クラウドストレージシステム動作環境設定
Ver.8.5.1以降のHULFT クラウドストレージオプションでは、アップロード全体並列数およびダウンロード全体並列数(以降、全体並列数)が設定できます。
全体並列数の設定はすべてのオブジェクトストレージへのアップロードおよびダウンロードに適用されます。
全体並列数は、クラウドストレージシステム動作環境設定に設定します。
クラウドストレージシステム動作環境設定に設定できる値と、未設定の場合に採用される値は以下のとおりです。
項目名 |
設定できる値 |
未設定の場合の値 |
---|---|---|
ダウンロード全体並列数 |
2~999 |
48 |
アップロード全体並列数 |
2~999 |
32 |
-
集信ストレージ管理情報および配信ストレージ管理情報の1転送あたりの最大並列数に、全体並列数よりも大きい値を設定しても、1転送あたりの最大並列数は全体並列数に制限されます。
そのため、以下になるように設定してください。
全体並列数≧1転送あたりの最大並列数
-
ダウンロード全体並列数を、未設定の場合の値の“48”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。ダウンロード全体並列数を変更する場合は、ご注意ください。
-
アップロード全体並列数を、未設定の場合の値の“32”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。アップロード全体並列数を変更する場合は、ご注意ください。
クラウドストレージシステム動作環境設定を設定する場合のユーティリティの使用例は、以下を参照してください。
クラウドストレージシステム動作環境設定の登録および初期化
クラウドストレージシステム動作環境設定は、HULFT クラウドストレージオプションのユーティリティの表示コマンドで設定内容を確認し、登録および初期化を行います。
HULFT クラウドストレージオプションのユーティリティについては「HULFT クラウドストレージオプションのユーティリティ」を参照してください。
HULFT起動中はクラウドストレージシステム動作環境設定を登録できません。
HULFT起動中にクラウドストレージシステム動作環境設定の登録を行うと、排他ロックがかかっているため、登録が失敗します。
必ずHULFTを終了させてからクラウドストレージシステム動作環境設定を登録してください。