各管理情報のパラメーター生成

登録済みの各管理情報から、管理情報バッチ登録プログラム(XRSYSINF)で使用する定義カードを生成できます。

管理情報パラメーター生成プログラム

プログラム名

XRINFGEN

XRSYSIN定義カード

HULFTシステムの動作環境を設定します。設定内容の詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for zOS アドミニストレーション マニュアル : 各項目の説明

定義カードの形式

OPLSELECT=操作ログ出力選択 (*1)
HULCHARSET=HULFTキャラクターセット
STRONGKEYMODE=高強度暗号強制モード

*1

:

操作ログ出力機能を使用する場合は、操作ログ関連の設定が必要です。詳細は「操作ログの動作設定」を参照してください。

XRCRD定義カード

各管理情報の定義カードを生成する定義カードの形式は以下のとおりです。

SNDFILE=ファイルID  ………………………  配信管理情報の定義カード
RCVFILE=ファイルID  ………………………  集信管理情報の定義カード
JOB=ジョブID  ………………………………  ジョブ起動情報の定義カード
HOST=ホスト名   ……………………………  詳細ホスト情報の定義カード
HGRPID=転送グループID   …………………  転送グループ情報の定義カード
FMTID=フォーマットID  ……………………  フォーマット情報の定義カード
MFMTID=マルチフォーマットID ……………  マルチフォーマット情報の定義カード

管理情報ごとに指定したIDに該当する情報の定義カードを生成します。

IDは前方一致(「*」)の指定ができます。(例:SNDFILE=FILE*)

各管理情報の定義カードの指定を省略すると、すべての管理情報が生成されます。

生成する定義カードの出力先ファイル

表5.1 出力先ファイルの形式

DD名

XRGEN

ファイル編成

順編成ファイル

レコード長

80バイト

レコード形式

固定長ブロック化形式

JCL例

各管理情報の定義カードを作成するためのJCL例は以下のとおりです。

//XRINFGEN JOB CLASS=A,MSGCLASS=B                                               
//INFGEN   EXEC PGM=XRINFGEN                                                    
//STEPLIB  DD   DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR                                         
//XRFILE   DD   DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR                                         
//XRHOST   DD   DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR                                         
//XRSYSIN  DD   DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR                              
//XRGEN    DD   DSN=HULFT.FILE.OUT,DISP=(NEW,KEEP,DELETE),UNIT=SYSDA,           
//             VOL=SER=HUL001,DCB=(BLKSIZE=6160,LRECL=80,RECFM=FB),             
//             SPACE=(CYL,(5,1),RLSE)                                           
//SYSOUT   DD   SYSOUT=*                                                        
//XRCRD    DD   *                                                               
SNDFILE=LOOPTEST                                                                
RCVFILE=LOOPTEST                                                                
JOB=JOB01                                                                       
HOST=ZOS                                                                        
HGRPID=GRP01                                                                    
FMTID=FMT01                                                                     
MFMTID=MFMT01                                                                   
//                                                                              

DD名

項目名

説明

STEPLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリー

XRFILE

HULFT.FILE

集配信管理ファイル

XRHOST

HULFT.HOST

詳細ホスト情報ファイル

XRSYSIN

HULFT.PARMLIB(HULPRM)

システム動作環境設定ファイル

XRGEN

HULFT.FILE.OUT

定義カード出力先ファイル

パラメーター名

項目名

説明

UNIT

SYSDA

UNIT

VOL=SER

HUL001

ボリューム名

高強度暗号強制モードの設定を変更した場合の注意

システム動作環境設定の高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)の設定値を“有効(1)”から“無効(0)”に、または“無効(0)”から“有効(1)”に変更する場合、以下の手順でパラメーターファイルの設定を見直してください。

  1. 高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)の設定値を変更する前の状態でパラメーターファイルを生成する。

  2. パラメーターファイルの暗号キーを高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)の設定値を変更後の状態で使用できる暗号キーに設定し直す。

  3. 高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)の設定値を変更し、パラメーターファイルを登録する。

上記の手順に従わず、高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)の設定値を変更してパラメーターファイルを生成すると、暗号キーに“%ERROR”と出力されます。