HULFT-WebFileTransferのセッションタイムアウトについて

HULFT-WebFileTransferは、ユーザごとに最後にレスポンスの送信が完了した日時を記録しています。記録された日時からシステム動作環境設定の「セッションタイムアウト」で設定した時間以内に同じユーザから次のリクエストを受け付けた場合は要求が処理されますが、「セッションタイムアウト」で設定した時間が過ぎていた場合はタイムアウトして認証エラーとなり、ログアウトされます。

図4.1 HULFT-WebFileTransferのセッション

1) HULFT-WebFileTransferはユーザAからのリクエストを受け付けます。

2) HULFT-WebFileTransferはユーザAにレスポンスを送信し、送信が完了した時点の日時を記録します。

3) HULFT-WebFileTransferは、再びユーザAからのリクエストを受け付けます。

4) HULFT-WebFileTransferは、レスポンスの送信完了からリクエスト受付までの経過時間と「セッションタイムアウト」の設定値を比較します。

経過時間が「セッションタイムアウト」の設定値以下の場合

タイムアウトにならず、リクエストを処理してレスポンスを送信します。

レスポンス完了日時を更新します。

経過時間が「セッションタイムアウト」の設定値を超えている場合

タイムアウトで認証エラーとなります。

注意

レスポンスの送信が完了してから、次のリクエストを受け付けるまでの時間が対象となります。

  • レスポンスの送信に要する時間は影響しません。レスポンスを送信し終わるまでに時間がかかった場合でも、送信が終わった時点から「セッションタイムアウト」の設定値以内に次のリクエストを行えば、タイムアウトにはなりません。

  • 以下のAPIはリクエストを受け付けるまでに時間がかかる場合があるため、セッションタイムアウトのチェックを行いません。

    • UploadObject

    • ImportXML

    • ImportGroupInformation

    • ImportUserInformation

    • ImportAuthorization

    • ImportFolder

    • ImportFolderEvent

= 備考 =

APサーバのセッションタイムアウトとは関係ありません。HULFT-WebFileTransferのセッションがタイムアウトしても、HULFT-WebFileTransferの認証が切れるだけでAPサーバのセッションがタイムアウトするわけではありません。