アップデート手順
アップデートについて説明します。
事前準備
HULFT10 for Container Platformのアップデートにあたって、事前に確認しておく情報があります。
キーの再発行
アップデート(リビジョンアップ、またはレベルアップ)にはプロダクトキーの再発行が必要です。
キーの発行の詳細は、「製品の購入およびキーの発行」を参照してください。
アップデートに必要な情報の確認
Operatorの更新に必要な情報を、アップデート作業の前に取得しておきます。
アップデート作業の流れは以下のとおりです。
データベースのバックアップを作成
アップデートが失敗した場合にデータベースをロールバックできるように、アップデートする前にデータベースのバックアップを作成してください。
Operatorの更新
Operatorの更新で環境をアップデートする手順の概要は以下のとおりです。
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HULFTが起動しているプロジェクトに移動
HULFTが起動しているプロジェクトに移動するには、以下のコマンドを実行します。
oc project <HULFTが起動しているプロジェクトの名前>
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転送コンテナの停止
転送コンテナを停止するには、以下のコマンドを実行します。
oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-transfer --replicas=0
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管理コンテナの停止
管理コンテナを停止するには、以下のコマンドを実行します。
oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-control --replicas=0
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Operatorの更新
Red Hat OpenShiftのWebコンソールからOperatorを更新します。
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管理者権限を持つユーザーでOpenShiftのWebコンソールにログインします。
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Webコンソールの表示を管理者向け表示に切り替えます。
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WebコンソールのメニューからOperator-インストール済みのOperator-HULFT10 for Container Platform-Subscriptionを選択します。
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Subscriptionの詳細-アップグレードのステータス-利用可能なアップグレードを選択します。
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InstallPlanのプレビューを選択し、承認をクリックします。
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キーの更新
再発行したキーでシークレット情報を更新します。
詳細は、「事前準備」の「シークレット情報の定義(必須)」を参照してください。
適用に成功すると以下が表示されます。
secret/hulft-license-secret configured
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管理コンテナの起動
管理コンテナを起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-control --replicas=1
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転送コンテナの起動
転送コンテナを起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-transfer --replicas=1