SFTP接続でHULFT Squareにファイルを転送してみよう

HULFT SquareのSFTP サービスを使用してファイルを安全に転送できます。

ファイルイベントジョブを設定することで、SFTPサーバーにファイルをアップロードしたあとにHULFT Squareの処理を実行できます。

ここでは、SFTP サービスを使用してインターネット経由でファイルを転送するまでの手順を説明します。

このチュートリアルでは、アプリケーションのSFTPサービスを使用します。事前にApp SquareからSFTPサービスをインストールしてからこのチュートリアルを進めてください。

また、ファイルのアップロード先として「共同で作業するためのワークスペースを作ってみよう」で作成したワークスペース「Aチーム」を使用します。事前にワークスペースを確認してください。

アプリケーションのインストールについては「App Square」を参照してください。

注意

SFTPをお使いになる場合は、別途ご契約が必要となります。

ご契約の反映には、1営業日ほどかかる見込みです。

操作手順

事前準備

SFTP サービスに接続するために、以下の準備を行ってください。

  • ファイルをアップロードするHULFTSquareストレージのディレクトリーの確認

  • App SquareからのSFTPサービスのインストール

  • SFTP ポリシーの設定

    SFTPサービスの管理者にはSFTPServiceFullAccessを割り当ててください。

  • アクセスを許可するユーザーのIPアドレスの確認

  • OpenSSHでRSA秘密鍵および公開鍵の作成

    以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行してください。

    ssh-keygen -t rsa [-f] [任意の保存先]

    保存先を指定する場合はfオプションを入力してください。

    生成された二つのファイルのうち、拡張子が.pubのファイルが公開鍵です。

  • SFTPサーバーにアクセスする環境(アプリケーションなど)の準備

SFTP サービスを起動する

  1. SFTP サービスのポリシーをユーザーに設定したあと、F5キーを押して画面をリロードします。

    = 備考 =

    画面のリロードを行うと、ナビゲーションメニューにSFTP サービスが表示されます。

  2. > サービス > SFTPを選択します。

  3. SFTPページで、追加を選択します。

  4. 手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。

    項目名

    設定内容(例)

    名前

    SFTP_Server_1

    説明

    (任意)

    CPU

    1

    メモリー

    2GB

    スケーラビリティー

    1

    割り当てるグループ

    操作権限のあるグループを選択する。

  5. 手順Parametersで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。

    項目名

    設定内容(例)

    ポート番号

    重複のない任意の番号を入力する。

    ルートディレクトリ

    /Aチーム/data(*1)

    セキュア接続タイプ

    None

    IP Allowlist

    アクセスを許可するIPアドレス(自身のIPアドレスなど)を入力する。

    *1

    :

    /ワークスペース名/ディレクトリー名を表します。

  6. 手順サービスで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。

    項目名

    設定内容(例)

    保管先ワークスペース

    ログ保管用のワークスペースを選択する。

    オーナー

    ログファイルの作成者となるユーザーを選択する。

  7. 手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。

  8. > サービス > SFTPページでSFTP サービスが起動するまで数分待ち、ステータスがになったことを確認します。

    注意

    SFTPサービスを設定した場合、設定がサービスに反映されるまでに数分かかる場合があります。

SFTP サービスに接続可能な外部ユーザーを追加する

  1. > サービス > SFTPページで、起動しているSFTP サービスのアクションメニューから情報を選択します。

  2. External SFTP Userのユーザー数が表示されているリンクを選択します。

  3. 表示されたSFTP > SFTP サービス名 > 外部ユーザーページで追加を選択します。

  4. 手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。

    項目名

    設定内容(例)

    名前

    ユーザー名を入力する。

    Authentication

    Key Authentication

    Authorized Keys

    キーを追加を選択し、事前準備で用意したユーザーの公開鍵を入力する。

  5. 手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。

    注意

    外部ユーザーの追加後、準備完了まで数分かかる場合があります。

    SFTPサービスで設定されているルートディレクトリーにユーザー名が追加されます。

SFTPサーバーにアクセスする環境から転送する

ここでは、SFTPサーバーにアクセスできるアプリケーションを使用します。

  1. > サービス > SFTPページで、起動しているSFTP サービスのアクションメニューから情報を選択します。

  2. エンドポイントポート番号をコピーします。

  3. SFTPアプリケーションを起動します。

  4. 手順2でコピーしたエンドポイントとポート番号などの接続に必要な項目を入力し、接続します。

  5. 接続したディレクトリーにファイルをアップロードします。

HULFT Squareストレージを確認する

  1. > サービス > SFTPページで、「SFTP サービスを起動する」の手順5.で指定したルートディレクトリの配下に、アップロードしたファイルがあることを確認します。

  2. 注意

    ファイルの同期が完了するまでに時間がかかる場合があります。