クライアント登録(新規登録)ダイアログ
クライアント登録ダイアログの項目をグループ別に説明します。
ネットワーク環境
<表>設定項目の説明
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 制限2 | 指定 |
---|---|---|---|---|---|
ホスト名 | 登録するHULFTに設定されている自ホスト名を指定してください(大文字小文字を含めて同一のホスト名を指定してください)。*1 | 英数字と 一部の記号 *2 | “ホスト名.ドメイン名”の合計バイト数が44バイト以内 | ネットワーク内でユニークな名前 | 必須 |
ドメイン名 | 所属するドメインを選択します。*1 | 英数字 | “ホスト名.ドメイン名”の合計バイト数が44バイト以内 | 所属ドメイン名 | 任意 |
サービス名 | 同一ホスト内に登録するHULFT以外のHULFTまたはHULFT-HUB Serverが起動している場合の識別に使用します。同一ホスト内で起動しているのが登録するHULFTだけの場合は設定不要です。 *3 | “:”、“/” 以外の英数字 | 100バイト以内 | ホスト内でユニークな名前 | 任意 |
製品種別 | クライアントの製品の種類を選択します。「<表>クライアントの種類と対応する製品種別」を参考にして設定してください。 | ― |
HULFT8 HULFT7 HULFT6 HULFT5 HULFT-SAN Ver.6 HULFT-SAN(F)/plus Ver.5 HULFT4以下 HULFT-BB Client Ver.6 HULFT-PPP Client Ver.5 |
― | 必須 |
ホスト種 | ホスト種を選択します。 | ― | 製品種別と連動 | ― | 必須 |
*1: | 登録後は、画面上に「ホスト名.ドメイン名」で、ホスト名として表示されます。たとえば、「ホスト名」が“HOST2006”、ドメイン名が“saison.co.jp”のクライアントは、“HOST2006.saison.co.jp”というホスト名になります。 |
*2: | 「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」のみ指定可能です。 |
*3: | サービス名によって同一ホスト内のHULFTまたはHULFT-HUB Serverを識別できるのは、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の「HUB経由転送における通知ホスト名」が“ポート番号付きの形式”に設定されている場合です。“管理対象のみポート番号付きの形式”または“ポート番号無しの形式”に設定されている場合は、同一ホスト内に複数のHULFTまたはHULFT-HUB Serverを共存させないでください。 |
【注意】 | |
• | 登録完了後は、これらの項目を変更できません。 |
• | 「製品種別」の設定値により、「ホスト種」の選択肢が変わります。「ホスト種」で適切な選択肢がないときは、「製品種別」を確認してください。 |
【備考】 | ホスト名が44バイト以内の根拠 |
44バイト=L1(50バイト)-L2(6バイト) | |
L1:サポートしているクライアントの中でホスト名の長さが最も短い機種(Mainframe)のホスト名の上限です。 | |
L2:HULFT-HUB経由のファイル転送で、ホスト名をポート番号付きの形式で扱う場合に付加する情報です。“_”(1バイト)とクライアントの集信ポートNo.(5バイト)の6バイトから構成されます。 |
クライアントの種類 | 選択する製品種別 | 選択するホスト種 |
---|---|---|
HULFT8 for zOS | HULFT8 | Mainframe |
HULFT8 for MSP | ||
HULFT8 for XSP | ||
HULFT8 for UNIX/Linux | UNIX | |
HULFT8 for IBMi | AS/400 | |
HULFT8 for Windows | WindowsNT | |
HULFT7 for zOS | HULFT7 | Mainframe |
HULFT7 for MSP | ||
HULFT7 for XSP | ||
HULFT7 for UNIX/Linux | UNIX | |
HULFT7 for i5OS | AS/400 | |
HULFT7 for Windows | WindowsNT | |
HULFT for Mainframe Ver.6 | HULFT6 | Mainframe |
HULFT for UNIX/Linux Ver.6 | UNIX | |
HULFT for OS400 Ver.6 | AS/400 | |
HULFT for Windows Ver.6 | WindowsNT | |
HULFT-SAN for Mainframe Ver.6 | HULFT-SAN Ver.6 | Mainframe |
HULFT-SAN for UNIX/Linux Ver.6 | UNIX | |
HULFT-SAN for Windows Ver.6 | WindowsNT | |
HULFT for Mainframe Ver.5 | HULFT5 | Mainframe |
HULFT for UNIX Ver.5 | UNIX | |
HULFT for AS/400 Ver.5 | AS/400 | |
HULFT for WindowsNT Ver.5 | WindowsNT | |
HULFT for Windows Ver.5 | Windows | |
HULFT-SAN(H) | HULFT-SAN(F)/plus Ver.5 | Mainframe, UNIX, WindowsNT |
HULFT-SAN(F) | ||
HULFT-SAN plus | ||
HULFT for Mainframe Ver.4以下 | HULFT4以下 | Mainframe |
HULFT for UNIX Ver.4以下 | UNIX | |
HULFT for AS/400 Ver.4以下 | AS/400 | |
HULFT for Windows Ver.4以下 | Windows | |
HULFT for K | FujitsuK | |
HULFT BB Client Ver.6 | HULFT-BB Client Ver.6 | WindowsNT, Windows |
HULFT PPP Client Ver.6 | ||
HULFT PPP Client Ver.5 | HULFT-PPP Client Ver.5 | WindowsNT, Windows |
クライアントに対して行う動作
<表>設定項目の説明
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 指定 |
---|---|---|---|---|
管理対象外 |
チェックしておくと、管理対象外クライアントとして登録します。管理対象外クライアントは構成図にアイコンは表示されますが、HULFT-HUB Managerから管理しません。 ・中継あり:HUBを経由した転送が可能 ・中継なし:直接転送のみ可能 |
― | *1 | 必須 |
HUB転送に切り替える | チェックしておくと、クライアント登録時に、そのクライアントに対して経路一括変更を実行します。 | ― | *2 | 必須 |
ユーザの通知 |
HULFT-HUB Managerのアカウント情報をクライアントに通知するかを選択します。 クライアントの操作ログにおいて、「ユーザID(管理画面)」にはHULFT-HUB Serverへのログインアカウント、「ユーザID(OS)」にはHULFT-HUB ManagerのOSのユーザIDがそれぞれ保存されます。 |
― | *3 | 必須 |
高強度暗号強制モード | チェックしておくと、クライアント登録時に収容クライアント情報の「高強度暗号強制モード」に“有効”を設定します。 | ― | *4 | 必須 |
集信多重度オーバ時のサーバリトライ |
チェックしておくと、集信側クライアントの集信処理が最大多重度に達しているとき、一定時間待ってから、転送しなおします。 HULFT-HUB Server経由で転送した場合に有効です。 |
― | *2 | 必須 |
*1: | クライアント追加・削除権限が設定されていないユーザは、チェックボックスをオフにすることはできません。また登録完了後は、この項目を変更できません。 |
管理元サーバがHULFT-HUB Server Ver.3未満の場合、管理対象外クライアントは登録できないため、項目自体が表示されません。 | |
*2: | [管理対象外]チェックボックスをオンにすると、[HUB転送に切り替える]チェックボックス、[集信多重度オーバ時のサーバリトライ]チェックボックスがオフになり、さらにグレーアウトされます。 |
*3: | 構成図にサーバを追加しただけで、ログインサーバと接続していない「未ログイン”サーバ」でもサーバシステム動作設定パネルの「通知設定」は更新することができます。この時対象サーバの「通知設定」の更新権限チェックは行いません。 |
*4: | 管理対象外クライアントの場合、「高強度暗号強制モード」の設定値を取得できないため、以下の条件を満たすクライアントを登録する場合は、そのクライアントの「高強度暗号強制モード」と同じ値を設定する必要があります。 |
・「製品種別」が“HULFT8” | |
・「管理対象外」をチェック | |
・「中継あり」をチェック | |
この項目は管理元サーバがHULFT-HUB Server Ver.3.9以降の場合に表示されます。 |
【備考】 | 「製品種別」が“HULFT4以下”の場合、[管理対象外]チェックボックスがオンになり、グレーアウトされます。 |
その他
<表>設定項目の説明
*1: | 管理元サーバがHULFT-HUB Server-ENT Ver.3.5未満の場合は、項目が表示されません。 |
「管理対象外」と「中継なし」がチェックされている場合は入力できません。 | |
*2: | 「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」のみ指定可能です。 |
*3: | クライアントでパスワードチェックを設定していないときは、必要ありません。 |
パスワードチェックについては、クライアントの「アドミニストレーション・マニュアル」を参照してください。 | |
*4: | 「管理対象外」チェックボックスがオンの場合、入力できません。 |
【注意】 | 以下の項目は、クライアントのシステム動作環境設定の値と同じ値を設定してください。異なる値が設定されていると、クライアント接続に失敗する可能性があります。 |
クライアント登録(新規登録)ダイアログの項目 | クライアントのシステム動作環境設定の項目 | |
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Ver.8.1未満 | Ver.8.1以降 | |
JIS年度 | JIS年度 *1 | 日本語規格 *2 |
漢字コード種 | 漢字コード種 *3 | 転送コードセット |
集信ポートNo. | 集信ポートNo. | 集信ポートNo. |
要求受付ポートNo. | 要求受付ポートNo. | 要求受付ポートNo. |
*1: | JIS年度が固定の機種では、システム動作環境設定に該当する項目がありません。その場合はシステムに合わせて指定してください。 |
*2: | JIS年度が固定の機種では、システム動作環境設定に該当する項目がありません。その場合はシステムに合わせて指定してください。 |
また、クライアントの「転送コードセット」に日本語以外のコードセットが指定されている場合、このクライアント登録(新規登録)ダイアログの「JIS年度」に指定した値は使用されません。 | |
*3: | 漢字コード種が固定の機種では、システム動作環境設定に該当する項目がありません。その場合はシステムの自機種コードを指定してください。 |
【備考】 | 「通知ホスト名」を指定した場合の動作については、「HULFT-HUB マニュアル」を参照してください。 |