【公式】HULFT IoT EdgeStreaming アダプタリファレンス_2021年7月1日_初版発行

書き込み

入力データをテキストファイルに書き込みます。

書き込み処理の設定により、定期的に入力データを出力したり、絶対パス指定または相対パス指定で任意の場所に出力したりできます。

ネットワーク上のファイルに書き込みを行う場合は、FTPアダプタで出力します。

FTPアダプタについての詳細は、「FTP」を参照してください。

書き込み処理画面は、デザイナ画面でスクリプトキャンバスを表示した状態から以下の順番でクリックし、コンポーネントアイコンをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップして表示します。

  • ツールパレット-ファイル-基本-書き込み

注意

ファイルアダプタには固有の機能制限があります。

機能制限についての詳細は、「ファイルアダプタ固有の機能制限」を参照してください。

 

図4.1 書き込み処理画面

(1) 項目一覧

書き込み処理に設定する項目の一覧です。

表4.1 項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

名前

 

半角英数字、一部の記号(*1)

×

半角アルファベットから始まる値

入力データ

(入力データなし)

入力データのコンポーネント名

×

一覧から選択(*2)

必須設定

 

ファイル名

 

 

×

 

ローテーションするファイルサイズ

104857600

0~999999999

×

単位:バイト

整数値で設定

最大保持世代数

999

0~1000

×

整数値で設定

最大保持日数

10

0~365

×

整数値で設定

コメント

 

コメント

 

文字

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「_(アンダーバー)」のみ指定可能です。

*2

:

スクリプトキャンバス上に入力や変換のコンポーネントアイコンが配置されている場合に、一覧に選択肢が表示されます。

(2) 各項目の説明

書き込み処理に設定する項目について説明します。

それぞれの設定を変更した後、完了ボタンをクリックすると設定が保存されます。

取消ボタンをクリックすると、変更した内容が破棄されます。

名前

書き込み処理のコンポーネント名

半角英数字、「_(アンダーバー)」で指定してください。

また、半角アルファベットから始まる値で指定してください。

入力データ

書き込みたい入力データのコンポーネント名の選択

一覧に表示される入力データのコンポーネント名から、書き込みたいコンポーネント名を選択してください。

必須設定

ファイル名

書き込み用のファイル名

ファイル名を絶対パスまたは相対パスで指定してください。

相対パスの場合、実行箇所により書き込み用のファイルは以下のパスをもとに格納されます。

  • Windowsの場合

    表4.2 書き込み用のファイルのパス

    実行箇所

    パスの起点

    Studio実行

    $EDGESTREAMING_HOME\client\es-agent\プロジェクト名\スクリプト名

    リモートデバイス実行

    EdgeStreaming Runtime(es-agent.exe) と同じ階層

     

  • Linuxの場合

    表4.3 書き込み用のファイルのパス

    実行箇所

    パスの起点

    リモートデバイス実行

    EdgeStreaming Runtime(es-agent)と同じ階層

     

ローテーションするファイルサイズ

書き込み用のファイルでローテーションするファイルサイズ(バイト)

書き込み用のファイルでローテーションするファイルサイズを、“0”~“2147483646”の間の数値で指定してください。

ローテーションするファイルサイズを“0”にした場合、ファイルのローテーションは行われずに同じファイルに書き込み続けることができます。

省略した場合、“104857600”が指定されます。

最大保持世代数

書き込み用のファイルの最大保持世代数

書き込み用のファイルのバックアップデータを保持する数を、“0”~“1000”の間の数値で指定してください。

指定した最大世代数を超えた場合、一番古いファイルから削除されます。

最大保持世代数を“0”にした場合、すべてのファイルが保持されます。

ただし、最大保持日数に指定した日数を超えた場合は、指定した日数を過ぎたファイルから削除されます。

省略した場合、“999”が指定されます。

最大保持日数

書き込み用のファイルの最大保持日数

書き込み用のファイルの最大保持日数を、“0”~“365”の間の数値で指定してください。

指定した最大保持日数を過ぎたファイルから削除されます。

最大保持日数を、“0”にした場合、すべてのファイルが保持されます。

ただし、最大保持世代数に指定した値を超えた場合は、一番古いファイルから削除されます。

省略した場合、“10”が指定されます。

コメント

コメント

書き込み処理に対するコメント

コメントを入力できます。

 

 

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