集信管理情報
オブジェクトストレージにオブジェクトをアップロードするには、集信管理情報で以下の設定を行ってください。
ファイル名(FILENAME)
集信ファイルをオブジェクトストレージにアップロードする場合、アップロード先のオブジェクトストレージに合わせて集信管理情報のファイル名に以下のようなパスを指定してください。
HULFT クラウドストレージオプション
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HULFT クラウドストレージオプション
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gs://バケット名/オブジェクト名 |
gs://バケット名/オブジェクト名 |
集信ストレージ管理情報IDについての詳細は、「集信ストレージ管理情報の設定」を参照してください。
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パス名の最初の“gs://”の部分は、Google Cloud Storageに対応した固定文字列です。必ず小文字で指定してください。
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ファイル名は、オブジェクトストレージのバケット名、コンテナ名、またはオブジェクト名として使用されます。
オブジェクトストレージ側の仕様として、バケット名またはコンテナ名にはマルチバイト文字を指定できません。
HULFT クラウドストレージオプション Ver.8.5.0以降の場合、集信管理情報の集信ファイル名を動的に変更することができます。
配信ファイル名 |
集信ファイル名(Windows) |
||
---|---|---|---|
$SNDPATH$SNDFILE |
$SNDFILE |
gs://bucket2/$SNDFILE |
|
gs://bucket/hulft |
/hulft |
hulft |
gs://bucket2/hulft |
gs://bucket/hulft/cloud |
/hulft/cloud |
cloud |
gs://bucket2/cloud |
gs://bucket/hulft/cloud/op |
/hulft/cloud/op |
op |
gs://bucket2/op |
集信ファイル名に$SNDPATH$SNDFILEを指定すると、上記のように"/"からはじまるフォルダー名となります。このため、HULFT転送となります。
また、$SNDPATHの前には文字列の指定ができません。このため、配信ファイル名を使用してファイルをオブジェクトストレージにアップロードする場合は、プレフィックスの後に$SNDFILEを含めた文字列を指定してください。
登録モード(TRANSMODE)
“N(新規作成)”または“R(置き換え)”を指定してください。
異常時の処置(ABNORMAL)
“R(復元)”を指定してください。
集信形態(RCVTYPE)
“S(単一集信)”を指定してください。
世代管理(GENCTL)
“N(しない)”を指定してください。
上記以外の項目は、「オブジェクトストレージにアップロードするときのHULFTの機能制限」を確認のうえ、運用に合わせて設定してください。