XML構造
[XML構造]では、フォーマットと対応するXML構造がツリー形式で表示されます。
ツリー
ID の情報がツリー構造で表示されます。フォーマットの場合はIDノード、項目名ノードの順に親子構造で表示されます。マルチフォーマットの場合はIDノード、キーノード、項目名ノードの順に親子構造で表示されます。IDノードは指定されたIDを示すノードです。キーノードはそのIDが持つキー値を示すノードです。
出力するXMLファイルをツリー構造で表示します。ノードの追加、削除などができます。また、項目名ツリーのどの項目をXMLファイルのどこに出力するかのマッピングを行えます。
ノードの最大数は1000+項目名ツリーのIDノード数+項目名ツリーのキーノード数です。ノードの最大深度は10階層までです。初期状態ではルートノードとして、“rootnode”が追加されます。項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、それに加えてキーノードが初期状態で追加されます。
[クリア]ボタン
XMLツリーを初期状態にクリアします。既にツリーが作成されていた場合、すべて消去されます。
関係線が引かれていた場合も、すべて解除されます。
キー情報
キーに関する情報を表示します。
マルチフォーマットIDを項目名ツリーに反映した時のみ有効です。
項目名ツリーで選択されたノードが持つキー値が表示されます。キー値がデフォルト(__DEFAULT)である場合は、何も表示されません。キー値がデフォルトである場合の詳細は、HULFT-HUB 管理情報リファレンスの各機種に対応したトピックを参照してください。
項目名ツリーで選択されたノードが所属するフォーマットIDが表示されます。
項目情報
項目名ツリーで選択しているフォーマット項目の情報を表示します。
項目名ツリーで選択されたノードが持つ開始位置が表示されます。開始位置が自動計算になっている場合、“AUTO”が表示されます。
項目名ツリーで選択されたノードが持つバイト数が表示されます。
項目名ツリーで選択されたノードが持つ小数部桁数が表示されます。
項目名ツリーで選択されたノードが持つ項目タイプが表示されます。
ノード情報タブ
XMLのノードに関する情報を設定します。
XMLツリーで選択されたノードが持つノード名が表示されます。100バイト以内で指定します。
ノード名には、以下の文字が使用できます。
<表>ノード名に使用できる文字
文字 | 使用制限 |
---|---|
- (ハイフン) | 2文字目以降で使用できます。 |
: (コロン) | 2文字目以降で、1回だけ使用できます。 |
_ (アンダースコア) | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
英数字 | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
XMLツリーで選択されたノードが持つ値が表示されます。9999バイト以内で指定します。指定できる内容は、フォーマット項目名、固定値、日付変換項目です。
• | フォーマット項目名 | : | フォーマット情報で指定された項目名。“フォーマットID名.項目名”の形式で記述します。 |
• | 固定値 | : | XMLデータに固定で出力する値。ダブルクォーテーションで囲んで記述します。 |
• | 日付変換項目 | : | 特定の日付を表す値。詳細はXMLツリー構造設定時の留意点の「日付変換項目について」を参照してください。 |
「'(シングルクォーテーション)」「<(小なり)」「>(大なり)」「,(カンマ)」の4種類の記号は使用できません。
固定値とフォーマット項目、固定値と日付変換項目を同じ値に連続指定できます。その際は、各項目を1バイトのスペースで区切って記述してください。
フォーマット項目名と日付変換項目を同じ値に連続指定することはできません。
フォーマット項目名が項目名だけで記述された場合、適用後に自動的にフォーマットIDが付加されます。
フォーマット項目名 | 固定値 | 日付変更項目 | |
---|---|---|---|
フォーマット項目名 | × | ○ | × |
固定値 | ○ | × | ○ |
日付変更項目 | × | ○ | ○ |
【凡例】
○: 組み合わせ可能
×: 組み合わせ不可
属性情報タブ
属性に関する情報を設定します。
XMLツリーで選択されたノードが持つ属性名が表示されます。100バイト以内で指定します。属性名と対応する属性値を最大5組まで記述できます。
指定できる内容は固定値のみです。指定した内容がそのまま出力されますので、ダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
属性名には、以下の文字が使用できます。
<表>属性名に使用できる文字
文字 | 使用制限 |
---|---|
- (ハイフン) . (ドット) |
2文字目以降で使用できます。 |
: (コロン) | 2文字目以降で、1回だけ使用できます。 |
_ (アンダースコア) | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
英数字 | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
属性名を指定した場合、対応する属性値を省略することはできません。
XMLツリーで選択されたノードが持つ属性値が表示されます。9999バイト以内で指定します。指定できる内容は、フォーマット項目名、固定値、日付変換項目です。
• | フォーマット項目名 | : | フォーマット情報で指定された項目名。“フォーマットID名.項目名”の形式で記述します。 |
• | 固定値 | : | 変換せず、XMLデータに固定で出力する値。ダブルクォーテーションで囲んで記述します。 |
• | 日付変換項目 | : | 特定の日付を表す値。詳細はXMLツリー構造設定時の留意点の「日付変換項目について」を参照してください。 |
「'(シングルクォーテーション)」「<(小なり)」「>(大なり)」「,(カンマ)」の4種類の記号は使用できません。
固定値とフォーマット項目、固定値と日付変換項目を同じ属性値に連続指定できます。その際は、各項目を1バイトのスペースで区切って記述してください。
フォーマット項目名と日付変換項目を同じ属性値に連続指定することはできません。属性値を指定した場合、対応する属性名を省略することはできません。
フォーマット項目名が項目名だけで記述された場合、適用後に自動的にフォーマットIDが付加されます。値の組み合わせは、表「値の組み合わせ」を参照してください。
名前空間情報タブ
名前空間に関する情報を設定します。
XMLツリーで選択されたノードが持つプレフィックスが表示されます。100バイト以内で指定します。プレフィックスと対応するURIを最大5組まで記述できます。
指定できる内容は固定値のみです。指定した内容がそのまま出力されますので、ダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
プレフィックスには、以下の文字が使用できます。
<表>プレフィックスに使用できる文字の制限
文字 | 使用制限 |
---|---|
- (ハイフン) . (ドット) |
2文字目以降で使用できます。 |
_ (アンダースコア) | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
英数字 | 制限はありません。1文字目にも使用できます。 |
プレフィックスを省略し、対応するURIが記述されている場合は、デフォルト名前空間として出力されますが、2つ以上プレフィックスを省略することはできません。
XMLツリーで選択されたノードが持つURIが表示されます。100バイト以内で指定します。指定できる内容は固定値のみです。
指定した内容がそのまま出力されますので、ダブルクォーテーションで囲む必要はありません。
「"(ダブルクォーテーション)」「'(シングルクォーテーション)」「<(小なり)」「>(大なり)」「,(カンマ)」の5種類の記号は使用できません。URIを省略し、対応するプレフィックスのみが指定されている場合、名前空間はなし("")で出力されます。
ボタン
1. [削除]ボタン
属性情報タブ上にある[削除]ボタンをクリックすると、選択されている属性が1行削除されます。
名前空間情報タブ上にある[削除]ボタンをクリックすると、選択されている名前空間が1行削除されます。
XMLツリーで、変更したノードの内容を確定します。
選択したノードの内容を変更した場合にクリックできるようになります。内容を確定するか、キャンセルして元に戻すまでは、他のノードの変更はできません。
XMLツリーで、変更したノードの内容をキャンセルします。
それまで変更したノード情報、属性情報、名前空間情報はすべて破棄され、変更前に戻ります。
マウス操作
マウス操作について説明します。
項目名ツリーのラベル上でマウスの左ボタンを押し、そのままXMLツリーまでドラッグしてXMLツリーのラベル上でボタンを離すと、関係線を引けます。
XMLツリーのノードの値には、フォーマット項目名が指定されます。
既に関係線が引かれているノードに対してはもうひとつ関係線を引くことはできません。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、キー値の異なるノードへ関係線を引くことはできません。XMLツリー側のルートノードに対してこの操作は行えません。
項目名ツリーのアイコン上でマウスの左ボタンを押し、そのままXMLツリーまでドラッグしてXMLツリーのアイコン上でボタンを離すと、項目名ツリーノードをそのままコピーできます。
ボタンを離したノードの子ノードとして追加されます。ノード名はコピー元のノード名と同じ名前になります。値には、フォーマット項目名が指定され、関係線が引かれます。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、キー値の異なるノードへコピーすることはできません。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、XMLツリー側のルートノードに対してこの操作は行えません。
XMLツリーのアイコン上でマウスの左ボタンを押し、そのままXMLツリーの別のアイコン上でボタンを離すと、ノードを移動できます。離したノードの子階層として移動します。
移動元のノードに子階層があれば、子階層もそのまま移動します。
移動元のノードに関係線が引かれていた場合、関係線は引き継がれます。
項目名ツリーがフォーマットの場合、移動元にルートノードは選べません。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、キー値の異なるノードへ移動することはできません。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、移動元にも移動先にもルートノードは選べません。
項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、移動元にキーノードは選べません。
コンテキストメニューとして、切り取り、コピー、貼り付け、挿入、削除、全展開、1レベル展開、全縮小、1レベル縮小、編集が表示されます。
切り取り
選択しているノードを切り取ります。ノードが子階層を持つ場合、まとめて切り取ります。ルートノードに対してこの操作は行えません。キーノードに対してこの操作は行えません。
コピー
選択しているノードをコピーします。ノードが子階層を持つ場合、まとめてコピーされます。ルートノードに対してこの操作は行えません。キーノードに対してこの操作は行えません。
貼り付け
コピーあるいは切り取られたノードを貼り付けます。切り取り元が貼り付け先の親にあたる場合は、貼り付けられません。ノードが最大数を超えてしまう時は、貼り付けられません。ノードが最大深度を超えてしまう時は、貼り付けできません。また、項目名ツリーがマルチフォーマットの場合、キー値の異なるノードへ貼り付けることはできません。項目名がマルチフォーマットの場合、ルートノードに貼り付けることはできません。
挿入
選択しているノードの前後に兄弟ノードを挿入することができます。また選択しているノードに対して子ノードを追加することができます。
- ノードが最大数を超えてしまう時は、いかなるノードの挿入もできません。
- ルートノードに対して兄弟ノードの挿入は行えません。
- キーノード(マルチフォーマット情報を使用したXML変換情報)に対しても兄弟ノードの挿入は行えません。
削除
選択しているノードを削除します。
全展開
ツリー上のすべてのノードが展開されます。
1レベル展開
ツリー上の1レベルのノードが展開されます。
全縮小
ツリー上のすべてのノードが縮小されます。
1レベル縮小
ツリー上の1レベルのノードが縮小されます。
編集
ノード名を変更するダイアログが表示されます。
コンテキストメニューとして、ノードに引く関係線を削除、ノード内の関係線を全て削除、ノードに引く関係線をハイライトで表示が表示されます。
ノードに引く関係線を削除
ノードに引く関係線を削除します。
ノード内の関係線を全て削除
ノード内の関係線を全て削除します。
ノードに引く関係線をハイライトで表示
ノードに引く関係線をハイライトで表示します。
コンテキストメニューとして、関係線を削除と線端の形状が表示されます。
関係線を削除
選択されている関係線を削除します。
線端の形状
線端の形状を設定します。
矢印、白丸、黒丸、なしから選択できます。
レイヤーで右クリック
コンテキストメニューとして、同時にスクロール、自動マッピングと線端の形状が表示されます。
同時にスクロール
項目名ツリーとXMLツリーの間で右クリックした時のコンテキストメニュー。
「同時にスクロール」をチェックし、項目名ツリーまたはXMLツリーのスクロールを移動させると、項目名ツリー、XMLツリーとも両方同時にスクロールするようになります。
自動マッピング
項目名ツリーとXMLツリーの間で右クリックした時のコンテキストメニュー。
同じ名前のノードを線を引く
左ツリー側と右ツリー側の同じ名前のノードが連結されます。ただし、同じ名前が複数あった場合は初めに見つかった方のみ連結されます。
類似した名前のノードを線を引く
100%、80%、60%、40%
ノードの名前の類似度合を1つ選択すると、左ツリーと右ツリーの類似した名前のノードは類似度合により連結されます。
自動マッピング設定
自動マッピング設定ダイアログが表示されます。
画面に項目をチェックした後で、[OK]ボタンをクリックしてください。設定に従って左ツリーと右ツリーの類似した名前のノードが連結されます。
詳細は、後述の自動マッピング設定の操作方法を参照してください。
線端の形状
関係線で右クリックした時のコンテキストメニュー。
関係線の両端の形状を以下から選択します。
- 黒丸
- 白丸
- 矢印
- なし
初期値は矢印です。
マッピングパネルで関係線を一本または複数選択し、コンテキストメニューの[線端の形状][黒丸]をクリックすると、選択した関係線の両端の形状が黒丸に変更されます。また、それ以降に引かれた関係線の両端の形状も黒丸になります。
自動マッピング設定の操作
自動マッピング設定ダイアログの使用方法について説明します。
無視する文字、記号
項目ツリーとXMLツリーのノード名を比較する際に無視する文字を指定します。
(例1)「大文字/小文字[A/a]」をチェックすると、“NAME”と“name”は同じとみなされます。
(例2)「マイナス[-]」をチェックすると、“NODE-1”と“NODE1”は同じとみなされます。
文字列の検索方法
ノード名の検索方法を指定します。
マッピング方式
この項目以降に順番にマッピングする | : | 項目名ツリー内もしくはXMLツリー内で、選択されたノード以降の項目について順番にマッピングする。 |
項目名が同じものをマッピングする | : | 項目名ツリーとXMLツリーで名前が同じノードをマッピングする。 |
(例)
-
項目ツリーのノード“NOD02”を選択してください。
- 項目名ツリーとXMLツリーの間のコンテキストメニューの[自動マッピング]
[類似した名前のノードを線を引く]
[自動マッピング設定]をクリックすると、自動マッピング設定ダイアログが表示されます。自動マッピング設定ダイアログの[マッピング方式]の[この項目以降に順番にマッピングする]をチェックしてください。
-
以下の画面のようにマッピングされます。