アップデート手順

アップデートについて説明します。

事前準備

HULFT10 for Container Platformのアップデートにあたって、事前に確認しておく情報があります。

キーの再発行

アップデート(リビジョンアップ、またはレベルアップ)にはプロダクトキーの再発行が必要です。

キーの発行の詳細は、「製品の購入およびキーの発行」を参照してください。

アップデートに必要な情報の確認

Operatorの更新に必要な情報を、アップデート作業の前に取得しておきます。

アップデート作業の流れは以下のとおりです。

データベースのバックアップを作成

アップデートが失敗した場合にデータベースをロールバックできるように、アップデートする前にデータベースのバックアップを作成してください。

Operatorの更新

Operatorの更新で環境をアップデートする手順の概要は以下のとおりです。

  1. HULFTが起動しているプロジェクトに移動

    HULFTが起動しているプロジェクトに移動するには、以下のコマンドを実行します。

    oc project <HULFTが起動しているプロジェクトの名前>

  2. 転送コンテナの停止

    転送コンテナを停止するには、以下のコマンドを実行します。

    oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-transfer --replicas=0

  3. 管理コンテナの停止

    管理コンテナを停止するには、以下のコマンドを実行します。

    oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-control --replicas=0

  4. Operatorの更新

    Red Hat OpenShiftのWebコンソールからOperatorを更新します。

    1. 管理者権限を持つユーザーでOpenShiftのWebコンソールにログインします。

    2. Webコンソールの表示を管理者向け表示に切り替えます。

    3. WebコンソールのメニューからOperator-インストール済みのOperator-HULFT10 for Container Platform-Subscriptionを選択します。

    4. Subscriptionの詳細-アップグレードのステータス-利用可能なアップグレードを選択します。

    5. InstallPlanのプレビューを選択し、承認をクリックします。

  5. キーの更新

    再発行したキーでシークレット情報を更新します。

    詳細は、「事前準備」の「シークレット情報の定義(必須)」を参照してください。

    適用に成功すると以下が表示されます。

    secret/hulft-license-secret configured

  6. 管理コンテナの起動

    管理コンテナを起動するには、以下のコマンドを実行します。

    oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-control --replicas=1

  7. 転送コンテナの起動

    転送コンテナを起動するには、以下のコマンドを実行します。

    oc scale deployment hulft-<Hulftリソースに指定したspec.resourceIdentifier>-transfer --replicas=1