経路情報

HULFT-HUB Server同士やHULFT-HUB Serverとクライアントの間で通信を行うために必要な経路情報を登録します。

経路情報の設定は、管理画面のサーバのシステム動作環境設定の[経路設定]で行います。[経路設定]では、隣接するHULFT-HUB Serverのネットワークを設定します。

【注意】 [経路設定]は、隣接サーバと接続線で結ばれている(サーバ間接続をしている)HULFT-HUB Serverにのみ表示されます。

項目一覧

<表>経路管理情報項目一覧

No.   項目名 初期値 設定値 指定 備考
  サーバルーティング情報
A1   ネットワークアドレス   数字 *1 必須  
A2 優先度   1~256 必須  
A3 サーバ   *2 必須  
A4 デフォルトサーバ   *2 任意  
*1: ネットワークアドレスとネットワークマスクを指定
*2: 画面で設定する場合、設定値は画面上の選択肢から選択
【凡例】  
初期値 画面上で管理情報を新規作成した際に項目に設定されている値
指定 画面上で管理情報を更新する際の指定の要否

各項目の説明

サーバルーティング情報

HULFT-HUB Server同士の通信やHULFT-HUB Serverとクライアントの間の通信を行うときに、他のサーバやクライアントから受信したパケットを中継させるサーバを決定するために使用するルーティングテーブルです。

(A1)ネットワークアドレス

隣接するHULFT-HUB Serverが設置されているネットワークのネットワークアドレスとネットマスク

“ネットワークアドレス/ネットマスク”の形式で指定します。(記述例:192.168.10.0/24)

ネットワークアドレスは、32ビットをそれぞれ8ビットずつ4分割し、1つ1つの値を10進数で指定します。さらに4つの数値の境目をピリオド(.)で区切ってください。各値が3桁に満たない場合、前に0を付加しないでください。

(記述例:192.168.10.0)

ネットマスクは、IPアドレスのうち、ネットワークアドレスとして使用するビット数を、“1”から“32”の数字で指定します。

(記述例:IPアドレス=192.168.10.100のうち、「192.168.10」までをネットワークアドレスとして使用する場合、ネットマスクは、「24」となります)

(A2)優先度

経路を決定するための優先度

隣接サーバとの間でネットワーク障害が発生したり、隣接サーバの停止等により、最優先の経路でファイル転送を行えなかった場合、優先度の順に、通信経路を自動的に切り替えてファイル転送を行います。

【注意】  
別経路への自動切替は、隣接するサーバに対してのみ有効です。
別経路への自動切替には、優先度の他に、ソケット接続失敗時のリトライに関する設定が必要です。サーバのシステム動作環境設定で「ソケット接続リトライ回数」および「ソケット接続リトライ待ち時間」を設定してください。

(A3)サーバ

隣接サーバのホスト名

隣接サーバのホスト名を一覧から選択します。

(A4)デフォルトサーバ

サーバルーティング情報から該当する経路が見つからなかった場合に、転送先とするサーバのホスト名

サーバのホスト名を一覧から選択します。