Managerインストールの実行

Managerをインストールする手順について説明します。

(1) Windowsの場合

以下のインストール手順でManagerをインストールすると、次の表に示す構成になります。

表2.1 Managerインストール後のサーバ構成(Windowsの場合)

ソフトウェア

項目

設定値

Manager

インストールフォルダー

C:\HULFT Family\hulftiot-manager\manager

サービス名

HULFT IoT Manager

登録名([プログラムと機能]に表示される名前) IoT Manager

ポート番号

8765

HULFT

インストールフォルダー

C:\HULFT Family\hulftiot-manager\hulft

サービス名

HULFT(HULFT IoT Manager)

登録名([プログラムと機能]に表示される名前) HULFT8 (IoT Manager)
ポート番号 30000
PostgreSQL

インストールフォルダー

C:\HULFT Family\hulftiot-manager\manager\postgresql

サービス名

PostgreSQL(HULFT IoT Manager)

登録名([プログラムと機能]に表示される名前) IoT Manager

データベース名

hulftiot

データベースのポート番号

5432

:

環境設定ファイル(application.properties)が格納されます。「環境設定ファイル格納フォルダー」です。

インストール手順

以下の手順を管理者権限を持つユーザーで実行してください。

1. ファイル「Install.exe」の実行

インストール作業用フォルダー(C:\temp\Manager_for_Windows)にあるInstall.exeを実行します。セットアップ画面が表示されます。セットアップ画面が表示されなかった場合は、「Managerインストールのトラブルシューティング」を参照してください。

2. セットアップ画面で、事前に準備しておいた以下の項目を入力します。

入力項目 製品版 評価版
シリアル番号
プロダクトキー
利用期間ライセンスキー ×

○:必須、×:不要

3. [Install]ボタンをクリックします。

進行状況を表示する画面が表示され、インストールが開始されます。

インストールが失敗した場合には次の画面が表示されます。インストールログファイルのパスが表示されます。「インストレーションガイド」の「Managerインストールのトラブルシューティング」を参照してください。

インストールが完了すると、「インストールが完了しました」というメッセージが表示されます。

4. [Close]ボタンをクリックします。

5. サービスを確認します。

インストールが完了すると、ManagerのサービスとHULFTのサービスが自動的に開始します。サービスが開始していることを確認してください。

次の手順はWindows Server 2012 R2でサービスの開始を確認する例です。管理者権限を持つユーザーで実行してください。

  1. Windowsのスタート画面で[管理ツール]をダブルクリックします。

  2. 開いたウィンドウで[サービス]をダブルクリックします。
  3. 開いたウィンドウで、次に示すサービスの状態が「開始」になっていることを確認してください。

    • Managerのサービス:[HULFT IoT Manager
    • HULFTのサービス:[HULFT(HULFT IoT Manager)

 

以上で、Managerのインストールは完了です。インストール作業用フォルダーは不要ですので、削除しても問題ありません。

また、「運用上の注意点」も確認してください。

(2) Linuxの場合

以下のインストール手順でManagerをインストールすると、次の表に示す構成になります。

表2.2 Managerインストール後のサーバ構成(Linuxの場合)

ソフトウェア

項目

設定値

Manager

インストールディレクトリ※1

/opt/hulftiot-manager/manager

サービス名

Red Hat Enterprise Linux 7の場合

 hulftiot-manager.service

Amazon Linuxの場合

 hulftiot-manager

ポート番号 8765

HULFT

インストールディレクトリ

/opt/hulftiot-manager/hulft

サービス名

Red Hat Enterprise Linux 7の場合

• hulftsnd-iot.service(配信デーモン用サービス)

• hulftrcv-iot.service (集信デーモン用サービス)

• hulftobs-iot.service (要求受付デーモン用サービス)

Amazon Linuxの場合

hulft-iot※2

ポート番号 30000
 

PostgreSQL

インストールディレクトリ

/opt/hulftiot-manager/manager/postgresql

サービス名

Red Hat Enterprise Linux 7の場合

pgsql-iot.service

Amazon Linuxの場合

pgsql-iot

データベース名

hulftiot

データベースのポート番号

5432

※1

:

環境設定ファイル(application.properties)が格納されます。「環境設定ファイル格納ディレクトリ」です。

※2

:

3種類のデーモン(配信デーモン、集信デーモン、要求受付デーモン)を一括管理します。

インストール手順

以下の手順を管理者権限を持つユーザーで実行してください。

1. インストール作業用ディレクトリへの移動

以下のコマンドを実行し、インストール作業用ディレクトリに移動します。

cd /tmp/Manager_for_Linux

2. ファイル「install.sh」の実行

/tmp/Manager_for_Linuxディレクトリにあるinstall.shを実行します。

実行形式
./install.sh -s SERIALNUMBER -p PRODUCTKEY -t TERMLICENSEKEY
-s SERIALNUMBER
シリアル番号を入力します。
-p PRODUCTKEY
プロダクトキーを入力します。
-t TERMLICENSEKEY
利用期間ライセンスキーを入力します。
パラメータ 製品版 評価版
-s SERIALNUMBER
-p PRODUCTKEY
-t TERMLICENSEKEY ×

○:必須、×:不要

実行例
./install.sh -s 123-1234-123456 -p 12345-12345-12345-12345-12345 -t 12345-12345-12345-12345-12345

3. 実行結果の確認

インストールが完了すると、メッセージが表示されます。インストールされたかどうか、次のコマンドで確認してください。

HULFTを確認する実行例

# ps -e | grep hul

3137 pts/0 00:00:00 hulrcvd

3141 pts/0 00:00:00 hulsndd

3145 pts/0 00:00:00 hulobsd

3146 pts/0 00:00:00 hulobsd

PostgreSQLを確認する実行例

# ps -e | grep postgres

17510 ? 00:00:02 postgres

17512 ? 00:00:00 postgres

17513 ? 00:00:02 postgres

17514 ? 00:00:02 postgres

17515 ? 00:00:02 postgres

17516 ? 00:00:04 postgres

17891 ? 00:00:00 postgres

17892 ? 00:00:00 postgres

17893 ? 00:00:00 postgres

17894 ? 00:00:00 postgres

17895 ? 00:00:00 postgres

17896 ? 00:00:00 postgres

17897 ? 00:00:00 postgres

17898 ? 00:00:04 postgres

17899 ? 00:00:00 postgres

17900 ? 00:00:00 postgres

Managerを確認する実行例

# ps -ef | grep hulft-iot-manager.jar | grep -v grep

root 17872 1 0 11月24 ? 00:03:22 /bin/java -Xmx1G -Dhulftiot.home=/opt/hulftiot-manager -jar /opt/hulftiot-manager/manager/hulft-iot-manager.jar service

以上で、Managerのインストールは完了です。インストール作業用ディレクトリは不要ですので、削除しても問題ありません。

インストールが失敗した場合には、「インストレーションガイド」の「Managerインストールのトラブルシューティング」を参照してください。

また、「運用上の注意点」も確認してください。