準備作業
GUIクライアントを利用するには、以下に説明する準備作業が必要です。
(1) HULFT-WebFileTransferのバージョン確認
GUIクライアントで接続可能なHULFT-WebFileTransferのバージョンは、HULFT-WebFileTransfer Ver.1.6.0以降です。
(2) 格納フォルダの確認
GUIクライアントは以下のフォルダに格納されています。
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格納フォルダ |
フォルダ |
説明 |
|---|---|---|
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提供媒体\TOOL\GUI |
hcgui\bin |
実行ファイルが格納されたフォルダ |
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hcgui\conf |
設定ファイルが格納されたフォルダ |
GUIクライアントを利用するマシンの任意のフォルダに提供媒体\TOOL\GUI\hcguiフォルダをフォルダ構成ごとコピーしてください。
GUIクライアントを削除する場合は上記のコピー先フォルダ内のフォルダとファイルを削除してください。
GUIクライアントのファイル構成は以下のようになります(起動後に作成されるファイルおよびフォルダも含みます)。
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フォルダ名/ファイル名 |
格納および作成されるファイル |
作成 タイミング |
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|---|---|---|---|---|---|---|
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hcgui |
「(3) ファイルのコピー」でコピー先に指定したフォルダ |
コピー時 |
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assets |
カスタマイズ用の各ファイルが格納されたフォルダ |
コピー時 |
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locale |
画面カスタマイズ定義ファイルが格納されたフォルダ |
コピー時 |
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en_US |
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コピー時 |
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scrn_definition.xml |
英語用の画面カスタマイズ定義ファイル |
コピー時 |
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ja_JP |
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コピー時 |
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scrn_definition.xml |
日本語用の画面カスタマイズ定義ファイル |
コピー時 |
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logo.gif(*1) |
ロゴのイメージファイル |
コピー時 |
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bin |
実行ファイルが格納されたフォルダ |
コピー時 |
||||
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hcgui.jar |
GUIクライアントの実行ファイル |
コピー時 |
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start.bat |
GUIクライアント起動用バッチファイル (クライアント証明書を使用しない場合) |
コピー時 |
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start_cert.bat |
GUIクライアント起動用バッチファイル (クライアント証明書を使用する場合) |
コピー時 |
||||
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conf |
設定ファイルが格納されたフォルダ |
コピー時 |
||||
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initialization.properties |
GUIクライアントの動作環境設定が格納されたファイル |
初回起動時 |
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logback.xml |
GUIクライアントのログ出力設定ファイル |
コピー時 |
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logs(*2) |
ログが出力されるフォルダ |
ログ出力時 |
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hcgui.log(*2) |
GUIクライアントの動作履歴 |
ログ出力時 |
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hcgui_transfer.log(*2) |
アップロードおよびダウンロードの転送履歴 |
ログ出力時 |
||||
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temp |
テンポラリファイル |
初回起動時 |
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各種ファイル |
作業用ファイルやロックファイルなど |
起動時 |
|||
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*1 |
: |
必要に応じて180ドット×45ドットのGIFファイルを作成してください。起動時にこのファイルがあると、GUIクライアントの画面上にHULFT-WebFileTransferのロゴの代わりに表示されます。 |
|
*2 |
: |
フォルダ名およびファイル名は初期値です。「logback.xml」を編集すると、これらのフォルダ名およびファイル名を変更できます。 |
(5) クライアント証明書の設定
ログイン時にクライアント証明書を使用して認証する場合、“start_cert.bat”を編集して、下記の環境変数にクライアント証明書の情報を設定してください。
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環境変数名 |
設定内容 |
|---|---|
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KEY_STORE |
クライアント証明書(pkcs12形式)のフルパス |
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KEY_STORE_PASS |
上記のクライアント証明書のパスワード |
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TRUST_STORE |
認証局の証明書のフルパス(*1) |
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TRUST_STORE_PASS |
上記の認証局の証明書のパスワード |
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*1 |
: |
省略した場合は、“%JAVA_HOME%/jre/lib/security/cacerts”が使用されます。Java11の場合は“%JAVA_HOME%/lib/security/cacerts”となります。この場合、TRUST_STORE_PASSにはキーストアのパスワードを指定します。 |
以上で準備作業は完了です。