FTP接続(VPN経由)でHULFT Squareにファイルを転送してみよう
HULFT Squareでは、VPN経由でFTP接続し、ファイルを安全に転送できます。
ここでは、FTP サービスとVPN サービスを作成してファイルを転送するまでの手順を説明します。
このチュートリアルでは、アプリケーションのFTPサービスおよびVPNサービスを使用します。事前にApp SquareからFTPサービスおよびVPNサービスをインストールしてからこのチュートリアルを進めてください。
また、ファイルのアップロード先として「共同で作業するためのワークスペースを作ってみよう」で作成したワークスペース「Aチーム」を使用します。事前にワークスペースを確認してください。
アプリケーションのインストールについては「App Square」を参照してください。
FTPおよびVPNをお使いになる場合は、別途ご契約が必要となります。
ご契約の反映には、1営業日ほどかかる見込みです。
操作手順
事前準備
FTP サービスおよびVPN サービスに接続するために、以下の準備を行ってください。
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ファイルをアップロードするHULFTSquareストレージのディレクトリーの確認
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App SquareからのFTPサービスおよびVPNサービスのインストール
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FTP ポリシーの設定
FTP サービスの管理者にはFTPServiceFullAccessを割り当ててください。
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VPN ポリシーの設定
VPN サービスの管理者にはVPNServiceFullAccessを割り当ててください。
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アクセスを許可するユーザーのIPアドレスの確認
-
FTPサーバーにアクセスする環境(アプリケーションなど)の準備
VPN サービスを起動する
-
VPNサービスのポリシーをユーザーに設定したあと、F5キーを押して画面をリロードします。
= 備考 =画面のリロードを行うと、ナビゲーションメニューにVPN表示されます。
-
> サービス > VPNを選択します。
-
VPNページで、追加を選択します。
-
手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
名前
VPN_1
説明
(任意)
CPU
1
メモリー
2GB
スケーラビリティー
1
割り当てるグループ
操作権限のあるグループを選択する。
-
手順Parametersで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
IP Allowlist
アクセスを許可するIPアドレス(自身のIPアドレスなど)を入力する。
Name
名前を入力する。
Common name
コモンネーム(サーバー名)を入力する。
Organizational Unit
組織の部署名を入力する。
Organization
組織名を入力する。
Locality
組織の住所(市区町村名)を入力する。
State or Province
組織の住所(都道府県名)を入力する。
Country
国名を入力する。
Validity (in days)
VPN サービスの有効日数を入力する。
-
手順サービスで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
保管先ワークスペース
ログ保管用のワークスペースを選択する。
オーナー
ログファイルの作成者となるユーザーを選択する。
-
手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。
-
> サービス > VPNページでVPN サービスが起動するまで数分待ち、ステータスが
になったことを確認します。
注意VPNサービスを設定した場合、設定がサービスに反映されるまでに数分かかる場合があります。
VPN サービスに接続可能な外部ユーザーを追加する
-
> サービス > VPNページで、起動しているVPN サービスのアクションメニューから情報を選択します。
-
External SFTP Userのユーザー数が表示されているリンクを選択します。
-
表示されたVPN > VPN サービス名 > 外部ユーザーページで追加を選択します。
-
手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
名前
ユーザー名を入力する。
Authentication
Password
Password
パスワードを入力する。
-
手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。
注意外部ユーザーの追加後、準備完了まで数分かかる場合があります。
-
FTPサービスのポリシーをユーザーに設定したあと、F5キーを押して画面をリロードします。
= 備考 =画面のリロードを行うと、ナビゲーションメニューにFTP表示されます。
-
> サービス > FTPを選択します。
-
FTPページで、追加を選択します。
-
手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
名前
FTP_Server_1
説明
(任意)
CPU
1
メモリー
2GB
スケーラビリティー
1
割り当てるグループ
操作権限のあるグループを選択する。
-
手順Parametersで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
ポート番号
21
パッシブポート番号
1024~65535の範囲を入力する。
ルートディレクトリー
/Aチーム/data(*1)
セキュア接続
VPN サービスを選択する。
*1
:
/ワークスペース名/ディレクトリー名を表します。
-
手順サービスで、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
保管先ワークスペース
ログ保管用のワークスペースを選択する。
オーナー
ログファイルの作成者となるユーザーを選択する。
-
手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。
-
> サービス > FTPページでFTP サービスが起動するまで数分待ち、ステータスが
になったことを確認します。
注意FTPサービスを設定した場合、設定がサービスに反映されるまでに数分かかる場合があります。
FTP サービスに接続可能な外部ユーザーを追加する
-
> サービス > FTPページで、起動しているFTP サービスのアクションメニューから情報を選択します。
-
External SFTP Userのユーザー数が表示されているリンクを選択します。
-
表示されたFTP > FTP サービス名 > 外部ユーザーページで追加を選択します。
-
手順全般で、以下に示すように項目を設定し、次へを選択します。
項目名
設定内容(例)
名前
ユーザー名を入力する。
Authentication
Password
Password
パスワードを入力する。
-
手順サマリーで、設定が正しいことを確認し、完了を選択します。
注意外部ユーザーの追加後、準備完了まで数分かかる場合があります。
FTPサービスで設定されているルートディレクトリーにユーザー名が追加されます。
VPN接続する
-
> サービス > VPNページで、起動しているVPN サービスのアクションメニューから情報を選択します。
-
エンドポイントをコピーします。
-
CertificateからCA証明書をダウンロードします。
-
利用するクライアントからのVPN通信を設定します。
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コントロールパネルからコンピューター証明書の管理を起動します。
-
信頼された発行元 > すべてのタスク > インポートを選択し、手順3.でダウンロードしたCA証明書をインポートします。
注意ダウンロードしたCA証明書の拡張子は.pemです。.pemファイルが表示されない場合は、すべてのファイルを表示するように設定してください。
-
設定からVPNの設定を起動します。
-
VPN接続を追加するページで以下のように設定します。
項目名
設定内容(例)
VPN プロバイダー
Windows(ビルトイン)
サーバー名またはアドレス
手順2.でコピーしたホスト名を設定する。
VPNの種類
IKEv2
ユーザー名
HULFT Squareに設定したVPN接続ユーザーのユーザー名を設定する。
パスワード
HULFT Squareに設定したVPN接続ユーザーのパスワードを設定する。
-
VPNに接続します。
FTP接続し、ファイルを転送する
-
> サービス > FTPページで、起動しているFTP サービスのアクションメニューから情報を選択します。
-
エンドポイントとポート番号をコピーします。
-
FTPクライアントで、手順2.でコピーしたホスト名とポート番号を指定して接続します。
-
FTP サービスに接続可能な外部ユーザーを追加するに指定したユーザー名とパスワードでログインします。
-
接続したディレクトリーにファイルをアップロードします。
HULFT Squareストレージを確認する
-
> サービス > FTPページで、「FTP サービスを起動する」の手順5.で指定したルートディレクトリの配下に、アップロードしたファイルがあることを確認します。
ファイルの同期が完了するまでに時間がかかる場合があります。