サイボウズ ガルーン - 仕様制限

全アダプタ共通の仕様制限については、「アダプタ使用ガイド - 共通事項」を参照してください。

共通

ToDo同期について

ガルーン上の「ToDo」の同期には対応していません。

過去データ同期の動作仕様

過去データ同期では、アイテムの日付ではなくデータの更新日時が基準になります。
読み取り範囲は、同期実行時刻を基準に[過去のデータの同期]で設定された日数分さかのぼります。
例えば、[過去のデータの同期]に「1」と設定して 9:00 に実行した場合、1日前の 9:00 以降に更新されたアイテムを読み取ります。

スケジュール同期

ガルーン上の「スケジュール」・「予定」が、PIMSYNC上での「スケジュール」に該当します。

同期項目について

同期対象の項目、対応するPIMSYNC項目、および項目ごとの仕様制限は以下です。
PIMSYNC項目についての詳細は、「PIMSYNC項目について」を参照してください。
同期対象項目 PIMSYNC項目 制限事項 補足
日時 [開始時刻]・[終了時刻]・[期間]・[終日設定]
  • 開始時刻と終了時刻から[期間]を算出します。
  • 開始時刻と終了時刻が設定されていない場合、[終日設定]を[終日]として読み取ります。
  • タイムゾーンは「UTC(+09:00) 東京」のみサポートしています。
  • 終了時刻のみ設定されていない場合、[期間]が30分のスケジュールとして読み取ります。
  
タイトル [件名]
  • 予定メニュー（「出張」・ 「往訪」など）が選択されている場合、「<予定メニュー>:<タイトル>」という形式で読み取ります。

    例：
    以下の設定のスケジュールの場合
    • 予定メニュー：「出張」
    • タイトル:「東京出張」
    [件名]は「出張:東京出張」として読み取ります。
  • 書き込み時、[件名]中の最初の「:」以前のデータを予定メニューとして、以後のデータをタイトルとして書き込みます。
    [件名]に「:」が存在しない場合、予定メニューは未選択の状態として書き込みます。

    例：
    [件名]が「出張:東京出張」の場合
    • 予定メニュー：「出張」
    • タイトル:「東京出張」
    [件名]が「東京出張」の場合
    • 予定メニュー：<未選択>
    • タイトル:「東京出張」
  
施設 [場所]
  • 複数選択されている場合、「<施設1>,<施設2>」という形式で読み取ります。
  • 書き込み時には同期対象ではありません。
  
公開方法 [公開レベル]
  • 「公開」を選択している場合、[パブリック]として読み取ります。
  • 「非公開」・「公開先を設定する」を選択している場合、[プライベート]として読み取ります
  • 書き込み時、「公開先を設定する」を選択しているガルーン上のスケジュールを更新する場合、[公開レベル]が[プライベート]であれば「公開先を設定する」のまま更新します。
  
メモ [詳細]
  • リッチテキストに対応していません。
  • 特にありません。
  
繰り返し予定 [繰り返し]
  • 「繰り返し予定」として作成したスケジュールは繰り返しスケジュールとなります。
  

同期対象となるスケジュールについて

初回同期実行日時の36ヶ月前より[開始時刻]が後であるスケジュールが同期対象となります。
時間の経過とともに同期対象が多くなると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
以下のプロパティで同期対象となるスケジュールを変更できます。
キー 配置場所 説明
boundary.months $PIMSYNC_HOME/plugin/modules/garoon3/adapter.properties
  • 同期タスク実行日時の<プロパティの設定値>ヶ月前より[開始時刻]が後であるスケジュールが同期対象となります。
    同期タスク実行日時の36ヶ月前より[開始時刻]が後であるスケジュールの例については、「アダプタ使用ガイド - 同期対象となるスケジュールについて」を参照してください。
  • 設定手順は以下の通りです。
    1. PIMSYNCを停止します。
    2. adapter.propertiesファイルを開き、「boundary.months=<0以上36以下の数値>」を追加して保存します。
    3. PIMSYNCを起動します。

仮の予定

「予定の調整」機能によって「仮の予定」として登録されたスケジュールは読み取り対象外となります。
「確定」として登録された際に読み取り対象となります。

施設

期間予定

会議スケジュール

「参加者」が複数人設定されているスケジュールは会議スケジュールとして読み取られます。
会議スケジュールの仕様制限については、「会議スケジュールについて」を参照してください。

繰り返しスケジュール

繰り返しスケジュールの例外日

ガルーンでは例外日はマスタースケジュールとの紐付けを持たない通常のスケジュールとして扱われます。 そのため、ガルーン上で作成した例外日は、通常のスケジュールの新規イベントとして読み取られます。

「繰り返し回数」を設定している繰り返しスケジュールの書き込み

繰り返し期間を「繰り返し回数」で指定しているスケジュールを書き込む場合、回数から「繰り返し終了日」を算出して書き込みます。

1年間以上の繰り返し期間を持つ繰り返しスケジュールの書き込み

繰り返し期間が1年間以上のスケジュール、または終了条件が「無期限」の繰り返しスケジュールを書き込む場合、繰り返し期間を1年よりも短く設定してガルーンに書き込みます。
その際、短縮した繰り返し期間の終了日以降の日付を元に作成した例外日は、同期対象から除外されます。

例: このようなスケジュールの場合、終了日を2013/12/4(水)に変更して書き込みを行います。