マルチフォーマット情報(Windows)

配信するファイルが複数の異なるレコードフォーマットを持っている場合、マルチフォーマットを登録します。最大20個までのキーとフォーマットID、およびデフォルトフォーマットIDを登録することができます。

(1) 項目一覧

表5.40 マルチフォーマット情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

マルチフォーマットID

 

英大文字数字

×

8バイト以内

コメント

 

文字

60バイト以内

デフォルトフォーマットID

 

英大文字数字

8バイト以内

キー開始位置

 

1~19997

×

 

キー長

 

1~20

×

 

キー値

 

英数字

×

キー長

フォーマットID

 

英大文字数字

×

8バイト以内

:

省略可

×

:

省略不可

(2) 各項目の説明

マルチフォーマット情報に設定する各項目について説明します。

マルチフォーマットID

登録したマルチフォーマットを認識するためのID

このマルチフォーマットIDと配信管理情報のマルチフォーマットIDが関連づけされます。

コメント

マルチフォーマットに対するコメント

デフォルトフォーマットID

データ内のキーと一致しなかった場合にデフォルトで使用するフォーマットID

デフォルトフォーマットIDを指定しておくと、データ内のキーがマルチフォーマット情報に登録されたキーと一致しないとき、デフォルトフォーマットIDのフォーマットが使用されます。指定しないと、キーと一致しなかった場合、変換エラーとなります。

キー開始位置

レコード単位に設定するキーの開始位置

キー開始位置とキー長を足した値が“19998”を超える値は設定できません。

キー開始位置をフォーマット情報の長さよりも大きくすると、キー値が正しく適用されません。

キー長

レコード単位に設定するキーの長さ

キー値

レコード単位に設定するキー

キーはキー長と同じ長さの英数字で指定します。

キー値を設定する領域の「項目タイプ」は、“X(キャラクタ)”または“M(漢字とキャラクタの混在)”を指定してください。

フォーマットID

キーが一致した場合に使用するフォーマットID

フォーマット情報に登録されているフォーマットIDを指定します。キー値と同じ個数の登録が必要です。キー値からフォーマットIDを識別し、データに適用します。

(3) 設定時の注意点

キー値が正しく適用されない場合

キー開始位置よりも前にフォーマット情報の「項目タイプ」に“P(サイン付内部10進数)”または“S(サイン付外部10進数)”があると、キー開始位置がずれるため、正しいキー値が適用されない場合があります。

フォーマットの適用位置について

キー値と一致したフォーマット情報を適用する場合、フォーマット情報の「開始位置」は、「キー開始位置」に関係なくレコードの1バイト目から適用されます。