コマンド共通の注意点

(1) 二重ログインエラー

コマンドクライアントは、実行時には設定ファイルに記述されたユーザでログインします。そのため、標準で提供するブラウザインタフェース、コマンドクライアント、またはユーザが独自に作成したクライアントで、異なるホストから同一ユーザがすでにログインしている場合は、二重ログインエラーになります。

(2) ワークファイル

コマンドクライアントは実行時にワークファイルを作成します。特にアップロードコマンドとダウンロードコマンドでは、対象ファイルと同程度のサイズのワークファイルが作成される場合があるため、ディスクの空き容量に注意してください。

また、ワークファイルはコマンドクライアント導入フォルダの\temp\に作成されます。ワークファイルのパス名は最大で108バイト程度になるため、ワークファイルのフルパスが長くなりすぎないように、コマンドクライアント導入フォルダを選択してください。

注意

コマンドクライアントの実行完了後もワークファイルが残っている場合は、手動で削除してください。

(3) CSV出力

履歴情報を取得するコマンドで、出力形式にCSVを選択した場合の注意点は以下のようになります。

  • 区切り文字は“,”で、囲み文字は使用しません。

  • 出力項目の値に以下の文字が含まれていた場合は、“\”と組み合わせた形で出力されます。

表3.5 実際にCSV出力される文字列

項目中の文字

出力される文字列

,

\,

\

\\

改行

\n

(4) パラメータ指定

パラメータの指定値に「-」(ハイフン)ではじまる値を指定することはできません。ハイフンではじまる値を指定した場合はエラーになります。

(5) コマンドクライアントの中止

コマンドクライアントには処理を中止するためのキャンセル機能がありません。コマンドクライアントの処理を中止するには、OS等の機能で処理を強制終了する必要があります。

(6) コマンドクライアントのバージョン確認

以下のパラメータでコマンドクライアントを実行すると、コマンドクライアントのバージョンを確認できます。

java -jar hccommand.jar -version

表3.6 バージョン確認時の表示

HULFT-WebFileTransferのバージョン

バージョン確認時の表示

V1.4.0以降

hccommand version バージョン番号

出力例)

hccommand version 1.4.0

注意

上記パラメータ(-version)はHULFT-WebFileTransferVer.1.4.0以降に対応しています。Ver.1.4.0未満のコマンドクライアントに対して上記パラメータを使用したバージョン確認を行うと、以下のエラーが出力されますが、この場合でもコマンドクライアントの更新は可能です。

出力例)

ERROR:20001 (パラメータエラーです。cmdパラメータの指定が不正です)

(7) クライアント証明書の使用

設定ファイルのlogin_type(ログイン方法)に“1”(クライアント証明書)または“2”(ID/パスワード+クライアント証明書)を指定する場合、クライアント証明書を使用するためにJavaのシステムパラメータを設定する必要があります。

表3.7 クライアント証明書を使用する際に設定するJavaのシステムパラメータ

パラメータ名

設定内容

javax.net.ssl.keyStore

クライアント証明書(pkcs12形式)のフルパス

javax.net.ssl.keyStorePassword

上記のクライアント証明書のパスワード

javax.net.ssl.keyStoreType

“pkcs12”

javax.net.ssl.trustStore

認証局の証明書のフルパス(*1)

javax.net.ssl.trustStorePassword

上記の認証局の証明書のパスワード

*1

:

省略した場合は、“%JAVA_HOME%/jre/lib/security/cacerts”が使用されます。Java11の場合は“%JAVA_HOME%/lib/security/cacerts”となります。この場合、javax.net.ssl.trustStorePasswordにはキーストアのパスワードを指定します。

 

以下にバッチファイルの例を示します。

1|echo off
2|echo "アップロードコマンド実行"
3| 
4|set JAVA_OPT_KEYSTORE=-Djavax.net.ssl.keyStore=C:\project\webft\webftCA\user\client.p12 -Djavax.net.ssl.keyStorePassword=xxxxxxxx -Djavax.net.ssl.keyStoreType=pkcs12
5|set JAVA_OPT_TRUSTSTR=-Djavax.net.ssl.trustStore=C:\project\webft\webftCA\cacert\cacerts -Djavax.net.ssl.trustStorePassword=changeit
6|set JAVA_JAR=-jar C:\project\webft\tool\hccommand\hccommand.jar
7| 
8|java %JAVA_OPT_KEYSTORE% %JAVA_OPT_TRUSTSTR% %JAVA_JAR% -config_https.xml -cmd upload -parent_object_path %1 -upload_file %2

 

= 備考 =
  • 長い行を折り返して表示しています。どこまでが1行かは左側の行番号で判断してください。行番号は実際のファイルには含まれません。

  • 下線部分は環境に合わせて修正してください。