配信管理情報(Windows)
配信するファイルのファイル情報を登録します。
(1) 項目一覧
項目名 |
初期値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
---|---|---|---|---|
ファイルID |
|
英大文字数字 |
× |
8バイト以内 |
コメント |
|
文字 |
○ |
60バイト以内 |
ファイル名 |
|
文字 |
× |
200バイト以内 |
転送タイプ |
TEXT |
(*1) |
× |
|
M/ フォーマットID |
|
英大文字数字 |
○ |
8バイト以内 |
圧縮レベル |
圧縮なし |
(*1) |
× |
|
圧縮単位 |
0 |
0,1~32760 |
○ |
単位: バイト |
コード変換 |
配信側 |
(*1) |
× |
|
EBCDICコードセット |
カナ文字 |
(*1) |
× |
|
配信ファイルの扱い |
保存 |
(*1) |
○ |
|
転送グループID |
|
英数字 |
× |
8バイト以内 |
配信前ジョブID |
|
英数字 |
○ |
8バイト以内 |
正常時ジョブID |
|
英数字 |
○ |
8バイト以内 |
異常時ジョブID |
|
英数字 |
○ |
8バイト以内 |
連携DBID |
|
英数 |
○ |
8バイト以内 (*2) |
転送間隔 |
0 |
0~32760 |
× |
単位: ミリ秒 |
転送優先度 |
50 |
1~256 |
× |
|
転送ブロック長 |
4096 |
(*3) |
× |
単位: バイト |
転送ブロック数 |
3 |
1~99 |
× |
|
シフトコードの扱い |
付加する |
(*1) |
× |
|
メール連携ID |
|
英大文字数字 |
○ |
16バイト以内 |
暗号キー |
|
英数字 |
○ |
8~20バイト |
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
画面で選択 |
*2 |
: |
「転送タイプ」に“FORMAT”または“MULTIFORMAT”を選択した場合に設定可能。 |
*3 |
: |
接続先ホストがVer.7未満の場合は“6”~“65520”、Ver.7以降の場合は“128”~“65520” |
(2) 各項目の説明
配信管理情報に設定する各項目について説明します。
- ファイルID
-
配信するファイルを認識するためのID
- コメント
-
配信するファイルに対するコメント
- ファイル名
-
Windows上に格納されている配信ファイル
絶対パスで指定します。
「HULFT7 for Windows-EX」を導入した環境ではネットワーク資源を利用したファイルを指定できます。詳細は、接続先ホストの「Windows アドミニストレーション マニュアル」のネットワークファイルの説明を参照してください。
- 転送タイプ
-
配信するファイルのデータタイプ
- FORMAT
-
: フォーマットデータ
- BINARY
-
: バイナリデータ
- TEXT
-
: テキストデータ
- MULTIFORMAT
-
: マルチフォーマットデータ
- M/フォーマットID
-
配信するファイルのフォーマットまたはマルチフォーマットが登録されているID
フォーマットIDの詳細は「フォーマット情報(Windows)」を参照してください。
マルチフォーマットIDの詳細は「マルチフォーマット情報(Windows)」を参照してください。
「転送タイプ」が“FORMAT”の場合はフォーマットID、「転送タイプ」が“MULTIFORMAT”の場合はマルチフォーマットIDが必須です。
- 圧縮レベル
-
ファイルを転送するときの圧縮のレベル
- 圧縮なし
-
- 横圧縮
-
: レコード内圧縮
- 縦横圧縮
-
: レコード間圧縮
- 圧縮単位
-
バイナリファイルを圧縮するときのレコード処理単位
「転送タイプ」が“BINARY”、かつ「圧縮レベル」が“横圧縮”か“縦横圧縮”のときは省略できません。それ以外の場合は指定できません。
値が大きいほど、高速に処理を行います(ただし、メモリを消費します)。
- コード変換
-
配信するファイルのコード変換先
-
配信側
-
集信側
-
無変換
-
- EBCDICコードセット
-
ASCIIコードからEBCDICコードに変換するときに使用するEBCDICコード体系
-
カナ文字
-
英小文字
-
ASCII
-
ASPEN
-
IBM英小文字
-
IBM英小文字拡張
-
NECカナ文字
-
IBMカナ文字拡張
-
ユーザテーブル1
-
ユーザテーブル2
-
ユーザテーブル3
= 備考 =“IBMカナ文字拡張”は、接続先のHULFTがVer.7.3.0以降の場合に指定できます。
-
- 配信ファイルの扱い
-
配信ファイルの配信中の排他制御と、正常終了したときの処置
- 保存
-
: 配信中はロックを行わず、正常終了後ファイルを保存
- クリア
-
: 配信中はロックを行い、正常終了後0バイトファイルになる
- 削除
-
: 配信中はロックを行い、正常終了後ファイルを削除
- ロック
-
: 配信中はロックを行い、正常終了後ファイルを保存
- 転送グループID
-
配信するファイルの配信先が登録されているID
転送グループIDの詳細は「転送グループ情報(Windows)」を参照してください。
- 配信前ジョブID
-
配信を行う前に起動するジョブID
ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報(Windows)」を参照してください。
省略するとジョブ起動はされません。
- 正常時ジョブID
-
ファイルの配信が正常終了したときに起動するジョブID
ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報(Windows)」を参照してください。
省略するとジョブは起動されません。
- 異常時ジョブID
-
ファイルの配信が異常終了したときに起動するジョブID
ジョブIDの詳細は「ジョブ起動情報(Windows)」を参照してください。
省略するとジョブは起動されません。
- 連携DBID
-
配信されたデータの集信側での連携
- CSV
-
: 集信側で集信ファイルをCSV形式変換
- XML
-
: 集信側で集信ファイルをXML形式変換
集信側で集信をCSV形式受信(UNIX、Linux、NonStop、およびWindows)、またはXML形式受信(UNIX、Linux、およびWindows)をする場合、上記の固定文字を指定します。
省略するとCSV形式受信、XML形式受信はされません。連携する場合は、「転送タイプ」に“FORMAT”または“MULTIFORMAT”を指定してください。
- 転送間隔
-
送信単位(転送ブロック長×転送ブロック数)ごとの間隔
- 転送優先度
-
ファイル転送を起動するときの待ち行列での優先度
優先度は、小さい数字ほど高くなります。
- 転送ブロック長
-
1ブロックを転送するときの長さ
「転送ブロック長」と「転送ブロック数」の積が65520を超える値は設定できません。
- 転送ブロック数
-
一度に転送するブロック数
「転送ブロック長」と「転送ブロック数」の積が65520を超える値は設定できません。
- シフトコードの扱い
-
Mainframeやオフコンに対して、コード変換を行うときのシフトコードの扱い
- 付加する
-
: シフトコードを付加する
- 付加しない
-
: シフトコードを付加しない
- メール連携ID
-
ファイル配信後にメールを発行する場合のメール連携ID
省略するとメール連携を行いません。
- 暗号キー
-
データを暗号化するキー
配信するファイルにセキュリティをかけることができます。相手ホストの集信管理情報に設定されている暗号キーと同じ暗号キーを設定してください。
省略するとファイルは暗号化されません。
(3) 設定時の注意点
連携DBID
配信されたデータをUNIXまたはWindowsのデータベースにロードするときのデータベースID(英字で始まる8バイト以内の英数字)を指定すると、[DB連携オプション]と連携できます。データベースIDとして3文字の英大文字“CSV”および“XML”は使用できません。
データベース連携は旧バージョンの互換を保つためのものです。新たにデータベースとの連携を行う場合は「DataWarehouse連携機能」をお使いください。
配信ファイルの扱い
-
“保存”以外に設定すると、同報配信を行えません。
-
指定した配信ファイルを他のユーザアプリケーションでHULFTと同時に使用する場合で、「配信ファイルの扱い」に“削除”を指定した場合、転送終了後ファイルをクローズしてから削除を行うため、その一瞬の間ファイルのロックが外れてしまうことがあります。ユーザアプリケーション間との排他ロックについては、接続先ホストの「Windows アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
メッセージの置換
メッセージ置換を行える項目は以下のとおりです。
以下の項目に“$MSG0”~“$MSG5”を指定することにより、配信要求時に指定したメッセージや集信側にて送信要求時に指定されたメッセージに置換します。
-
配信ファイル名
-
転送グループID
-
配信前ジョブID
-
正常時ジョブID
-
フォーマットID
-
マルチフォーマットID
-
連携DBID
-
メール連携ID