HULFT管理画面での要求の発行について
HULFTでは、HULFT管理画面で要求を発行する場合、配信プログラムおよび集信プログラムに対してMODIFYコマンドを発行するため、インターナル・リーダーにJESコマンド($VSコマンド)を出力します。この処理を行うために、インターナル・リーダーにJESコマンド実行権限が必要となります。
権限が必要なHULFT管理画面の処理は以下のとおりです。
配信ファイル一覧画面および配信管理情報一覧画面
配信要求コマンド(I行コマンド)
転送状況一覧画面
配信キャンセルコマンド(C行コマンド)
集信キャンセルコマンド(C行コマンド)
再配信待ち状況一覧画面
再配信要求コマンド(R行コマンド)
JESコマンド実行権限の確認方法
JES2の場合
JES2の初期設定パラメーターファイル(JES2PARM)のINTRDRステートメントが、以下の設定になっていることを確認してください。
INTRDR AUTH=(SYSTEM=YES)
下線部の個所が、“YES”に設定されていることを確認してください。“YES”に設定されていない場合、HULFT管理画面から要求を発行できません。詳細は、「JES2初期設定およびチューニングの解説書」を参照してください。
また、コンソールから$D INTRDRコマンドを投入することでも確認できます。
- [コマンド投入例]
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$D INTRDR
- [応答メッセージ例]
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$HASP838 INTRDR AUTH=(DEVICE=NO,JOB=YES,SYSTEM=NO),BATCH=YES $HASP838 CLASS=A,DCBATTR=NO,HOLD=NO,HONORLIM=NO,
該当の要求を発行し、インターナル・リーダーにJESのコマンド実行権限がない場合は、HULFTが標準で提供している方法とは別の方法で、要求を発行できるようにする方法があります。詳細は、「ジョブ経由での要求の発行」を参照してください。