グループ単位の設定

(1) 基本設定

グループ単位の「基本設定」では、システム動作環境設定IDとコメントを設定します。

表3.10 基本設定

設定項目

設定内容

システム動作環境設定ID

システム動作環境設定を識別するID(*1)

32バイト以内で指定します。

初期値:ブランク

コメント

補足情報としてシステム動作環境設定に関するコメント

255バイト以内で指定します。

初期値:ブランク

*1

:

グループ単位のシステム動作環境設定を新規登録または複製する場合のみ指定可能です。登録済みのシステム動作環境設定を変更する場合、システム動作環境設定IDは変更できません。

(2) ログイン設定

グループ単位の「ログイン設定」では、ユーザIDとパスワードの入力規則や、ユーザIDとパスワードの有効期限を設定することにより、ログイン認証におけるセキュリティの向上を図ることができます。

表3.11 ログイン設定

設定項目

設定内容

ユーザIDとパスワードの入力規則(複数選択可)

 

ユーザIDとパスワードが同じ場合はエラーにする

ユーザIDとパスワードが同じ場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる(初期値)

チェックなし

ユーザ登録可能

パスワードにユーザIDが含まれている場合はエラーにする

パスワードにユーザIDが含まれている場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる(初期値)

チェックなし

ユーザ登録可能

数字(0-9)だけのユーザIDはエラーにする

ユーザIDが数字だけの場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる

チェックなし

ユーザ登録可能(初期値)

数字(0-9)だけのパスワードはエラーにする

パスワードが数字だけの場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる

チェックなし

ユーザ登録可能(初期値)

英字(a-z,A-Z)だけのユーザIDはエラーにする

ユーザIDが英字だけの場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる

チェックなし

ユーザ登録可能(初期値)

英字(a-z,A-Z)だけのパスワードはエラーにする

パスワードが英字だけの場合の動作

チェックあり

ユーザ登録時にエラーとなる

チェックなし

ユーザ登録可能(初期値)

パスワードの下限文字数

パスワードの文字数の下限(単位:文字)

設定値:1~99

初期値:6

ユーザIDの有効期限

ユーザIDの有効期限(単位:日)

設定値:0~999(0の場合は無期限)

初期値:366

パスワードの有効期限

パスワードの有効期限(単位:日)

設定値:0~366(0の場合は無期限)

初期値:90

ロックアウト規則

指定した回数を連続してログインに失敗した場合、当該ユーザをロックアウトする(単位:回)

設定値:0~20(0の場合は無制限)

初期値:5

ロックアウト期間

ロックアウト状態を継続する期間(単位:分)

設定値:0~9999(0の場合は無期限)

初期値:60

パスワード変更履歴

パスワード変更履歴を保持する回数(単位:回)

パスワード変更時に、指定回数分の過去パスワードは再登録できません

設定値:0~20(0の場合は変更履歴を保持しない)

初期値:0

パスワード変更禁止期間

パスワードを変更してから、次にパスワードを変更できるようになるまでの期間(単位:日)

設定値:0~366(0の場合はいつでもパスワードを変更可能)

初期値:0

= 備考 =
  • IDとパスワードの認証に認証サーバを利用する場合、ログイン設定の以下の項目は無効になります。

    • ユーザIDとパスワードの入力規則

    • ユーザIDの有効期限

    • パスワードの有効期限

    • パスワード変更履歴

    • パスワード変更禁止期間

  • IDとパスワードの認証に認証サーバを利用する場合、ロックアウト対象のユーザは、HULFT-WebFileTransferに登録されているユーザです。
    認証サーバに登録されているユーザはロックアウトされません。

(3) ネットワーク設定

グループ単位の「ネットワーク設定」では、ユーザがHULFT-WebFileTransferにアクセスできる時間と、セッションタイムアウトを設定できます。

表3.12 ネットワーク設定

設定項目

設定内容

アクセス制限

 

ユーザがアクセスできる時間を設定する

ユーザがHULFT-WebFileTransferにアクセスできる時間の設定

チェックあり

アクセスできる時間を制限する

チェックなし

アクセスできる時間を制限しない(初期値)

受付時間

「ユーザがアクセスできる時間を設定する」をチェックした場合、ユーザがHULFT-WebFileTransferにアクセスできる時間を設定する

左に受付開始時刻を、右に受付終了時刻を指定

入力形式:HH:MM(24時間制)

初期値:ブランク

指定した時刻もアクセス可能時間に含まれます。

セッションタイムアウト

HULFT-WebFileTransferがレスポンスを返してからセッションを維持する時間(単位:分) (*1)

設定値:0~9999(0の場合はセッションタイムアウトしない)

初期値:30

*1

:

HULFT-WebFileTransferのセッションタイムアウトについては、「HULFT-WebFileTransferのセッションタイムアウトについて」を参照してください。