注意点
共通の注意点は「コマンド共通の注意点」を参照してください。
アップロードコマンドに固有の注意点は以下のとおりです。
フォルダのアップロード
「-upload_file」にフォルダ名を指定した場合、フォルダ内のファイルが1ファイルに圧縮されてアップロードされます。
ZIPファイルのファイル名
圧縮してアップロードする場合、登録ファイル名の後に“.zip”を付けたものがZIPファイルのファイル名になります。ただし、登録ファイル名の拡張子が“.zip”だった場合は、登録ファイル名がそのまま使用されます。
登録ファイル名 |
ZIPファイル名 |
---|---|
Report |
Report.zip |
Summary.zip |
Summary.zip |
ZIPファイルの最大サイズ
扱えるZIPファイルの最大サイズは4GBです。
AES256暗号
HULFT-WebFileTransferは暗号化ライブラリにJCE を使用しています。
暗号タイプ(client_cipher_type)に“1”(AES-256bit暗号)を設定する場合、Javaの暗号強度制限が設けられているとアップロードに失敗します。
最新のJavaであれば制限が解除された状態のため問題ありませんが、古いバージョンのJavaの場合制限が設けられたままのことがあります。この場合、コマンドクライアントを導入する環境のJavaに対し、暗号強度制限を解除する必要があります。
制限を解除する方法については、Javaのドキュメントを参照してください。
暗号化
暗号フラグ(client_cipher_flag)を“true”に設定してファイルをアップロードした場合、復号するためには暗号フラグ(client_cipher_flag)、暗号タイプ(client_cipher_type)、暗号キー(client_cipher_key)に同じ値を設定してダウンロードコマンドを使用する必要があります。
標準提供のブラウザインタフェースまたはGUIクライアントでダウンロードした場合、復号はされません。
排他処理
コマンド実行中は、アップロード対象のローカルファイルに対して書き込み、削除、リネームを行わないでください。