外字テーブル組み込み例

作成例として、Shift-JISコードからIBM漢字コードへ変換する際に、「」(Shift-JIS:0x878A、IBM漢字:0x446D)の外字テーブルへの組み込み方法を下記に示します。

なお、この例ではHULFTがHULFTライブラリーにインストールされている場合について説明しています。

外字テーブルファイルの編集

Shift-JISからIBM漢字への外字テーブルファイルをSEUで編集します。

外字テーブルの内容(GTSTOI)

*                       
* FROM SJIS TO IBM KANJI
*                       
                        
* DEFAULT OUTPUT CODE   
DEFAULTCODE=0X44E9      
                        
*INCODE  *OUTCODE    
0X878A   0X446D

上記のファイルで、「*」で始まる行はコメントです。

また、0x7Bで始まる行もコメントになります。ただし、0x7Bはコードセットによって表示される文字が変わります。日本語コードセットの場合、0x7Bは「#」と表示されます。

展開ファイルの作成

外字テーブル展開ファイルを作成します。

CALL HULFT/UTLGTFEXTD PARM('I=SI')

展開ファイルの確認

展開ファイルの内容を標準出力にて確認します。

CALL HULFT/UTLGTFEXTD PARM('O=SI')

HULFTへの組み込み

外字テーブルをHULFTへ組み込みます。

システム動作環境設定の外字テーブル使用(GAIJIFILE)を“1”または“2”に設定し、HULFTの再起動を行ってください。システム動作環境設定については、「システム動作環境の設定について」を参照してください。