フォルダイベント情報

フォルダイベント情報をインポート/エクスポートする際のCSVファイルの形式は以下のとおりです。

フォルダイベントについては「HULFT-WebFileTransfer 操作ヘルプ」も合せて参照してください。

(1) 項目一覧

表C.7 フォルダイベント情報をインポート/エクスポートする際のCSVファイル形式

ヘッダ

設定項目(*1)

設定値

省略値(*2)

Address

登録先フォルダ

1024バイト以内の文字

Folder Event ID

フォルダイベントID

32バイト以内の英数字

Activate

フォルダイベントを有効にする

True,False

False

Type

実行対象のアクション
(転送種別)

0,1,3

0

Condition

実行対象のアクション
(適用条件)

0,1,2

0

Occurrence Condition

実行対象のすべてのユーザが転送を完了した後、フォルダイベントを実行する

0,1,2

0

Target Users

実行対象のユーザ

半角

ブランク

Trigger File

実行対象のファイル

255バイト以内の文字

ブランク

Synchronize

フォルダイベントと転送の同期

True,False

False

Schedule

スケジュール

True,False

False

Starting Date

開始日

YYYYMMDD形式

ブランク

Starting Time

開始時刻

HHMMSS形式

ブランク

Repeat

一回のみ/毎週

True,False

False

Event Day (Mon.)

True,False

False

Event Day (Tues.)

True,False

False

Event Day (Wed.)

True,False

False

Event Day (Thur.)

True,False

False

Event Day (Fri.)

True,False

False

Event Day (Sat.)

True,False

False

Event Day (Sun.)

True,False

False

Mail Interface

メール連携を行う

True,False

False

Prerequisite of Mail Interface

メール連携前提条件

0,2,3,4

0

TO

宛先

255バイト以内の半角

ブランク

CC

CC

255バイト以内の半角

ブランク

BCC

BCC

255バイト以内の半角

ブランク

Title

件名

512バイト以内の文字

ブランク

Text

本文

2048バイト以内の文字

ブランク

HULFT Interface

HULFT連携を行う

True,False

False

Prerequisite of HULFT Interface

HULFT連携前提条件

0,1,3,4

0

HULFT Transfer Type

種別

0,1

0

File ID

ファイルID

HULFTのVer.8.0以降と連携している場合には50バイト以内、それ以前のバージョンと連携している場合には8バイト以内の英数字

ブランク

Synchronous Transfer Request

同期転送要求

True,False

False

Synchronous Transfer Timeout

同期転送待ち時間

10~259200(単位:秒)

259200

Message

メッセージ0

50バイト以内の文字

ブランク

Long Message0(*4)

HULFTの拡張メッセージ0($MSGL0)

200バイト以内の文字

ブランク

Long Message1(*4)

HULFTの拡張メッセージ1($MSGL1)

200バイト以内の文字

ブランク

HULFT RCV Registration Type

登録方法(HULFT連携-集信)

0,1

0

Limit Downloads

ダウンロード回数

-1、1~9999(単位:回)

-1

Storing Period

保存期限

1~99999(単位:日)

(*3)

Application Interface

アプリ連携を行う

True,False

False

Prerequisite of Application Interface

アプリ連携前提条件

0,1,2,4

0

Command 1

コマンド1

1024バイト以内の文字

ブランク

Command 2

コマンド2

1024バイト以内の文字

ブランク

Command 3

コマンド3

1024バイト以内の文字

ブランク

Upload Target File

ターゲットファイルをアップロード

0,1

0

Moving To Another Folder

フォルダ移動を行う

True,False

False

Prerequisite of Moving Folder

フォルダ移動前提条件

0,1,2,3

0

Address In Destination

移動先フォルダ

1024バイト以内の文字

ブランク

Move Registration Type

登録方法(フォルダ移動)

0,1

0

Target File

イベントで使用するファイル

255バイト以内の文字

ブランク

Comment

コメント

255バイト以内の文字

ブランク

*1

:

フォルダイベント登録画面の同名の項目に対応しています。

*2

:

省略値が「―」となっているのは必須項目です。

*3

:

プロパティファイル(env.properties)の"fileupload.default.savelimit"に設定された値です。

*4

:

HULFTのバージョンがVer.8.0以降の場合にのみ指定できます。

(2) 各項目の説明

登録先フォルダ

フォルダイベントを登録するフォルダ(必須)

HULFT-WebFileTransfer上のフォルダのパスを1024バイト以内で指定します。

フォルダイベントID

登録するフォルダイベントを識別するID(必須)

32バイト以内で指定します。

フォルダイベントを有効にする

フォルダイベントID が有効か無効かの設定(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: 有効

False

: 無効

実行対象のアクション(転送種別)

フォルダイベントの対象となる転送の種別(省略時:0)

“0”、“1”、または“3”で指定します。

0

: アップロード

1

: ダウンロード

3

: スケジュール

実行対象のアクション(適用条件)

フォルダイベントを適用する条件(省略時:0)

“0”、“1”、または“2”で指定します。

0

: 転送正常時

1

: 転送エラー時

2

: 転送前

実行対象のすべてのユーザが転送を完了した後、フォルダイベントを実行する

アップロードまたはダウンロードが正常に完了するたびにイベントを実行するかどうかの設定(省略時:0)

“0”、“1”、または“2”で指定します。

0

: 実行対象のユーザのアップロードまたはダウンロードが正常に完了するたびに毎回イベントを実行

1

: 実行対象ユーザ全員のアップロードまたはダウンロードが正常に完了した時点で1回だけイベントを実行

2

: スケジュール設定に従ってイベントを実行

実行対象のユーザ

フォルダイベントの実行対象となるユーザ(省略時:ブランク)

指定したユーザがアップロードまたはダウンロードを行った場合にイベントが実行されます。

「グループID」または「グループID:ユーザID1/ユーザID2/…」の形で、「;」で区切って指定します。

例)グループ「g」の全員と、グループ「h」のユーザ「u」「v」、グループ「i」のユーザ「w」を指定する場合:

"g; h: u/ v; i:w"

実行対象のファイル

実行対象のファイル名(省略時:ブランク)

255バイト以内で指定します。

指定したファイル名とアップロードまたはダウンロードするファイル名が合致した場合にイベントが実行されます。完全一致に加えて、「*」(アスタリスク)を使用した前方一致または後方一致の指定が可能です。

ファイル名に関係なく常にイベントを実行する場合はブランクを指定します。

フォルダイベントと転送の同期

ファイル転送とフォルダイベントを同期するかどうかの設定(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: ファイル転送とフォルダイベントを同期する

False

: ファイル転送とフォルダイベントを同期しない

スケジュール

スケジュール実行可否(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

「実行対象のアクション(転送種別)」で“3(スケジュール)”を指定した場合は“True”を指定してください。

False

: 実行しない

「実行対象のアクション(転送種別)」で“0(アップロード)”または“1(ダウンロード)”を指定した場合は“False”を指定してください。

開始日

イベント適用開始日(省略時:ブランク)

スケジュール設定に従って1回のみイベントを実行する場合、実行日付を指定します。

スケジュール設定に従って毎週イベントを実行する場合、設定の適用を開始する日付を指定します。

YYYYMMDD形式で指定してください。

スケジュール設定に従ってイベントを実行する場合は必須です。

開始時刻

イベントの実行時刻(省略時:ブランク)

スケジュール設定に従ってイベントをする場合の実行時刻をHHMMSS形式で指定します。

スケジュール設定に従ってイベントを実行する場合は必須です。

一回のみ/毎週

イベントを実行する頻度(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを実行する場合、指定日時に1回だけ実行するか、指定日以降決まった曜日に繰り返し実行するかを“True”または“False”で指定します。

True

: 繰り返し実行する

False

: 1回だけ実行する

イベント発生日(月)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、月曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(火)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、火曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(水)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、水曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(木)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、木曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(金)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、金曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(土)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、土曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

イベント発生日(日)(省略時:False)

スケジュールに従ってイベントを繰り返し実行する場合、日曜日に実行するかどうかを“True”または“False”で指定します。

True

: 実行する

False

: 実行しない

メール連携を行う

メール連携可否(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: メール連携を実行する

False

: メール連携を実行しない

メール連携前提条件

メール連携実行の前提となるイベントを指定します(省略時:0)

0

: なし

2

: HULFT連携

3

: アプリ連携

4

: フォルダ移動

宛先

メールの宛先(省略時:ブランク)

有効なメールアドレスを1個あたり255バイト以内で指定します。「;」で区切って最大999個のアドレスを指定できます。

メール連携を行う場合は必須です。

CC

メールのCC(省略時:ブランク)

有効なメールアドレスを1個あたり255バイト以内で指定します。「;」で区切って最大999個のアドレスを指定できます。

BCC

メールのBCC(省略時:ブランク)

有効なメールアドレスを1個あたり255バイト以内で指定します。「;」で区切って最大999個のアドレスを指定できます。

件名

メールの件名(省略時:ブランク)

512バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用できます。HULFT-WebFileTransfer置換文字については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

本文

メールの本文(省略時:ブランク)

2048バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用できます。HULFT-WebFileTransfer置換文字については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

HULFT連携を行う

HULFT連携可否(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: HULFT連携を実行する

False

: HULFT連携を実行しない

HULFT連携前提条件

HULFT連携実行の前提となるイベントを指定します(省略時:0)

0

: なし

1

: メール連携

3

: アプリ連携

4

: フォルダ移動

種別

HULFT連携の配信、集信種別(省略時:0)

HULFT連携で配信と集信のどちらを実行するか指定します。HULFT連携を行う場合は必須です。

0

: 配信

1

: 集信

ファイルID

HULFT連携で使用するファイルID(省略時:ブランク)

連携先のHULFTに登録されているファイルIDを指定します。

HULFT連携を行う場合は必須です。

同期転送要求

HULFT連携で同期転送を指定するかどうかの設定(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: 同期転送を行う

False

: 同期転送を行わない

同期転送待ち時間

同期転送でタイムアウトするまでの待ち時間(省略時:259200)

動的転送を行う場合、“10”~“259200”の範囲の数値で指定します。

メッセージ0

HULFT連携で使用するメッセージ(省略時:ブランク)

HULFTの配信要求時または送信要求時にメッセージ送信機能で使用される「$MSG0」を50バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

メッセージ送信機能については、HULFTの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

HULFTの拡張メッセージ0($MSGL0)

HULFT連携で使用する拡張メッセージ(省略時:ブランク)

HULFTの配信要求時または送信要求時にメッセージ送信機能で使用される「$MSGL0」を200バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

メッセージ送信機能については、HULFTの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

HULFTの拡張メッセージ1($MSGL1)

HULFT連携で使用する拡張メッセージ(省略時:ブランク)

HULFTの配信要求時または送信要求時にメッセージ送信機能で使用される「$MSGL1」を200バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

メッセージ送信機能については、HULFTの「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

登録方法(HULFT連携-集信)

HULFT連携で集信したファイルの登録方法(省略時:0)

集信ファイルをHULFT-WebFileTransferに登録する際の登録方法を指定します。

0

: 新規作成

登録先フォルダに同名のファイルがあった場合はエラーになります。

1

: 上書き保存

登録先フォルダに同名のファイルがあった場合は上書きします。

ダウンロード回数

集信ファイルのダウンロード回数(省略時:-1)

HULFT連携で集信を行う場合、集信ファイルをHULFT-WebFileTransferに登録する際に設定されるダウンロード回数を“-1”、“1”~“9999”の範囲で指定します。

“-1”を指定した場合は、保存期限まで無制限にダウンロードできます。

保存期限

集信ファイルの保存期間(省略時:プロパティファイル(env.properties)の"fileupload.default.savelimit"に設定された値)

HULFT連携で集信を行う場合、集信ファイルをHULFT-WebFileTransferに登録する際に設定される保存期限を“1”~“99999”の範囲で指定します(単位:日)。

アプリ連携を行う

アプリ連携可否(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: アプリ連携を実行する

False

: アプリ連携を実行しない

アプリ連携前提条件

アプリ連携実行の前提となるイベントを指定します(省略時:0)

0

: なし

1

: メール連携

2

: HULFT連携

4

: フォルダ移動

コマンド1

アプリ連携で実行するコマンド(省略時:ブランク)

1024バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

アプリ連携を行う場合は必須です。

コマンド2

アプリ連携で実行するコマンド(省略時:ブランク)

1024バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

コマンド3

アプリ連携で実行するコマンド(省略時:ブランク)

1024バイト以内で指定します。

HULFT-WebFileTransfer置換文字を使用可能です。「HULFT-WebFileTransfer置換文字」については「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。

ターゲットファイルをアップロード

アプリ連携が正常終了した場合に、ターゲットファイルの上書きアップロードを実行するかを指定します(省略時:0)

0

: 実行しない

1

: 実行する

フォルダ移動を行う

フォルダ移動可否(省略時:False)

“True”または“False”で指定します。

True

: フォルダ移動を実行する

False

: フォルダ移動を実行しない

フォルダ移動前提条件

アプリ連携実行の前提となるイベントを指定します(省略時:0)

0

: なし

1

: メール連携

2

: HULFT連携

3

: アプリ連携

移動先フォルダ

移動先のフォルダ(省略時:ブランク)

HULFT-WebFileTransfer上のフォルダのパスを1024バイト以内で指定します。

フォルダ移動を行う場合は必須です。

登録方法(フォルダ移動)

フォルダ移動を行う場合の登録方法(省略時:0)

移動先フォルダにファイルを登録する際の登録方法を指定します。

0

: 新規作成

移動先フォルダに同名のファイルがあった場合はエラーになります。

1

: 上書き保存

移動先フォルダに同名のファイルがあった場合は上書きします。

イベントで使用するファイル

連携先のイベントで使用するファイル(省略時:ブランク)

「登録先フォルダ」直下のファイル名を255バイト以内で指定します。

以下の場合は必須です。

  • 実行対象ユーザ全員の転送が正常に完了した時点で、任意のイベントを実行する場合

  • 実行対象のユーザの転送が正常に完了するたびに、HULFT連携で集信を実行する場合

  • スケジュール設定に従ってイベントを実行する場合

コメント

補足情報としてフォルダイベントに関するコメント(省略時:ブランク)

255バイト以内で指定します。

(3) 注意点

標準提供のブラウザインタフェースでは、「実行対象のユーザ」はグループ単位で参照、更新されます。

「実行対象のユーザ」をユーザ単位で指定したデータをインポートしても、[フォルダイベント編集 -条件設定-]画面ではグループの全員がアクセス可能なように表示されます。そのまま[OK]をクリックして更新すると、グループ全員がアクセス可能になってしまうので、注意してください。

フォルダイベント情報に紐付けられた以下のフォルダおよび管理情報があらかじめ登録されている必要があります。

  • 「登録先フォルダ」に指定したフォルダ

  • 「実行対象のユーザ」に指定したグループIDを持つグループ情報

  • 「実行対象のユーザ」をユーザ単位で指定した場合、指定したユーザIDを持つユーザ情報

「メール連携を行う」、「HULFT連携を行う」、「アプリ連携を行う」、「フォルダ移動を行う」のうち、少なくとも1つは“True”に設定する必要があります。