マルチフォーマット情報(Windows)
配信するファイルが複数の異なるレコードフォーマットを持っている場合、マルチフォーマットを登録します。最大20個までのキーとフォーマットID、およびデフォルトフォーマットIDを登録することができます。
(1) 項目一覧
項目名 |
初期値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
---|---|---|---|---|
マルチフォーマットID |
|
英大文字数字 |
× |
8バイト以内 |
コメント |
|
文字 |
○ |
60バイト以内 |
デフォルトフォーマットID |
|
英大文字数字 |
○ |
8バイト以内 |
キー開始位置 |
|
1~19997 |
× |
|
キー長 |
|
1~20 |
× |
|
キー値 |
|
英数字 |
× |
キー長 |
フォーマットID |
|
英大文字数字 |
× |
8バイト以内 |
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
(2) 各項目の説明
マルチフォーマット情報に設定する各項目について説明します。
- マルチフォーマットID
-
登録したマルチフォーマットを認識するためのID
このマルチフォーマットIDと配信管理情報のマルチフォーマットIDが関連づけされます。
- コメント
-
マルチフォーマットに対するコメント
- デフォルトフォーマットID
-
データ内のキーと一致しなかった場合にデフォルトで使用するフォーマットID
デフォルトフォーマットIDを指定しておくと、データ内のキーがマルチフォーマット情報に登録されたキーと一致しないとき、デフォルトフォーマットIDのフォーマットが使用されます。指定しないと、キーと一致しなかった場合、変換エラーとなります。
- キー開始位置
-
レコード単位に設定するキーの開始位置
キー開始位置とキー長を足した値が“19998”を超える値は設定できません。
キー開始位置をフォーマット情報の長さよりも大きくすると、キー値が正しく適用されません。
- キー長
-
レコード単位に設定するキーの長さ
- キー値
-
レコード単位に設定するキー
キーはキー長と同じ長さの英数字で指定します。
キー値を設定する領域の「項目タイプ」は、“X(キャラクタ)”または“M(漢字とキャラクタの混在)”を指定してください。
- フォーマットID
-
キーが一致した場合に使用するフォーマットID
フォーマット情報に登録されているフォーマットIDを指定します。キー値と同じ個数の登録が必要です。キー値からフォーマットIDを識別し、データに適用します。
(3) 設定時の注意点
キー値が正しく適用されない場合
キー開始位置よりも前にフォーマット情報の「項目タイプ」に“P(サイン付内部10進数)”または“S(サイン付外部10進数)”があると、キー開始位置がずれるため、正しいキー値が適用されない場合があります。
フォーマットの適用位置について
キー値と一致したフォーマット情報を適用する場合、フォーマット情報の「開始位置」は、「キー開始位置」に関係なくレコードの1バイト目から適用されます。