日本語コードセット変換

HULFTで日本語コードセット変換に使用できるコードセットには、以下の種類があります。

表1.3 HULFTが日本語コードセット変換に使用できるコードセット

HULFTの製品名

1バイトコード変換で
扱えるコードセット(*1)

2バイトコード変換で
扱えるコードセット(*1)

HULFT for zOS

EBCDIC(*2)

IBM漢字

UTF-8(*3)

HULFT for MSP

EBCDIC(*2)

富士通漢字(JEF)(*4)

HULFT for XSP

EBCDIC(*2)

富士通漢字(JEF)(*4)

HULFT for Mainframe Type VOS

EBCDIC(*2)

日立漢字(KEIS)(*5)

HULFT for Mainframe Type ACOS

EBCDIC(*2)

NEC漢字(JIPS(E))(*6)

HULFT for IBMi

EBCDIC(*2)

IBM漢字

UTF-8

HULFT for K

EBCDIC(*2)

富士通漢字(JEF)(*4)

HULFT for UNIX/Linux

Shift-JIS

EUC-JP

UTF-8

HULFT for NSK

Shift-JIS

EUC-JP(*7)

UTF-8(*7)

HULFT for Windows

Shift-JIS

UTF-8

*1

:

HULFTでは、1バイトコードと2バイトコードの変換を行います。

1バイトコードおよび2バイトコードの詳細は、以下を参照してください。

*2

:

日本語のEBCDICのコードセットは、機種によって使用できる種類が異なります。

詳細は、「表1.8 「EBCDICセット」の種類」を参照してください。

*3

:

HULFT for zOSでシステム動作環境設定の転送コードセットに“8(UTF-8)”を指定した場合、HULFT for zOSではコード変換できません。

*4

:

JEFとは、Japanese processing Extended Featureを意味します。

*5

:

KEISとは、Kanji processing Extended Information Systemを意味します。

*6

:

JIPSとは、Japanese Information Processing Systemを意味します。

JIPS(E)は、JIPSの各バイトに1バイトのJIS-EBCDICカタカナ(EK)変換規則を適用したものです。

*7

:

NonStopでは扱えないコードセットであるため、HULFT for NSKで設定可能ですが動作保証外になります。

 

Shift-JIS、EUC-JP、およびUTF-8についても、HULFTでは1バイトコードと2バイトコードに分けてコード変換を行います。

日本語コードセット変換では、1バイトコード変換の対象となるのは「JIS X 0201」の文字です。本書では「ASCII」と表記しています。