クラスター環境以外からクラスター環境へのバージョンアップ

クラスター環境以外のHULFT から、クラスター環境対応のHULFT へバージョンアップし、クラスターシステムを構築する場合です。クラスターシステムにおけるHULFTの運用系ノードと待機系ノードに、それぞれインストールを行います。以下にその手順を説明します。

図10.1 クラスター環境へのバージョンアップ

1) 運用系ノードへ既存のHULFTからアップデートインストールを実施します。

2) 待機系ノードへ新規インストールを実施します。

 

インストールは、「カスタムインストール」の手順に沿って行います。その際、以下の項目を選択してください。

  • 「インストールタイプの選択」

    • 運用系ノードへインストールする場合アップデートインストールを選択

    • 待機系ノードへインストールする場合新規インストールを選択

  • 「インストール環境の確認」

    • 運用系ノードへインストールする場合クラスター環境(運用系ノード)を選択

    • 待機系ノードへインストールする場合クラスター環境(待機系ノード)を選択

= 備考 =

バージョンアップの際には、機能追加・変更に伴い、ファイルフォーマットが変更になる場合があります。

履歴ファイル、管理情報ファイルのコンバージョンなどは、すべてセットアッププログラムが実行します。

注意

この作業にはディスク容量として、既存のHULFTで使用されているディスク容量に相当する空き容量が別途必要となります。パーティションの状態は、作業を行う前にdfコマンドなどによりあらかじめ確認してください。

クラスター環境でHULFTを使用する場合、クラスター機能に対応している必要があります。詳細は「クラスター環境について」を参照してください。