UTF-8のコード変換に関する留意事項
2バイト表示文字(N)タイプの変換
フォーマット情報の項目タイプが2バイト表示文字(N)タイプの場合の留意事項については、以下を参照してください。
キャラクタ(X)タイプの変換
配信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、以下の条件をすべて満たすと正しくコード変換されません。
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システム動作環境設定のXタイプの変換に「モード1」を設定
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フォーマット情報の項目タイプがキャラクタ(X)タイプ
この場合、1バイトコードとして扱われて処理されます。
先頭に使用できないコード
UTF-8は可変長のみをサポートしているため、“0x00”で始まる外字は使用できません。
タブコードの扱いについて
配信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、以下の条件をすべて満たすとタブコード(0x09)は半角スペースコード(0x40)に変換されます。
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配信側ホストがMF-IBMi系機種
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集信側ホストの転送コードセットがEBCDIC系コードセット
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テキスト転送
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配信データにタブコード(0x09)が存在
EBCDICユーザテーブル
配信側ホストまたは集信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、EBCDICユーザテーブルは使用できません。
システム動作環境設定について
配信側ホストまたは集信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、コード変換に関連するシステム動作環境設定によっては動作が異なることがあります。
- コード変換モード
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配信側ホストまたは集信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、コード変換モードが“1”の動作となります。
- KEIS全角スペースモード
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配信側ホストの転送コードセットがUTF-8の場合、KEIS全角スペースモードが“1”の動作となります。
- 日本語規格
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UTF-8の場合、日本語規格(JIS年度)は「83JIS」固定となります。
システム動作環境設定の設定については、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
詳細ホスト情報について
相手ホストがHULFT for Windowsの場合、転送コードセットに“8(UTF-8)”を指定する場合は、ホスト種に“N(WindowsNT系OS)”を指定してください。“W(Windows9x系OS)”を指定すると“8(UTF-8)”は指定できません。
詳細ホスト情報の設定については、「オペレーション マニュアル」を参照してください。