完了コード一覧

HULFT IoTでは、次の完了コードが出力されます。

表4.1 完了コード一覧

完了コード 内容 対処
0 転送は正常に終了しました。 対処なし。
1

集信側のHULFTでエラーが発生しました。

詳細コードには、集信側HULFTの完了コードが設定されています。

集信状況の照会を行い、適切な処理を行ったのち再実行してください。
2

実行したジョブが異常終了しました。

詳細コードには、実行したジョブによって、以下の戻り値が設定されます。

• ユーザージョブの場合:ユーザーが設定している戻り値

• OSコマンドの場合:コマンドの戻り値

詳細コードを確認してください。

ただし、次の場合は詳細コードに9999が設定されます。

• 戻り値が9999を超えている

• 戻り値が負の値である

3 OSの時刻取得処理に失敗しました。 詳細コードを確認してください。
4 サポートされていないバージョンの製品と通信しているか、サポートされていない機能を使用する設定になっています。 集信側のHULFTの設定を確認してください。
5

ファイルサイズが転送開始時と転送完了時で変更されています。

転送中にファイルに変更が加えられている可能性があります。

転送ファイルのデータを確認してください。

データの内容に誤りがある場合は、Agentを再起動してファイルを再配信してください。

6

テキストファイルの1レコードの長さが32767バイトを超えました。

1レコード長が32767バイトを超えるファイルは配信できません。

テキスト転送の場合、1レコード(改行まで)の最大値は32768バイトです。配信ファイルを確認してください。
7 ソケットからのデータ読み込みで予期しないデータ受信が発生しました。 Agentから配信されたデータか、確認してください。
8

集信側ホストの終了情報取得処理が失敗しました。

集信側の処理は成功している場合があります。

集信側のHULFTの完了コードを確認してください。
9 配信ファイルの削除に失敗しました。 ファイルの有無、パーミッション、ロック状態を確認してください。
10 配信ファイルの移動に失敗しました。 ディスク上に十分な空き容量を確保してから再実行してください。
11 配信ファイルのサイズ取得に失敗しました。

対処1)ファイルの存在を確認してください。

対処2)ファイルを他の処理で使用していないか、確認してください。

12 メモリ確保処理に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどして、空きメモリ領域を増やしてから再実行してください。
13 圧縮処理に失敗しました。

OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

14 予期せぬデータを受け取りました。 集信側のHULFTのバージョンを確認してください。
15 ジョブ実行の初期処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

100

受信ファイルの取得要求の発行に失敗しました。

詳細コードには、curlのステータスコードが設定されています。

curlのステータスコードを確認してください。
101

受信ファイルのダウンロードに失敗しました。

詳細コードには、Managerからのレスポンスコードが設定されています。

Managerのステータスコードを確認してください。
102 指定したパスへのアクセスは許可されていません。 配置先ファイル名をアクセス可能なパスへ変更してください。
103 ダウンロードしたファイルのデータサイズエラーです。 ネットワーク環境を確認してください。
104

実行したジョブが異常終了しました。

詳細コードには、ジョブの完了コードが設定されています。

詳細コードを確認してください。

ただし、次の場合は詳細コードに9999が設定されます。

• 戻り値が9999を超えている

• 戻り値が負の値である

105 ジョブ実行の初期処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

512 キャンセル要求により、集信処理が中断されました。 対処なし。
516 集信側のHULFTでシステム動作環境設定の「集信多重度(rcvpsnum)」の値を超えました。 集信側のHULFTの「集信多重度」を増やすか、次回のトリガー発火まで待機してください。
525

集信側ホストのファイル転送の終了状態を取得できませんでした。

集信側ホストは正常終了している可能性があります。

集信側のHULFTの完了コードを確認してください。
530 配信データのレコード数エラー、または配信データのファイルサイズエラーです。

転送レコード数の不一致を検出しました。

集配信ファイル内容、属性を確認してください。

暗号出口ルーチンを使用している場合、暗号キーが正しく設定されているか、確認してください。

535 データ検証でエラーが発生しました。

この転送データは通信中にデータの異常や欠落が生じた可能性があります。

ネットワークの状態を確認し、再度実行してください。

542 予期せぬデータを受け取りました。

対処1) 詳細ホスト情報の「HULFT7 通信モード」を"Y"(有効)にしてから、再度転送してください。

対処2) Agentから配信されたデータか、確認してください。

591 強制終了要求により集信処理を終了しました。 対処なし。
603 転送中にAgentの停止処理が行われたため、転送を中断しました。 対処なし。
1000 メモリ確保処理に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどして、空きメモリ領域を増やしてから再実行してください。
1001 ファイルオープンに失敗しました。 ファイルの有無、パーミッション、ロック状態を確認してください。
1002 ファイルの排他制御に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1003 ファイルの書き込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1004 ファイルの読み込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1005 ファイルの読み込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1006 ファイルの書き込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1007 ファイルの書き込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1008 ファイルの書き込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1009 ファイルの読み込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1010 ファイルの読み込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1011 ファイル情報の取得処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1012 ファイルの読み込み処理に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1100 ソケット生成処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1101 ソケット情報の取得処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1102 相手との通信接続に失敗しました。

ネットワーク環境を確認してください。

指定したホスト名、ポートNo.に誤りがないか、確認してください。

または、HULFTが起動しているか、確認してください。

1103 通信相手へのデータ書き込み処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1104 通信相手からのデータ読み込み処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1105 ソケット情報の取得処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1106 ソケット情報の取得処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1107 通信相手からのデータ読み込み処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1108 相手との通信処理でタイムアウトしました。

対処1)回線に異常がないか、確認してください。

対処2)[ソケットリードタイムアウト]の値を長く設定してください。

1109 メモリ確保処理に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどして、空きメモリ領域を増やしてから再実行してください。
1110 ソケット情報の取得処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1111 ソケット情報の設定処理に失敗しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1112 SSL通信の初期化に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどして、空きメモリ領域を増やしてから再実行してください。
1113 通信オプションの設定に失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1114 接続先のManagerにAgent ID、またはユニットが登録されていません。

対処1) AgentがManagerに登録されていません。Agentの再アクティベートが必要です。次の手順を実施してください。

  1. agent.confファイルに記載されている「agent_id」の行を削除する。
  2. Agentを停止する。
  3. Agentを起動する。

対処2) Agentに紐づくユニットが存在しません。

ユニット情報、プロファイル情報を登録してください。

1115 プロトコルが不正です。 通信中にデータの異常や欠落が生じた可能性があります。ネットワークの状態を確認し、再度実行してください。
1200 メモリ確保処理に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどしてください。
1201 プロセス間通信の設定処理で失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1202 プロセスの生成に失敗しました。

OS環境が不安定な状態にあります。

他のプロセスで不正な動作をしているものはないか、確認してください。

1203 プロセス間通信の処理で失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1204 プロセス間通信の処理で失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1205 プロセス間通信の処理で失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1206 プロセス待機処理でタイムアウトが発生しました。 エージェント動作設定[ジョブタイムアウト]の値を長く設定するか、[Off]に設定してください。
1207 プロセス待機処理で予期せぬエラーが発生しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

1208

生成したプロセスがシグナルを受信して終了しました。

詳細コードには、シグナル番号が設定されています。

詳細コードを確認してください。
1209 プロセスの生成に失敗しました。

OS環境が不安定な状態にあります。

他のプロセスで不正な動作をしているものはないか、確認してください。

1210 プロセスの生成に失敗しました

OS環境が不安定な状態にあります。

他のプロセスで不正な動作をしているものはないか、確認してください。

1300 ソケットからのデータ読込中にソケット切断を検知しました。

ソケットストリームの異常が考えられます。

環境を確認してください。

1301 メモリ確保処理に失敗しました。 他のアプリケーションを終了させるなどしてください。
1302 予期せぬデータを受け取りました。 Agentから配信されたデータか、確認してください。
1303 時刻取得処理で失敗しました。

ファイルシステム、OSの異常などが考えられます。

環境を確認してください。

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HULFT IoTで使用できないHULFTの機能については、「HULFTの設定に関する注意事項」を参照してください。