【公式】HULFT IoT EdgeStreaming アダプタリファレンス_2021年7月1日_初版発行

ファイルアダプタ固有の機能制限

HULFT IoT EdgeStreamingのファイルアダプタには、以下の機能制限があります。

HULFT IoT EdgeStreaming の機能制限は、「ファーストステップガイド」を参照してください。

 

(1) マルチバイト文字

「ファイル名」にマルチバイト文字を使用した際、画面での保存時には特にエラー表示などはありませんが、スクリプトを実行するとファイル名が文字化けして出力されます。

マルチバイト文字の「ファイル名」が正しく出力されない箇所は以下となります。

  • ファイルアダプタ:ファイル-基本-書き込み

「ファイル名」には、マルチバイト文字を使用しないでください。

 

(2) 既存のファイル名およびディレクトリ名

「ファイル名」に指定したファイル名と同名のディレクトリまたはファイルが存在した場合、スクリプトを実行した際の動作は以下のとおりです。

 

「ファイル名」の指定箇所

  • ファイルアダプタ:ファイル-基本-書き込み

 

「ファイル名」に指定したディレクトリが存在する場合

  • 既存のディレクトリに何も格納されていない場合、既存のディレクトリは削除されます。ディレクトリが削除されたのち、ファイルが作成されます。

  • 既存のディレクトリに何か格納されている場合、既存のディレクトリはリネームされます。リネーム後に、ファイルが作成されます。

    なお、リネーム後のディレクトリ名は「既存のディレクトリ+スクリプトの実行日時」となります。

    例)

    既存のディレクトリ名:c:\aaa

    リネーム後のディレクトリ名:c:\aaa-2020-05-13T02-12-32.876

 

「ファイル名」に指定したファイルが存在する場合

  • 既存のファイルに追加書きされます。

    なお、指定したファイルサイズを超えた場合、ファイルローテーションして最初から書き込みを実施します。

  • なんらかの理由により、指定したファイルのオープンに失敗した場合、既存のファイルを別名にリネームして退避した後、書き込み対象のファイルを新規に作成します。

    なお、実行環境がLinuxの場合、既存のファイルを別名にリネームして退避させる際、ファイルの所有者を「EdgeStreaming Runtimeの実行ユーザ」に変更します。

    この際、ファイルのオープンに失敗した原因が、書き込み対象のファイルに「書き込み権限がない」などのファイルに対する権限の場合、リネームして退避する際のファイルの所有者の変更にも失敗します。この場合、エラーが出力されます。

    なお、エラーが出力されても、新規作成されたファイルへの書き込み処理は継続されます。

    出力されるエラーの例)

    2021-04-07T10:44:53 EES0AGENT01104 chown access.log: operation not permitted
    2021-04-07T10:44:53 A tuple was dropped from the topology
    chown bb.txt: operation not permitted

 

 

 

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