クラウドストレージDBの情報を使用したファイル転送の概要
Ver.8.5.1以降のHULFT クラウドストレージオプションで、オブジェクトストレージへのアップロードまたはダウンロードで使用できる設定には、以下の4つがあります。
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個別設定
アップロードする集信ファイルおよびダウンロードする配信ファイルに対して、転送先ごとに情報を設定します。
転送先ごとに情報を設定することを個別設定といいます。
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デフォルト設定
アップロードする集信ファイルおよびダウンロードする配信ファイルに対して、個別設定を行わなかった場合に共通で使用される値(デフォルト情報)を設定します。
デフォルト情報を設定することをデフォルト設定といいます。
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クラウドストレージシステム動作環境設定
HULFT クラウドストレージオプション全体の動作環境を設定します。
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下位互換設定
Ver.8.5.0以前のHULFT クラウドストレージオプションと同じ設定です。
下位互換設定で運用する場合は「HULFT クラウドストレージオプションの動作環境(下位互換設定)」を参照してください。
Ver.8.5.1以降のHULFT クラウドストレージオプションには、転送関連情報や認証情報などを設定するデータベース(クラウドストレージDB)があります。
個別設定やデフォルト設定を行う場合、クラウドストレージDBの以下の情報を設定します。
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個別設定
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集信ストレージ管理情報
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配信ストレージ管理情報
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ストレージ認証情報
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デフォルト設定
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集信ストレージ管理情報のデフォルト情報
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配信ストレージ管理情報のデフォルト情報
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ストレージ認証情報のデフォルト情報
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クラウドストレージシステム動作環境設定

図2.1 クラウドストレージDBの概要
クラウドストレージDBの設定についての詳細は、以下を参照してください。
アップロードする集信ファイルの個別設定、デフォルト設定を設定する場合
ダウンロードする配信ファイルの個別設定、デフォルト設定を設定する場合
ストレージの認証情報の個別設定、デフォルト設定を設定する場合
クラウドストレージシステムの動作環境を設定する場合
オブジェクトストレージへのアップロードおよびダウンロードを行うには、オブジェクトストレージへのアクセス権の設定が必要です。
詳細は、「HULFT クラウドストレージオプションを使用するための環境設定」を参照してください。