配信履歴または集信履歴の削除

集配信履歴ファイルには、1つのファイルを配信または集信するごとに1件の履歴レコードが蓄積されます。不要になった履歴レコードは定期的に削除してください。

(1) 集配信履歴削除プログラム

プログラム名

XRLOGDEL

XRSYSIN定義カード

HULFTシステムの動作環境を設定します。設定内容の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」のシステム動作環境設定を参照してください。

定義カードの形式

OPLSELECT=操作ログ出力選択 (*1)
DATEFMT=日付形式

*1

:

操作ログ出力機能を使用する場合は、操作ログ関連の設定が必要です。詳細は「操作ログの動作設定」を参照してください。

XRCRD定義カード

集配信履歴を削除するための定義カードの形式は以下のとおりです。

定義カードの形式

             a               b
DELINF {ISS|RCV}[,FILE-ID=fileid] 
             c              d         e         f
  [{,YMD=date1 [-date2]|,DAY=999|,LASTWEEK|,LASTMONTH}]

= 備考 =

定義カードが2行にまたがる場合は、以下のいずれかの方法で定義カードを記述してください。

  • 1行目は71カラム目まで記述した後、72カラム目に「-」(ハイフン)を記述する。2行目は1カラム目から記述する。

  • パラメータの後の「,」(カンマ)まで記述した後、半角スペースを空けた上で71カラム目までに「-」(ハイフン)を記述する。

定義カードの入力内容

a.削除履歴の指定

配信履歴または集信履歴のどちらを削除するかを指定します(省略不可)。

ISS

: 配信履歴

RCV

: 集信履歴

b.ファイルID

配信履歴または集信履歴の中の削除対象のファイルIDを指定します(省略可)。

英大文字で始まる50バイト以内の英数字で指定します。

簡易転送の配信履歴または集信履歴を削除するには、ファイルIDに「_INSTANT_TRANSFER_」を指定します。

省略すると、すべてのファイルIDが削除対象となります。

c.日付

配信履歴または集信履歴の中の削除対象の日付を指定します(省略可)。

8バイトの数字で指定します。

日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)で設定した形式で指定します。

日付は以下のいずれかの形式で指定します。

  • YMD=date1

  • YMD=date1-date2

「YMD=date1-date2」で指定する場合は、「date1<date2」である必要があります。

「YMD=date1」で指定すると「date1」の履歴が削除されます。

「YMD=date1-date2」で指定すると「date1」から「date2」までの履歴が削除されます。指定した「date1」、「date2」も削除の対象に含まれます。

省略すると、「ファイルID」で指定したファイルIDの履歴レコードがすべて削除対象となります。

検索の対象となるのは配信または集信の開始日付です。

d.削除対象外とする日数

現在の日付より過去の指定日数分の配信履歴または集信履歴を残し削除します(省略可)。

“1”~“366”の範囲で指定します。

e.前週までの配信履歴または集信履歴削除

前週の土曜以前の配信履歴または集信履歴を削除します(省略可)。

土曜日の配信履歴または集信履歴を含めて削除されます。

f.前月までの配信履歴または集信履歴削除

前月の末日以前の配信履歴または集信履歴を削除します(省略可)。

前月の末日の配信履歴または集信履歴を含めて削除されます。

= 備考 =

以下のパラメータをすべて省略することはできません。必ずどれか1つパラメータを指定してください。

  • ファイルID

  • 日付

  • 削除対象外とする日数

  • 前週までの配信履歴または集信履歴削除

  • 前月までの配信履歴または集信履歴削除

JCL例

//XRLOGDEL JOB CLASS=A,MSGCLASS=B                                               
//XRLOGDEL EXEC PGM=XRLOGDEL                                                    
//STEPLIB  DD   DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR                                         
//STEPCAT  DD   DSN=USERCAT,DISP=SHR                                            
//XRLOG DD DSN=HULFT.LOG,DISP=SHR                                               
//XRLOG1 DD DSN=HULFT.LOG.PATH1,DISP=SHR                                        
//XRLOG2 DD DSN=HULFT.LOG.PATH2,DISP=SHR                                        
//XRSYSIN DD DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR                                 
//SYSOUT DD SYSOUT=*                                                            
//XRCRD DD *                                                                    
DELINF ISS,FILE-ID=LOOPTEST,YMD=20171229-20180131                               
DELINF RCV,FILE-ID=LOOPTEST,YMD=20171229-20180131                                
//

DD名

項目名

説明

STEPLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリ

STEPCAT

USERCAT

カタログ簿データセット名

XRLOG

HULFT.LOG

集配信履歴ファイルIDキーファイル

XRLOG1

HULFT.LOG.PATH1

集配信履歴ホスト名キーファイル

XRLOG2

HULFT.LOG.PATH2

集配信履歴日付キーファイル

XRSYSIN

HULFT.PARMLIB(HULPRM)

システム動作環境設定ファイル