高セキュリティ設定

(1) システム動作環境設定

HULFT-WebFileTransferではシステム動作環境設定を変更することによってセキュリティレベルをカスタマイズすることができます。

以下にセキュリティレベル向上につながる、システム動作環境の設定を説明します。

  • 「ユーザIDとパスワードの入力規則」を設定します。

  • 「ユーザIDの有効期限」、「パスワードの有効期限」、「ロックアウト規則」、「パスワード変更履歴」、「パスワード変更禁止期間」を設定します。

  • 「SSL通信の適用」を“適用する”に設定します。

  • 「アクセス制限」を設定します。

  • 「転送時のデータ検証の設定」を“データ検証する”に設定します。

  • 「ファイルの保存設定」を“暗号化して保存する”に設定します。

  • 「操作ログの出力選択」を“すべて”に設定します。

注意
  • 上記のカスタマイズは、導入環境によってはHULFT-WebFileTransferのパフォーマンスを引き下げる要因となります。

  • ハードウェアレベルやその他のアプリケーションレベルでのセキュリティの確保は、各メーカーが推奨する方法をお勧めします。

  • 各項目の設定方法は「HULFT-WebFileTransfer 操作ヘルプ」を参照してください。

誤ってSSLの設定を変更した場合

誤ってSSLの設定を変更してしまった場合は、「誤ってSSLの設定を変更してしまった場合の対処」を参照して対処してください。

(2) プロパティファイル

以下に、セキュリティレベル向上につながるプロパティファイル(env.properties)の設定を説明します。

  • tool.pathを設定します。

    ツールダウンロード設定の「ツール格納場所」にはtool.pathからの相対パスを使用します。

  • folderevent.app.command.pathを設定します。

    フォルダイベントのアプリ連携で実行するコマンド1、コマンド2、コマンド3に設定するコマンドのパスにはfolderevent.app.command.pathからの相対パスを使用します。