メッセージ出力機能の設定

HULFTの配信ジョブ、集信ジョブ、要求受付ジョブ、および操作ログ受付ジョブは、実行結果などのメッセージを指定したファイルに出力します。

メッセージ出力先の指定方法には、以下の2通りがあります。

起動時のメッセージ出力パラメータ(OUTPUT)を指定

メッセージはパラメータで指定したファイルに出力されます。

このファイルは固定長レコード形式です。

起動時のメッセージ出力パラメータ(OUTPUT)を省略

メッセージはシステム動作環境設定の以下の項目で指定したファイルに出力されます。

  • 配信メッセージログ出力ファイル名(SNDMLOGFILE)

  • 集信メッセージログ出力ファイル名(RCVMLOGFILE)

  • 要求受付メッセージログ出力ファイル名(OBSMLOGFILE)

  • 操作ログメッセージログ出力ファイル名(OPLMLOGFILE)

この場合の出力ファイルをメッセージログと呼びます。

メッセージログはDB形式です。

= 備考 =

メッセージ出力パラメータ(OUTPUT)も上記項目の設定も省略した場合、メッセージは出力されません。

 

メッセージログに出力する場合は、以下の機能を利用できます。

メッセージの出力フォーマットの選択

出力されるメッセージのフォーマットを以下から選択できます。

  • 旧フォーマット

    Ver.8.4未満と互換性のある出力フォーマットです。

  • V8.4フォーマット

    ヘッダ情報が拡充された新しい出力フォーマットです。

各フォーマットで出力される項目については「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

フォーマットはシステム動作環境設定の「メッセージログ出力バージョン(MLOGVER)」で指定します。

「メッセージログ出力バージョン(MLOGVER)」については「メッセージログ関連設定」を参照してください。

= 備考 =

メッセージ出力パラメータ(OUTPUT)を指定した場合、メッセージは旧フォーマットで出力されます。

メッセージ出力のフィルタ

メッセージレベルごと、またはメッセージ番号ごとに、どのメッセージを出力し、どのメッセージを出力しないかを設定できます。

詳細は「メッセージ出力のフィルタ機能」を参照してください。

= 備考 =

メッセージ出力パラメータ(OUTPUT)を指定した場合、すべてのメッセージが出力されます。

メッセージログの自動削除

メッセージログに格納されるレコードの件数が一定数を超えないように、古いレコードを自動的に削除できます。

詳細は「メッセージログの自動削除」を参照してください。

= 備考 =

メッセージ出力パラメータ(OUTPUT)を指定した場合、自動削除はできません。

 

= 備考 =

HULFT操作コマンドおよびユーティリティが出力するメッセージでは上記機能は利用できません。

また、メッセージ出力先パラメータ(OUTPUT)を省略した場合、メッセージは出力されません。