ServiceNowのテーブルに接続してみよう

ServiceNowで用意したテーブルの読み込みまたは書き込みを行う方法について説明します。

HULFT Squareでは、ServiceNowで読み込みおよび書き込みが許可されたテーブルの情報のみ取得することができます。

そのため、読み込みおよび書き込みを行いたいテーブルはServiceNow上でtable listに登録し、HULFT Squareでtable listを経由してテーブル情報を取得します。

説明

事前準備

ServiceNowで事前に以下の準備を行ってください。

  • ターゲットテーブルの作成

  • ステージングテーブルの作成

  • Transform mapの作成

処理の流れ

(1) 使用するテーブルをtable listへ登録する

(2) HULFT SquareでServiceNowのコネクションを作成する

(3) スクリプトを作成する(エクスポート)

スクリプトを作成する(マルチインポート)

(4) スクリプトを実行する

ポイントとなる機能
  • エクスポート処理

    入力データをServiceNowのテーブルに書き込みます。

    クラウド > ServiceNow > エクスポートで設定できます。

  • マルチインポート処理

    ServiceNowのテーブルを読み取ります。

    クラウド > ServiceNow > マルチインポートで設定できます。

操作手順

(1) 使用するテーブルをtable listへ登録する

  1. ServiceNowサイトの画面左上のFilter navigatorにtable listと入力し、検索結果のtablelistを選択します。

  2. Newを選択します。

  3. 表示された画面で、以下のように項目を設定します。

    項目名

    設定

    Table name

    使用するターゲットテーブルを選択する。

    staging name

    使用するステージングテーブルを選択する。

    Read

    チェックボックスを選択する。

    Write

    チェックボックスを選択する。

  4. Submitを選択します。

    これで、table listへの登録が完了しました。

(2) HULFT SquareでServiceNowのコネクションを作成する

  1. > HULFT INTEGRATE > コネクションを選択します。

  2. コネクションページで新規追加を選択します。

  3. コネクション > 新規追加ページ手順種類でリソースタイプを検索します。

    検索ボックスにServiceNowと入力します。

  4. コネクターServiceNowを選択し、種類ServiceNow接続を選択します。

  5. 次へを選択します。

  6. 手順全般で、以下に示すようにコネクションリソースに関する項目を設定します。

    項目名

    設定(例)

    名前

    ServiceNow接続

    ワークスペース

    Personal

    説明

    (任意)

  7. 次へを選択します。

  8. 手順設定でServiceNowの接続情報を設定します。

    • クライアントID

    • クライアントシークレット

    • ユーザー名

    • パスワード

    • トークンエンドポイント

    • 共通URI

    = 備考 =

    トークンエンドポイントを設定した後、トークンを発行するを選択し、リフレッシュトークンに設定されることを確認してください。

  9. 次へを選択します。

  10. 手順プロファイルでプロファイルを選択します。

  11. 手順 サマリーで確認し完了を選択します。

(3) スクリプトを作成する(エクスポート)

  1. HULFT Squareでデザイナーを起動します。

    デザイナーの起動方法については、「デザイナーの起動」を参照してください。

  2. ツールパレットからクラウド > ServiceNow > エクスポートをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップします。

    エクスポート処理の設定は、以下のように行います。

    必須設定タブ

    項目名

    設定値

    説明

    name-value pairs-name

    列名を入力する。

    条件に当てはまるレコードを取得します。

    name-value pairs-value

    値を入力する。

    sysparm_fields

    列名,列名

    列名をカンマ区切り「,」で設定すると、指定の列名のみ取得します。

    sysparm_limit

    5

    数値を入れるとそのレコード数のみ取得します。

    sysparm_offset

    10

    数値を入れるとそのレコードから後のレコードを取得します。

    = 備考 =

    接続先を選択した後、接続先からテーブル名を取得を選択することで、テーブル名にテーブルが選択できていることを確認できます。

  3. テーブル名を設定した後、テーブルを指定して出力スキーマを設定を選択して出力スキーマを設定します。

  4. コンポーネントアイコンを以下のように繋ぎます。

(3) スクリプトを作成する(マルチインポート)

  1. HULFT Squareでデザイナーを起動します。

    デザイナーの起動方法については、「デザイナーの起動」を参照してください。

  2. ツールパレットからクラウド > ServiceNow > マルチインポートをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップします。

    マルチインポート処理の設定は、以下のように行います。

    必須設定タブ

    = 備考 =

    接続先を選択した後、接続先からステージングテーブル名を取得を選択することで、テーブル名にテーブルが選択できていることを確認できます。

  3. ステージングテーブル名を設定した後、ステージングテーブルを指定して入力スキーマを設定を選択して入力スキーマを設定します。

  4. コンポーネントアイコンを以下のように繋ぎます。

(4) スクリプトを実行する

スクリプトを実行し、正常終了すれば成功です。

スクリプトの実行方法については「CSVを加工するスクリプトを作ってみよう」の「スクリプトを実行する」を参照してください。