動作状態の確認方法(UNIX/Linux)

サーバのOSがUNIXまたはLinuxの場合に、システムの動作状況を確認するための方法について説明します。

(1) コマンドによる確認

HULFT-HUB Serverの動作状態は、UNIXのプロセス状態表示コマンド「ps」を使用し、デーモン(「表1.3 常駐プロセス一覧」参照)の動作状態を確認してください。

詳細は、お手持ちのUNIXマニュアルを参照してください。

 

〔コマンド例〕

% ps -ef | grep -e hub -e jf | grep -v grep

root  9850     1  0 09:53:38 ?         0:00 hubmaind

root  9849  9850  0 09:53:38 ?         0:00 hubpxyd -u 17 -i 21

root  9856  9849  0 09:53:38 ?         0:00 hubrlyd -u 22 -i 18(※)

root  9860  9849  0 09:53:38 ?         0:00 hubmctd -u 34 -i 31(※)

root  9861  9849  0 09:53:38 ?         0:00 hubmgrd -u 31 -w 23 -r 28

root  9862  9849  0 09:53:38 ?         0:00 hubsndd -u 26 -i 24(※)

root  9863  9849  0 09:53:38 ?         0:00 jfexecd -u 28 -i 26(※)

※:HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENTの場合にのみ該当します。

= 備考 =

コマンドの投入タイミングにより、上記以外のプロセスが動作している場合があります(「表1.4 定期起動プロセス一覧」「表1.5 要求起動プロセス一覧」「HULFT-HUB Serverのユーティリティ」参照)。

(2) トレースログによる確認

HULFT-HUB Serverでは、トレースログに実行履歴を蓄積します。

トレースログは、格納場所(ファイル名)をシステム動作環境設定やプログラムの起動パラメータで指定し、「取得時刻」や「プログラム名」をはじめとしたヘッダ情報およびメッセージがCSV形式で出力されます。

トレースの取得項目については「トレースログのフォーマットと項目説明」を、メッセージについては「メッセージ一覧」を参照してください。

注意

トレースファイルは、追記型ファイルであるため、システムの稼動時間に応じてサイズが拡大します。ディスク不足を防止するため、システム動作環境設定で下記項目を指定してください。

  • トレースファイル最大サイズ(TraceMaxSize)
  • トレース取得モード(TraceMode)