集信管理情報リスト出力
集信管理情報で登録済みの各情報の一覧を、バッチ処理でリストに出力できます。
(1) 集信管理情報リスト出力プログラム
プログラム名
XRRCVLST
XRSYSIN定義カード
HULFTシステムの動作環境を設定します。設定内容の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」のシステム動作環境の説明を参照してください。
定義カードの形式
OPLSELECT=操作ログ出力選択 (*1) DATEFMT=日付形式 HULCHARSET=HULFTキャラクタセット
*1 |
: |
操作ログ出力機能を使用する場合は、操作ログ関連の設定が必要です。詳細は「操作ログの動作設定」を参照してください。 |
XRCRD定義カード
定義カードは最大100件まで指定できます。
集信管理情報をリストに出力するための定義カードの形式は以下のとおりです。
FILE-ID=ファイルID1[-ファイルID2]
定義カードが2行にまたがる場合は、以下の方法で定義カードを記述してください。
-
1行目は71カラム目まで記述した後、72カラム目に「-」(ハイフン)を記述する。2行目は1カラム目から記述する。
指定した“ファイルID1”、または“ファイルID1”から“ファイルID2”に該当する集信管理情報をリストに出力します。
集信管理情報のすべての情報をリストに出力するには、XRCRD定義カードに“DUMMY”を指定してください。
JCL例
集信管理情報をリストに出力するためのJCL例は以下のとおりです。
//XRRCVLST JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //JOBLIB DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR //JOBCAT DD DSN=USERCAT,DISP=SHR //XRRCVLST EXEC PGM=XRRCVLST //XRFILE DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR //XRHOST DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR //XRSYSIN DD DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR //SORTWK01 DD UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(3,1)) //XRPRINT DD SYSOUT=* //SYSOUT DD SYSOUT=* //XRCRD DD * FILE-ID=S0000001 FILE-ID=S0000003-S0000005 //
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
JOBLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
JOBCAT |
USERCAT |
カタログ簿データセット名 |
XRFILE |
HULFT.FILE |
集配信管理ファイル |
XRHOST |
HULFT.HOST |
詳細ホスト情報ファイル |
XRSYSIN |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
システム動作環境設定ファイル |
パラメータ名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
UNIT |
SYSDA |
UNIT |
集信管理情報一覧の表示例
***** RECEIVE INFORMATION TABLE ***** 2015.12.01 20:04 PAGE: 1 FILE ID : FILE00018TOKYO8TO8NAGOYA FILE INFORMATION COMMENT : TRANSFER TOKYO TO NAGOYA HOST FILE : HULDATA.V800PSW.RCV2 VOLUME NO : TEST03 REC-FM : F CYL(0005,0003) REC-LEN : 00080 BLOCK LEN : 00800 RCV MODE : REP ABNORMAL : DELETE RCV TYPE: SINGLE WORK-VOL : NORMAL JOBID : JOB ABNORMAL JOBID : CATALOG : C VOL-TYPE : S EBCDIC SET : AUTO RECEIVE COMPLETION NOTICE : T MFRCVORG : RCV UNIT : VSEQNO : PRINT-CNTL : RCV-RDW : NO DATAVERIFY : NO TRANSMISSION SERVER (GRP0018TO8NAGOYA ) : ZOS13
<各項目の説明>
- FILE ID
-
リストに出力した集信管理情報のファイルID
- COMMENT
-
集信するファイルに対するコメント
- HOST FILE
-
Mainframe上に格納されている、集信するファイルのデータセット名
- VOLUME NO
-
HOST FILEに表示されているデータセットが格納されるボリューム通番
- REC-FM
-
HOST FILEに表示されているデータセットのレコード形式とスペース容量(スペース単位、初期値、増分量)
- REC-LEN
-
HOST FILEに表示されているデータセットのレコード長
- BLOCK LEN
-
HOST FILEに表示されているデータセットのブロック長
- RCV MODE
-
集信するファイルの登録方法
- ABNORMAL
-
集信に失敗したときの集信ファイルの処置
- RCV TYPE
-
集信するファイルの集信形態
- WORK-VOL
-
集信形態が複数集信の場合の一時ファイルが格納されるボリューム通番
- NORMAL JOBID
-
集信が正常終了した後に起動するジョブとして登録されているID(ジョブID)
- ABNORMAL JOBID
-
集信が異常終了した後に起動するジョブとして登録されているID(ジョブID)
- CATALOG
-
集信するファイルのカタログ管理方法
- VOL-TYPE
-
集信ファイルのボリューム数
- EBCDIC SET
-
1バイトコードを変換するときに使用する、自ホストのEBCDIC系コードセット
- RECEIVE COMPLETION NOTICE
-
配信側ホストへの集信完了通知
- MFRCVORG
-
集信ファイルの属性選択
- UNIT
-
集信ファイルを格納するUNIT名
- VSEQNO
-
集信ファイルを格納するテープボリューム上の順序番号
- PRINT-CNTL
-
印刷形式ファイルの選択
- RCV-RDW
-
RDW付集信を行うかどうかの設定
- DATAVERIFY
-
集信ファイルに対するデータ検証の扱い
- TRANSMISSION SERVER
-
送信要求を行うときの相手先が登録されているID(転送グループID)と実際の相手先