Azure Blob Storageを使用するための設定

コンテナーとオブジェクトに対するアクセス権限

アカウントSASを使用してAzure Blob Storageにオブジェクトをアップロード、またはAzure Blob Storageからオブジェクトをダウンロードする際は、下表に従ってアカウントSASに権限を指定してください。

設定方法はMicrosoftが提供しているAzure のドキュメントを参照してください。

アップロード機能を利用する場合、集信管理情報の登録モードが“新規作成”のときと“置き換え”のときに必要な権限は共通です。

表3.5 オブジェクトのアップロードに必要な権限

集信管理情報

サービス

リソース

権限

登録モード

新規作成

Blob

コンテナー
オブジェクト

読み取り
書き込み

置き換え

表3.6 オブジェクトのダウンロードに必要な権限

サービス

リソース

権限

Blob

オブジェクト

読み取り

Azure Blob Storageにアクセスするための設定

HULFT クラウドストレージオプションのプラグインがAzure Blob Storageにアクセスするための情報を、集信側ホストまたは配信側ホストのOSのシステム環境変数に設定してください。

表3.7 Azureを使用するための環境変数

環境変数名

説明

AZURE_STORAGE_ACCOUNT

アップロードするユーザのストレージアカウント名

AZURE_STORAGE_KEY(*1)

上記アカウント名のプライマリまたはセカンダリアクセスキー

AZURE_STORAGE_SAS_TOKEN(*1)

アクセス制御のためのトークン

*1

:

AZURE_STORAGE_KEYとAZURE_STORAGE_SAS_TOKENはどちらか一方を必ず設定してください。両方設定されている場合は、AZURE_STORAGE_SAS_TOKENの値が使用されます。

 

なお、以下の環境変数を指定した場合、HULFT クラウドストレージオプションが正常に動作しない場合があります。このため、以下の値は使用しないでください。

  • SSL_SERT_FILE

  • SSL_CERT_DIR

 

アカウント名とアクセスキーの取得方法、およびSASトークンの生成方法についてはAzureが提供しているドキュメントを参照してください。

設定方法は以下を参照してください。

HULFT8 for Windowsの場合

:

「オブジェクトストレージへのアクセス認証の設定(Windows)」

HULFT8 for Linuxの場合

:

「オブジェクトストレージへのアクセス認証の設定(Linux)」