HULFTクラスター対応機能のインストール

HULFTクラスター対応機能を使用するには、運用系サーバーおよび待機系サーバーそれぞれに対してHULFTをインストールします。

インストールの形態によってインストール手順が異なります。

運用系ノードにインストールする場合は、ローカルディスクに実行モジュール(HULEXEP)をインストールし、マウントされている共有ディスクに環境設定ファイル類(HULPATH)をインストールします。

待機系ノードにインストールする場合は、実行モジュールだけをインストールします。マウントされていない共有ディスクには、環境設定ファイル類のインストールは行いません。

 

3通りのインストール手順に従って、HULFTインストーラーでそれぞれのノードにHULFTをインストールします。

稼動形態は、片方向スタンバイ構成で説明します。片方向スタンバイ構成では1台のノードへ1回のインストールを行うのに対し、双方向スタンバイ構成では、起動させるHULFTの数分のインストールを実行します。

インストールの方法については、以下を参照してください。

HULFT10 for Linux/AIX 導入 マニュアル : 対話型インストール

HULFT10 for Linux/AIX 導入 マニュアル : バージョンアップ

HULFT10 for Linux/AIX 導入 マニュアル : プロダクトキーの更新とは

新規インストール手順

HULFTクラスター対応機能を新規にインストールする手順について説明します。

この手順は、以下の製品をインストールする場合に行います。

  • 評価版

  • 製品版

  • 製品版(期間限定ライセンス)

 

インストール手順は以下のとおりです。

図3.4 新規インストール手順

1) HULFTを運用系ノードへ新規インストールします。

2) HULFTを待機系ノードへ新規インストールします。

通常アップデートインストール手順

HULFT(デーモン)を停止させ、環境を引き継いでインストールする手順について説明します。

この手順は、以下の場合に行います。

  • クラスター対応機能のないHULFTからのバージョンアップ

 

インストール手順は以下のとおりです。

図3.5 通常アップデートインストール手順

1) 動作中のHULFTを停止させます。

2) HULFTを運用系ノードへアップデートインストールします。

3) HULFTを待機系ノードへアップデートインストールします。

クラスター対応ライセンス更新手順

運用中のHULFT(デーモン)を停止せずに、環境を引き継いでインストールする手順について説明します。

この手順は、以下の場合に行います。

  • ライセンスの更新

 

インストール手順は以下のとおりです。

図3.6 クラスター対応ライセンス更新手順

1) 待機系ノード(共有ディスクにマウントされていないノード)にインストールされているHULFTのライセンスを更新します。

2) ノードを切り替えます。

3) 切り替えた待機系ノードにインストールされているHULFTのライセンスを更新します。再びノードを元の状態へ戻します。