スクリプト変数
スクリプト変数とは
スクリプト変数とは、スクリプトごとに使用できる変数です。ユーザーが自由に作成および追加できます。
スクリプト変数のデータ型
スクリプト変数には、以下の種類のデータ型があります。
- 文字列型
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内部データ型は「String」です。
0~2147483647文字の文字列を表します。デフォルト値は空文字です。
- 整数型
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内部データ型は「int」です。
-2147483648~2147483647の整数を表します。デフォルト値は「0」です。
初期値やテスト実行時の値に整数以外の値を設定した場合は、スクリプト実行時に「0」になります。
注意Mapper内で小数値を代入した場合、整数部のみが代入されます。
- 10進数型
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内部データ型は「BigDecimal」です。
任意精度の符号付き小数を表します。デフォルト値は「0」です。
- 日付/時間型
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内部データ型は「Date」です。
日付、時間を表します。デフォルト値は「1970-01-01T09:00:00.000+0900」です。
- 真偽値型
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内部データ型は「boolean」です。
「true」または「false」の真偽値を表します。デフォルト値は「false」です。
- バイナリ型
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内部データ型は「byte[]」です。
バイナリデータを表します。デフォルト値はnullです。
- XML型
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XML型のデータ、またはテーブルモデル型のデータを格納します。
デフォルト値はnullです。
入出力変数について
スクリプトにスクリプト入力変数およびスクリプト出力変数を用意することにより、スクリプト間やジョブとスクリプト間でのデータの受け渡しが可能になります。
スクリプト入力変数およびスクリプト出力変数の作成
呼び出し先スクリプト(スクリプト呼び出し処理)および実行するスクリプト
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プロジェクトエクスプローラで、対象のスクリプト変数のプロパティ設定のダイアログを表示します。
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スクリプト入力変数として使用するまたはスクリプト出力変数として使用するにチェックを入れます。
詳細については、「スクリプト変数の作成 」を参照してください。
使用方法
呼び出し元スクリプト(スクリプト呼び出し処理)
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入力変数
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出力変数
スクリプト呼び出し処理のプロパティから、対象のスクリプト変数に代入する値を指定します。

Mapperから、コンポーネント変数として値を取得します。

呼び出し先スクリプト(スクリプト呼び出し処理)および実行するスクリプト
通常のスクリプト変数としてスクリプト内で使用します。
仕様制限
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10進数型、または日付/時間型のスクリプト変数の初期値に不正な値が設定されている場合、スクリプトが実行されません。
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スクリプトの外からスクリプト入力変数にnullを代入した場合、デフォルト値が設定されます。
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整数型または日付/時間型のスクリプト出力変数にnullを代入した場合、スクリプトの外ではデフォルト値で取得されます。
注意事項
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初期値またはテスト実行時の値未設定時の場合、デフォルト値になります。
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nullが代入されたスクリプト変数をプロパティ項目の入力フィールドに設定した場合、スクリプト変数のデータ型のデフォルト値で展開されます。