環境設定の確認
バージョンアップの作業が正常に完了したことを確認します。
(1) 製品確認コマンド(utlhulversion)による確認
製品確認コマンドによりバージョンが更新されたことを確認します。
(2) HULFT管理画面による確認
HULFT管理画面を起動し、画面左上に表示されているバージョンが更新されたことを確認します。
HULFT8 for <<処理選択メニュー>> ESC :終了
Linux-Enterprise TAB :項目移動
Ver.08.XX.XX
1.配信状況照会
2.集信状況照会
3.要求状態確認
4.転送状況一覧
5.再配信待ち状況一覧
6.システム管理
区分 ===> F F:ファイルID別
H:ホスト名別
ファイルIDまたはホスト名 ※省略時は、ファイルID別
画面10.1 処理選択メニュー画面
また、システム動作環境設定や、各種管理情報が正しく引き継がれていることを確認します。HULFT管理画面の利用方法は、「HULFTのシステム動作環境設定」を参照してください。
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バージョンアップ後の詳細ホスト情報のHULFT7通信モード(HUL7MODE)には、“Y(有効)”が設定されています。
相手ホストのHULFTがVer. 8.0.0以降の場合は、バージョンアップ後に必ず“N(無効)”に変更してください。
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以下の項目について、HULFT8では初期値“0”を推奨していますが、バージョンアップ時には移行前の設定値を引き継ぎます。
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システム動作環境設定のソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)
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システム動作環境設定のソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)
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配信管理情報の転送ブロック長(BLOCKLEN)
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配信管理情報の転送ブロック数(BLOCKCNT)
必要に応じて、バージョンアップ後に設定値を変更してください。
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HULFT Ver.8.4.0未満のシステム動作環境設定の要求受付ホストチェック(obshstchk)の値は、Ver.8.4.0以降では以下の複数の項目に分かれて引き継がれます。
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未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(allowsndreq)
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未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(allowpostrjobrslt)
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未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可(allowjobrsltntfy)
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未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(allowrmtjobexe)
バージョンアップを行った場合、各項目の設定値を確認して必要に応じて値を変更してください。システム動作環境設定の各項目の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
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高強度暗号強制モードの設定方法は、「高強度暗号強制モードを使用する場合の作業」を参照してください。
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HULFT Scriptを含むプロダクトキーでアップデートし、以下の製品のいずれかと連携する場合は、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)に適切なポート番号を設定してください。
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HULFT8 Script Option for UNIX
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HULFT8 Script Option for Linux
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HULFT8 Script Option for zLinux
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DataSpider Servista
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