ジョブ実行結果通知
起動したジョブの実行結果を相手ホストに通知できます。サービス名は「HULSNDRC」です。
起動ジョブのJCLの最後に「ジョブ実行結果通知プログラム(XRSNDRC)」を組み込むことにより、ジョブ状態通知を発行します。
(1) ジョブ実行結果通知プログラム
プログラム名
XRSNDRC
実行(EXEC文)パラメータ
TISPの環境で設定した要求接続アプリケーション名を指定します。
XRSYSIN定義カード
HULFTシステムの動作環境を設定します。設定内容の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」のシステム動作環境の説明を参照してください。
定義カードの形式
HOST-NAME=自ホスト名 DOMAIN=自ドメイン名 RETRY=接続エラー時のリトライ回数 HSTCHA=自ホスト名または自ドメイン名の小文字、大文字選択 OPLSELECT=操作ログ出力選択 (*1) HULCHARSET=HULFTキャラクタセット
*1 |
: |
操作ログ出力機能を使用する場合は、操作ログ関連の設定が必要です。詳細は「操作ログの動作設定」を参照してください。 |
XRCARD定義カード
JCLと定義カードはエディタなどで作成してください。
定義カードは1カラム目から指定してください。
定義カードの形式
- Hホスト名
-
通知先ホスト名を指定します。
50バイト以内の英数字で指定します。
- Mメッセージ
-
通知するメッセージ(最大70バイト、1行指定)
- C完了コード
-
通知する完了コードを指定します。
4桁の数字で指定します。
省略すると、「0000」が通知されます。
定義例
HMSP1 MHULJOB NORMAL ENDED C0000
JCL例
正常時のJCL
//HULJOB JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //JOBLIB DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR //JOBCAT DD DSN=USERCAT,DISP=SHR : : USER DEFINED JOB STEP : : //HULSNDRC EXEC PGM=XRSNDRC,PARM='HULCON' //SYSOUT DD SYSOUT=* //XRFILE DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR //XRHOST DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR //XRSYSIN DD DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR //XRCARD DD * HMSP1 MXRSNDRC NORMAL ENDED C0000 /* //
USER DEFINED JOB STEPはユーザが定義したジョブ
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
JOBLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
JOBCAT |
USERCAT |
カタログ簿データセット名 |
XRFILE |
HULFT.FILE |
集配信管理ファイル |
XRHOST |
HULFT.HOST |
詳細ホスト情報ファイル |
XRSYSIN |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
システム動作環境設定ファイル |
異常時のJCL
//HULJOB JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //JOBLIB DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR //JOBCAT DD DSN=USERCAT,DISP=SHR : : USER DEFINED JOB STEP : : //HULSNDRC EXEC PGM=XRSNDRC,PARM='HULCON',COND=(0,GT) //SYSOUT DD SYSOUT=* //XRFILE DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR //XRHOST DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR //XRSYSIN DD DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR //XRCARD DD * HMSP1 MXRSNDRC ABNORMAL ENDED C000C /* //
USER DEFINED JOB STEPはユーザが定義したジョブ
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
JOBLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
JOBCAT |
USERCAT |
カタログ簿データセット名 |
XRFILE |
HULFT.FILE |
集配信管理ファイル |
XRHOST |
HULFT.HOST |
詳細ホスト情報ファイル |
XRSYSIN |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
システム動作環境設定ファイル |