登録済みホストからの要求受付設定機能
要求受付システムでサービスの要求を受け付ける際、HULFTの詳細ホスト情報に登録済みのホストから発行されるサービスの種類ごとに、受け付けを許可するかどうかを選択できます。
この機能を「登録済みホストからの要求受付設定機能」と呼びます。登録済みホストからの要求受付設定機能を利用すると、特定のサービスの要求だけを受け付け、その他のサービスの要求を拒否する運用を実現できます。
登録済みホストからの要求受付設定機能は、次に示すサービスに対して適用できます。
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送信要求(SEND)
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再送要求(RESEND)
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集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)
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ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)
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リモートジョブ実行(HULRJOB)
登録済みホストからの特定のサービス要求を拒否する場合は、詳細ホスト情報の以下の項目で“N(拒否する)”を指定してください。
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送信要求・再送要求受付許可(SENDPERMIT)
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集信後ジョブ結果参照要求受付許可(HULJOBPERMIT)
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ジョブ実行結果通知受付許可(HULSNDRCPERMIT)
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リモートジョブ実行受付許可(HULRJOBPERMIT)
詳細ホスト情報については、以下を参照してください。
HULFT10 for IBMi オペレーション マニュアル :

図2.49 登録済みホストからの要求受付設定機能
システムの運用時、詳細ホスト情報に“N”を指定したサービスの要求は拒否され、エラーとして処理されます。図に示した例では、リモートジョブ実行(HULRJOB)および集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービスに対して、接続を拒否しています。
登録済みホストからの要求受付設定機能は、要求発行元のホストがHULFT Ver.7未満を導入している環境からのサービス要求に対しても適用されます。