログには以下の種類があります。
-
動作履歴
GUIクライアントの各種動作の履歴 -
転送履歴
ダウンロードおよびアップロードの履歴
上記のログはログ出力設定ファイル(logback.xml)の設定に基づいて出力されます。
初期設定は以下のようになっています。
項目 |
初期設定 |
|
---|---|---|
動作履歴 |
||
|
出力先のファイル名 |
../logs/hcgui.log |
ファイルの最大サイズ |
10MB |
|
最大サイズを超えた場合の バックアップファイル名 |
../logs/hcgui.log.x(xは“0”~“9”) |
|
出力レベル |
INFO(*1) |
|
転送履歴 |
||
|
出力先のファイル名 |
../logs/hcgui_transfer.log |
ファイルの最大サイズ |
2MB |
|
最大サイズを超えた場合の バックアップファイル名 |
../logs/hcgui_transfer.log.x(xは“0”~“9”) |
|
出力レベル |
INFO(*1) |
*1 |
: |
出力レベルに“INFO”を設定すると、メッセージレベルが“INFO”、“WARN”、“ERROR”のログが出力されます。 |
ログファイルのバックアップについて
-
ログファイルが最大サイズを超えると、ファイル名の末尾に“.0”が付いたファイルにリネームしてバックアップされ、ログ出力先のファイルが新規作成されます。
-
最大サイズを超えるたびに、末尾に“.1”、“.2”、……が付いたファイルに順次バックアップされます。“.9”までいくと、“.0”に戻って古いバックアップファイルが上書きされます。
(2) 出力内容
ログの出力内容は以下のとおりです。
a) 動作履歴
以下の内容が1行ずつ出力されます。
出力日時 [スレッドID] メッセージレベル クラス名 - メッセージ (ファイル名:行番号)
出力項目 |
出力内容 |
---|---|
出力日時 |
動作履歴を出力した日時 「YYYY-MM-DD HH:MM:SS.sss」形式 |
スレッドID |
ログを出力した処理のスレッドID |
メッセージレベル |
メッセージのレベル
|
クラス名 |
ログを出力したクラスのクラス名 |
メッセージ |
動作の内容を示すメッセージ |
ファイル名 |
ログを出力したソースのファイル名 |
行番号 |
ログを出力したソースの行番号 |
b) 転送履歴
以下の項目が区切り文字「,」、囲み文字なしのCSV形式で1行に出力されます。
転送履歴のメッセージレベルは、すべて“INFO”です。
出力項目 |
出力内容 |
---|---|
開始日 |
ダウンロードまたはアップロードの開始日 「YYYY/MM/DD」形式 |
開始時刻 |
ダウンロードまたはアップロードの開始時刻 「HH:MM:SS」形式 |
終了日 |
ダウンロードまたはアップロードの終了日 「YYYY/MM/DD」形式 |
終了時刻 |
ダウンロードまたはアップロードの終了時刻 「HH:MM:SS」形式 |
グループID |
ログインユーザのグループID |
ユーザID |
ログインユーザのユーザID |
ファイル名 |
ダウンロードまたはアップロードしたファイル名 |
種別 |
転送種別 “Upload”または“Download” |
ローカルパス |
ダウンロード時:「保存先」に指定したフォルダ アップロード時:アップロードしたファイルが格納されていたフォルダ |
対象フォルダ |
ダウンロード時またはアップロード時に「対象フォルダ」に指定したフォルダ |
ステータス |
転送結果 “SUCCESS”、“ERROR”、または“CANCEL” |
完了コード |
転送の完了コード(成功した場合は0) GUIクライアント側でエラーが発生した場合は「----」が出力されます。 |
サイズ |
ファイルサイズ 成功した場合はダウンロードまたはアップロードしたファイルのサイズ エラーまたはキャンセルの場合はブランク |
処理識別子 |
処理を識別する34バイトの16進数 HULFT-WebFileTransferのサーバ側の処理識別子と紐付いています。 |
メッセージ |
転送結果を示すメッセージ |
(3) 設定方法
ログ出力設定ファイル(logback.xml)は、「準備作業」の「(4) ファイル構成」で説明したフォルダに格納されています。設定を変更するには、XMLエディタ等でログ出力設定ファイル(logback.xml)を編集してください。
ログ出力設定ファイル(logback.xml)についての詳細は、以下のWebサイトを参照してください。
設定個所は以下の下線部分です。
