XRINSTLの作成

転送したHULFTライブラリ復元プログラム作成用JCL（HULFT8.INSTX.V100.JCL）を編集後、実行し、HULFTライブラリ復元プログラム（XRINSTL）を作成します。

(1) ロードモジュール格納用ライブラリの作成

XRINSTLロードモジュールを格納するライブラリを、以下の属性で作成してください。

本書では、ライブラリ名を「HULFT.INSTL.LOAD」として説明しています。

表2.5 作成するライブラリの属性
ライブラリ名	属性	設定
HULFT.INST.LOAD	スペース単位	CYL
	初期量	1
	ディレクトリブロック数	1
	レコード形式	U
	レコード長	0
	ブロック長	6144
	ディレクトリ形式	LONG

(2) HULFTライブラリ復元プログラム作成用JCLの編集と実行

「提供媒体からMainframeへのファイル転送」で転送した「HULFT8.INSTX.V100.JCL」の内容を編集し、「(1) ロードモジュール格納用ライブラリの作成」で作成したライブラリ名を反映してください。

該当のファイルを編集画面で開き、ELIBに定義している「HULFT.INSTL.LOAD」を作成したライブラリ名に変更します。

［JCL例］

\         JOB  HULLNK,LIST(A,JD)                                                
\*====================================================================          
\* HULFT LIBRARY RESTORE PROGRAM OBJECT                                         
\*                                                                              
\*====================================================================          
\         EX   LIED,RSIZE=1024,COND=20                                          
\         PARA NAME(XRINSTL),REP,LET,NOCALL,PIN=RLIB,LIST                       
\         FD   U01=DA,VOL=WORK,TRK=(20,20)                                      
\         FD   LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(50,20),SOUT=A                              
\         FD   ELIB=DA,FILE=HULFT.INSTL.LOAD                                    
\         FD   RLIB=*                                                           
ESD                                  XRINSTL                                    
:

FD名	項目名	説明
ELIB	HULFT.INSTL.LOAD	XRINSTLロードモジュールを格納するライブラリ

変更後の「HULFT8.INSTX.V100.JCL」を実行すると、ELIBに指定したライブラリに「XRINSTL」が作成されます。