Managerインストールのトラブルシューティング

Managerのインストールに失敗した場合の対処について説明します。インストールログに記載されているメッセージを参照してください。

(1) Windowsの場合

インストーラが起動しなかった場合

インストーラが起動しなかった場合は次の表を参照してください。

想定原因 確認内容 確認手段 対処
インストール先が対応OSではない

インストール先は対応OSか。

Windowsのコントロールパネルから、「システム」の「コンピューターの基本的な情報」を確認する。 インストール先のOSを変更する。
そのほか 上記以外 - 弊社サポート窓口までお問い合わせください。

 

インストールが失敗した場合

インストールが失敗した場合、インストール作業用フォルダーに出力されている「install_log」というインストールログファイルを確認してください。画面にもインストールログファイルの絶対パスが表示されます。

 

インストールログに出力されるメッセージと対処

メッセージ エラー内容 想定原因 対処

Combination of the Serial No. and the Product Key is wrong.

Preparation before installing HULFT failed.

シリアル、プロダクトキーのいずれかが不正です。

• キー生成した際に入力した導入ホスト名とインストールする環境のホスト名が異なります。

• キー生成した際に入力した製品バージョンとインストールする製品バージョンが異なります。

• キー生成した際に指定したOSとインストールするモジュールのOS種別が異なります。

• キーの打ち間違え

• コピー&ペーストのミス

弊社Webサイトで発行されたプロダクトキーと比べ、間違いがないかを確認してください。

間違いがない場合、インストール先の環境で実行したhostnameコマンドの結果と、インストーラ画面に表示されるバージョンを使って、プロダクトキーを再発行してください。

Combination of the Term license key is wrong.

Preparation before installing HULFT failed.

利用期間ライセンスキーが不正です。

• 利用期間ライセンスキーの入力忘れ

• キーの打ち間違え

• コピー&ペーストのミス

弊社Webサイトで発行された利用期間ライセンスキーと比べ、間違いがないかを確認してください。
Startup of the service cannot be performed. ["サービス名"] サービスの起動に失敗しました。 起動ポートが占有されています。

次の番号のポートが他のアプリケーションによって使用されていないかを確認し、同じ番号のポートを使用しているアプリケーションを停止してください。

• 30000(HULFT用)

• 8765(Manager用)

• 5432(PostgreSQL用)

占有の有無をチェックするコマンドについては、下記「設定確認のコマンド実行例」を参照してください。

その他のメッセージ 上記以外 上記以外 インストールログファイルを添付して、弊社サポート窓口までお問い合わせください。

設定確認のコマンド実行例

同じ番号のポートを使用しているアプリケーションが起動していないことを確認するときは、次のコマンドを実行します。ポートが占有されている場合の実行例を示します。占有されていない場合には、コマンドを実行しても何も表示されません。

netstat -nao | find "LISTENING" | findstr ":30000 :8765 :5432" TCP 0.0.0.0:8765 0.0.0.0:0 LISTENING 12068 TCP 0.0.0.0:30000 0.0.0.0:0 LISTENING 5136 TCP 127.0.0.1:5432 0.0.0.0:0 LISTENING 7188 TCP [::]:8765 [::]:0 LISTENING 12068 TCP [::1]:5432 [::]:0 LISTENING 7188

(2) Linuxの場合

インストーラが起動しなかった場合

インストーラが起動しなかった場合は次の表を参照してください。

想定原因 確認内容 確認手段 対処
インストール先が対応OSではない インストール先は対応OSか。

次のコマンドを実行する。

• Red Hat Enterprise Linux 7の場合:

cat /proc/version

• Amazon Linuxの場合:

cat /etc/system-release

インストール先のOSを変更する。
そのほか 上記以外 - 弊社サポート窓口までお問い合わせください。

 

インストールが失敗した場合

インストールが失敗した場合、インストール作業用ディレクトリに出力されている「iotmgr_install.log」というインストールログファイルを確認してください。

 

インストールログに出力されるメッセージと対処

メッセージ エラー内容 想定原因 対処

Combination of the Serial No. and the Product Key is wrong.

Silent install error.

Installation of HULFT failed.

シリアル、プロダクトキーのいずれかが不正です。

• キー生成した際に入力した導入ホスト名とインストールする環境のホスト名が異なります。

• キー生成した際に入力した製品バージョンとインストールする製品バージョンが異なります。

• キー生成した際に指定したOSとインストールするモジュールのOS種別が異なります。

• キーの打ち間違え

• コピー&ペーストのミス

弊社Webサイトで発行されたプロダクトキーと比べ、間違いがないかを確認してください。

間違いがない場合、インストール先の環境で実行したhostnameコマンドの結果と、インストーラ画面に表示されるバージョンを使って、プロダクトキーを再発行してください。

Combination of the Term license key is wrong.

Silent install error.

Installation of HULFT failed.

利用期間ライセンスキーが不正です。

• 利用期間ライセンスキーの入力忘れ

• キーの打ち間違え

• コピー&ペーストのミス

弊社Webサイトで発行された利用期間ライセンスキーと比べ、間違いがないかを確認してください。
Failed to start service. return=[リターンコード],service=[サービス名] サービスの起動に失敗しました。 起動ポートが占有されています。

次の番号のポートが他のアプリケーションによって使用されていないかを確認し、同じ番号のポートを使用しているアプリケーションを停止してください。

• 30000(HULFT用)

• 8765(Manager用)

• 5432(PostgreSQL用)

占有の有無をチェックするコマンドについては、下記「設定確認のコマンド実行例」を参照してください。

Install Manager by a superuser (root). インストールを行うユーザーに管理者権限がありません。 一般ユーザーでインストールを実行している 管理者権限をもったユーザーでインストールを実行してください。
その他のメッセージ 上記以外 上記以外 インストールログファイルを添付して、弊社サポート窓口までお問い合わせください。

設定確認のコマンド実行例

同じ番号のポートを使用しているアプリケーションが起動していないことを確認するときは、次のコマンドを実行します。ポートが占有されている場合の実行例を示します。占有されていない場合には、コマンドを実行しても何も表示されません。

netstat -antu | grep LISTEN | grep -e :30000 -e :8765 -e :5432 tcp 0 0 0.0.0.0:30000 0.0.0.0:* LISTEN tcp 0 0 127.0.0.1:5432 0.0.0.0:* LISTEN tcp6 0 0 :::8765 :::* LISTEN