コネクションIDに対するIPフィルタの注意事項

  • IPフィルタは、バージョン2.2.0以降で提供している機能です。そのため、次のことに留意してください。

    • バージョン2.2.0より前のAgentを使用している場合、コネクションID認証ファイル(*1)に定義しているコネクションIDのうち1つでもIPフィルタを設定すると、Agentを起動できなくなります。

    • バージョン2.2.0より前のCLIを使用している場合、CLI設定ファイル(*2)に定義しているコネクションIDにIPフィルタを設定すると、該当するコネクションIDを使用したファイル転送ができなくなります。

  • Data Transfer APIを使用してデータ転送を行う場合、IPフィルタの項目(*3)が追加されていない状態で、接続に使用するコネクションIDにIPフィルタを設定すると、該当するコネクションIDを使用した接続ができなくなります。

  • IPフィルタでは、Agent起動時に行われる管理セッションと、ファイル転送時に行われる転送セッションと、チェックされる機会が2回あります。そのため、一度管理セッションで確立した接続でも、接続中にIPフィルタを設定または変更することで、接続が確立しているIPアドレスを接続許可の対象から外した場合、ファイル転送を実施したときに転送セッションで切断されます。このときAgentも停止しますので、再度転送を試みる際は、Agentを再起動する必要があります。

     

    *1

    :

    コネクションID認証ファイルについては、「Agent ガイド」を参照してください。

    *2

    :

    CLI設定ファイルについては、「CLI 操作ガイド」を参照してください。

    *3

    :

    IPフィルタの項目の詳細については、「Data Transfer API Developer's Guide」を参照してください。