詳細ホスト情報

HULFT Transfer Appサービスで集信または配信する相手ホストの詳細情報を指定します。

詳細ホスト情報の設定は、ナビゲーションメニューの > HULFT TRANSFER APP > 詳細ホスト情報から設定するか、HULFT Transfer 設定移行ツールを使用して設定できます。

ここでは、詳細ホスト情報の設定時のキーポイントについて解説します。

 

設定のポイント

詳細ホスト情報を新規作成するには、詳細ホスト情報ページの追加を選択し、相手ホストの情報を入力します。

注意

詳細ホスト情報の設定を行うには、以下のいずれかの権限が必要です。

  • AppTransferHostInfoFullAccess

  • AppTransferHostInfoEditAccess

ここでは、詳細ホスト情報ページからの画面遷移と、詳細ホスト情報の作成および削除などの機能について説明します。

= 備考 =

HULFT Squareの基本的なUI要素などの名称や働きについては、以下のトピックを参照してください。

 

詳細ホスト情報

ナビゲーションメニューの > HULFT TRANSFER APP > 詳細ホスト情報を選択すると表示されます。

(1) 追加

詳細ホスト情報を新規作成して設定するには、このアイコンを選択します。

詳細ホスト情報の設定については、「詳細ホスト情報> 新規追加」を参照してください。

(2) 設定リスト

作成済の詳細ホスト情報の情報が表形式で表示されます。

(3) アクションメニュー

作成済の詳細ホスト情報に対して操作を実行するには、このアイコンを選択します。

を選択すると、以下の操作メニューが表示されます。

情報

選択中の詳細ホスト情報に関する詳細情報が表示されます。表示されている詳細ホスト情報を編集および削除することができます。

選択すると、詳細ホスト情報> 詳細ホスト情報名が表示されます。

削除

選択中の詳細ホスト情報を削除します。

 

詳細ホスト情報> 新規追加

詳細ホスト情報ページで追加を選択すると、このページが表示されます。

ウィザード形式のページで、情報を順番に設定して詳細ホスト情報を新規作成します。

 

手順全般

名前

詳細ホスト情報の名前を指定します。

説明

設定する詳細ホスト情報に対する説明コメントを指定します。

次へ

次のページを表示します。

 

手順プロファイル

プロファイル

詳細ホスト情報と紐づけるプロファイルを選択します。

次へ

次のページを表示します。

 

手順設定

項目一覧

HULFT Transferアプリケーションで設定する項目について説明します。

以下の表のグレーアウトの項目はHULFTでのみサポートされている項目です。HULFT Transferアプリケーションではサポートされていません。HULFTとの互換性を確認する場合にご利用ください。

表2.6 詳細ホスト情報項目一覧

項目値

初期値

設定値

省略

備考

画面名称

ファイル

ホスト名

HOST

 

英数字と一部の記号(*1)

×

68バイト以内。

PrivateLinkの場合、IDが68バイトに収まらないため、DNS登録が必要です。

コメント

COMMENT

 

文字

60バイト以内

ホスト種

HOSTTYPE

 

Mainframe

UNIX/Linux/NonStop

WindowsNT系OS

Windows9x系OS

IBM i

富士通Kシリーズ

×

 

転送コードセット

KCODETYPE

 

(*2)

×

 

日本語規格

JISYEAR

JIS83

JIS78

JIS83

 

集信ポートNo.

RCVPORT

30000

1~65535

×

 

要求受付ポートNo.

REQPORT

31000

1~65535

×

(2025/4/20から有効)

接続形態

CONNECTTYPE

L

L

×

HULFT Squareではサポートされていません。

HULFT7通信モード

HUL7MODE

チェックなし

チェックなし:無効

チェックあり:有効

 

ホスト別配信多重度

HOSTSPSNUM

0

0~9999

 

PROXYサーバ名

MYPROXYNAME

 

 

 

HULFT Squareではサポートされていません。

PROXYポートNo.

MYPROXYPORT

 

 

 

HULFT Squareではサポートされていません。

送信要求・再送要求受付許可

SENDPERMIT

チェックあり

チェックなし:サービスの受け付けを拒否する

チェックあり:サービスを受け付ける

 

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

HULJOBPERMIT

Y

Y、N

HULFT Squareではサポートされていません。

ジョブ実行結果通知受付許可

HULSNDRCPERMIT

Y

Y、N

HULFT Squareではサポートされていません。

リモートジョブ実行受付許可

HULRJOBPERMIT

Y

Y、N

HULFT Squareではサポートされていません。

簡易転送受付許可

ALLOWINSTTRANS

N

Y、N

HULFT Squareではサポートされていません。

ユーザの通知

USRNOTIFY

N

Y、N

HULFT Squareではサポートされていません。

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」のみ指定可能です。

*2

:

項目の詳細は、「各項目の説明」を確認してください。

各項目の説明

詳細ホスト情報に設定する各項目について説明します。( )内はパラメータファイル使用時に指定する項目名です。

ホスト名(HOST)

配信側または集信側のホスト名を指定します。

配信する場合、このホスト名と転送グループ情報のホスト名が関連づけされます。

集信する場合、このホスト名と配信側の自ホスト名が関連づけされます。

コメント(COMMENT)

ホストに対するコメントを指定します。

ホスト種(HOSTTYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストのOS種別を選択します。

  • Mainframe

  • UNIX/Linux/NonStop

  • WindowsNT系OS

  • Windows9x系OS

  • IBM i

  • 富士通Kシリーズ

転送コードセット(KCODETYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストの文字コードを選択します。

  • Shift-JIS

  • EUC-JP

  • UTF-8

  • JEF

  • IBM漢字

  • KEIS

  • NEC

  • GB18030

  • IBM簡体字

日本語規格(JISYEAR)

転送コードセット(KCODETYPE)で指定した文字コードのJIS年度を選択します。

日本語コード変換の場合のみ、設定値が有効となります。

  • JIS78

  • JIS83

省略するとJIS83が設定されます。

集信ポートNo.(RCVPORT)

集信デーモンが使用するポート番号を指定します。

要求受付ポートNo.(REQPORT)

要求受付デーモンが使用するポート番号を指定します。

HULFT7通信モード(HUL7MODE)

ホスト名(HOST)で指定したホストとの通信方法を選択します。

  • 無効

    まずHULFT8の通信方法で接続し、相手ホストが下位バージョンだった場合はHULFT7の通信方法に切り替えます。

  • 有効

    最初からHULFT7の通信方法で接続します。

省略すると無効が設定されます。

ホスト別配信多重度(HOSTSPSNUM)

ホスト名(HOST)で指定したホストへの配信多重度を指定します。

0を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行いません。

省略すると0をが設定されます。

ホスト別配信多重度には、HULFT Transfer App起動カテゴリにある配信プロセスの多重度以下の値を設定するようにしてください。

送信要求・再送要求受付許可(SENDPERMIT)

送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否を選択します。

  • チェックなし

    サービスの受け付けを拒否します。

  • チェックあり

    サービスを受け付けます。

省略するとチェックありが設定されます。

次へ

次のページを表示します。

 

詳細ホスト情報> 詳細ホスト情報名

詳細ホスト情報ページで、設定リストのアクションメニューから情報を選択すると、このページが表示されます。

選択中の詳細ホスト情報に関する詳細情報を確認できます。

(1) 詳細ホスト情報名

詳細ホスト情報名に、詳細ホスト情報の名前が表示されます。

(2) プロファイル

アクセス権があるプロファイルが一覧で表示されます。

プロファイルごとに詳細ホスト情報を設定できます。

(3) 編集

詳細ホスト情報を編集します。

Copy Configuration Fromで詳細ホスト情報を選択すると、Configure済みの詳細ホスト情報の設定をコピーできます。

(4) 削除

すべての詳細ホスト情報の設定を削除します。