準備作業

GUIクライアントを利用するには、以下に説明する準備作業が必要です。

(1) HULFT-WebFileTransferのバージョン確認

GUIクライアントで接続可能なHULFT-WebFileTransferのバージョンは、HULFT-WebFileTransfer Ver.1.6.0以降です。

(2) 格納フォルダの確認

GUIクライアントは以下のフォルダに格納されています。

表3.2 GUIクライアント格納フォルダと提供ファイル

格納フォルダ

フォルダ

説明

提供媒体\TOOL\GUI

hcgui\bin

実行ファイルが格納されたフォルダ

hcgui\conf

設定ファイルが格納されたフォルダ

(3) ファイルのコピー

GUIクライアントを利用するマシンの任意のフォルダに提供媒体\TOOL\GUI\hcguiフォルダをフォルダ構成ごとコピーしてください。

= 備考 =

GUIクライアントを削除する場合は上記のコピー先フォルダ内のフォルダとファイルを削除してください。

(4) ファイル構成

GUIクライアントのファイル構成は以下のようになります(起動後に作成されるファイルおよびフォルダも含みます)。

表3.3 フォルダ構成

フォルダ名/ファイル名

格納および作成されるファイル

作成

タイミング

hcgui

「(3) ファイルのコピー」でコピー先に指定したフォルダ

コピー時

 

assets

カスタマイズ用の各ファイルが格納されたフォルダ

コピー時

 

locale

画面カスタマイズ定義ファイルが格納されたフォルダ

コピー時

 

en_US

 

コピー時

 

scrn_definition.xml

英語用の画面カスタマイズ定義ファイル

コピー時

ja_JP

 

コピー時

 

scrn_definition.xml

日本語用の画面カスタマイズ定義ファイル

コピー時

logo.gif(*1)

ロゴのイメージファイル

コピー時

bin

実行ファイルが格納されたフォルダ

コピー時

 

hcgui.jar

GUIクライアントの実行ファイル

コピー時

start.bat

GUIクライアント起動用バッチファイル

(クライアント証明書を使用しない場合)

コピー時

start_cert.bat

GUIクライアント起動用バッチファイル

(クライアント証明書を使用する場合)

コピー時

conf

設定ファイルが格納されたフォルダ

コピー時

 

initialization.properties

GUIクライアントの動作環境設定が格納されたファイル

初回起動時

logback.xml

GUIクライアントのログ出力設定ファイル

コピー時

logs(*2)

ログが出力されるフォルダ

ログ出力時

 

hcgui.log(*2)

GUIクライアントの動作履歴

ログ出力時

hcgui_transfer.log(*2)

アップロードおよびダウンロードの転送履歴

ログ出力時

temp

テンポラリファイル

初回起動時

 

各種ファイル

作業用ファイルやロックファイルなど

起動時

*1

:

必要に応じて180ドット×45ドットのGIFファイルを作成してください。起動時にこのファイルがあると、GUIクライアントの画面上にHULFT-WebFileTransferのロゴの代わりに表示されます。

*2

:

フォルダ名およびファイル名は初期値です。「logback.xml」を編集すると、これらのフォルダ名およびファイル名を変更できます。

(5) クライアント証明書の設定

ログイン時にクライアント証明書を使用して認証する場合、“start_cert.bat”を編集して、下記の環境変数にクライアント証明書の情報を設定してください。

表3.4 設定が必要な環境変数

環境変数名

設定内容

KEY_STORE

クライアント証明書(pkcs12形式)のフルパス

KEY_STORE_PASS

上記のクライアント証明書のパスワード

TRUST_STORE

認証局の証明書のフルパス(*1)

TRUST_STORE_PASS

上記の認証局の証明書のパスワード

*1

:

省略した場合は、“%JAVA_HOME%/jre/lib/security/cacerts”が使用されます。Java11の場合は“%JAVA_HOME%/lib/security/cacerts”となります。この場合、TRUST_STORE_PASSにはキーストアのパスワードを指定します。

 

以上で準備作業は完了です。